異世界お料理探訪譚~魔獣引き連れて失礼します~

みなと劉

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23 ロックバードの卵と料理に翻弄され更なるレシピを求める

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数日前、俺は数人にエッチな行為やら色々な奴らから強姦されまくっていた

が、最近は
特にそういうこともなく
ギルドの仕事をこなしていた
今日のギルドでの依頼は
『ロックバードの卵の調達』
ロックバード図鑑によると、ロックバードとは 体長1m程の大きな鳥である
普段は岩場に住み餌を取る為に飛び立つ その際のスピードはかなり早くかなりの高所まで飛び上がるという
また、その翼には風魔法が付与されており 空を飛ぶ際に補助の役割をしているらしい
なるほどなと頷く。

今回のは依頼は
俺、オルトロス、フューリーでこなすことにした
「久しぶりにご主人様とのクエスト攻略ですね」
「きゅい!」
フューリーはそうだねと言ってるんだろうな
ロックバードの巣辺りに到着し
全員警戒しながら
ロックバードの卵を探す

すると、あった
ロックバードの卵だ
ロックバードの卵図鑑に書いてある通り かなり大きい
俺はそれを採取して持ち帰る
巣の中に他の卵があるかもしれないと思い 探してみると
まだ、いくつか残っていた 俺はそれも回収する 帰り道の途中、フューリーのお腹が鳴る
そういえば昼飯がまだだったことを思い出す
クエストでの完了個数は二個
今回での捜索で手に入った
ロックバードの卵は全部は六個なので
四個は使えるのだ
ロックバードの卵料理レシピ図鑑によるも
ふむふむ、、オムレツ、、か 俺はそれを作ることにする 材料はロックバードの卵四個に
小麦粉、バター、牛乳、塩コショウだ まずは、フライパンに油を引いて熱する 
そこに卵を割って入れて焼いてみる
ジュワーっと音が鳴る
いい感じに焼けたみたいだ 皿に移して完成だ。
俺は早速食べようとすると
後ろから声をかけられた
「あの!」
振り向くとそこには金髪の髪をした美少女がいた
身長は低く幼さが残る顔立ちだ
服装は黒を基調とした服に身を包んでいる
首元には赤いリボンが結ばれている
頭からは角のような物が見える
「君は?」
名前は『しろちゃん』というらしい
ん?『しろちゃん』?
まさか『くろちゃん』の妹さんとかかな?
俺は少し疑問を抱きながら話を聞く どうやら彼女はこの辺に住んでいるらしく
最近、お姉さんの様子がおかしいらしい そこで俺達に相談したいということだった
俺は彼女の案内のもと その場所へと向かっていた
あれ?ここは
この屋敷は、『くろちゃん』の屋敷!
俺は驚いてしまった
確かに前に来た時よりも荒れていた
「え?ここが『姉さん』の屋敷なの?
少し前に来たときはもっと手入れされていた筈なのになんで」
それにしても凄いな
こんなにも広い庭なのに草木が生い茂り 手入れが全くされていない状態になっている
前の時は、少なくてもメイドが手入れをしていた筈だ
おかしいぞと思い
俺は中に入っていく
俺達は驚きの光景を見たそれは、一人の少女が倒れていた
「『くろちゃん』!?」
「姉さん!」
近寄る
意識はあったので
呼吸を落ち着かせる魔法を使用した
そして、事情を聞いた
やはり『くろちゃん』の妹さんのようだった
『くろちゃん』はたしか
体が弱く
医者(ミカエル)の話では来年まで持つかどうかと言われていた
「姉さんは助かるの?」
「いまはなんとも言えないが行ってみたいことはある」
「なにをするの?」
「彼女を俺の『眷属』にするもしかすると病気の部分だけでもなんとかなるかもしれないからな」
俺はグングニールとエクスカリバーを両手に持ち
クロスさせ目を閉じる
そして
『くろちゃん』に生きて欲しいと願い
俺の『眷属』とした
すると
彼女はゆっくりと目を開けた
「姉さん!」
「あれ『しろちゃん』わたしどうしたの?」
『しろちゃん』が『くろちゃん』にいままでの経路を話す
「わたし、あなたの眷属になったの?
でも、あなたみたいな『力』は無いわね」
「まあ、生きるための『力』を与え、蝕んでいた『病気』は取り除いたから
少なくても『来年で死ぬ』という呪縛からは救われたぞ」

「わたし、生きれるの?」
「ああ!生きれるさ」
嬉しくて『くろちゃん』は泣いている
妹さんも一緒に泣いている

「ねえ、主神さま」
「くろちゃん、主神さまではなく
ユウキって呼んでいいよ」
と言ったが何故か照れてしまって
名前を呼ばないようだ
うーん、恥ずかしいのかな? 俺は気を取り直して
彼女達に提案をした それはこの屋敷の掃除と修復だ。
この屋敷はボロボロになっていてとても人が住めるような場所ではない なので綺麗にしてあげたい
「主神さまそんなことまでしなくても」
「いやいやこれは俺の好意だから受け取ってくれ」
少女たちは顔を赤くして
頷く
修復魔法リノベーションを使い
建物は元の綺麗な屋敷に
「「すっごーい!」」
修復魔法リノベーション
この魔法は建物や家具などに使うことで破損部分を修復することができる
掃除の魔法はたしか
クリーディングだったな
「『クリーディング』」
外にまず掛けてみると
外の草などが綺麗に駆られ前にメイドがいた頃のように綺麗になった
屋敷の内部に掛ける
内部の内装やフローリングなどもピカピカのまるで新品のようになった
やはりクリーディングは図鑑に書いてあった
掃除系の魔法の最上位互換だ
俺は屋敷の中を見て回った
うん! 凄いな! これならいつでも生活できる
「「これすごすぎない!?」」
この二つの魔法を二人に伝授した
そして、二人の魔力素質を調べ
くろちゃんは光と水、土のエレメントが強いので
そっちを教えた
しろちゃんは、火、風、闇がのエレメントが特に強く出ているのでそっちを教えた
これでこの辺りの魔獣を倒すことは可能かもしれない
これにて
ギルドで承諾した
依頼は完了となった


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