異世界お料理探訪譚~魔獣引き連れて失礼します~

みなと劉

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69 なんで俺は女に間違えられるんだろうと思ったら女性化が進んでいたのでミカエルに頼んで治療に励む

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ある日
ギルドへ顔を出すと
俺を冒険者がみるなり
「お?可愛いねぇ」
なんて言われるけど
日常茶飯事なので無視を決めようと思ってたけど
手を捕まれて
「よう?姉ちゃん」
俺は男だよ
だけど本気で女に見えてるのだろうなと思い
「えと、なんですか?」
俺は声を出す
すると
「あ、なに?その成りで男なのかよ」
声で理解してくれてありがとう
だけど
その成りでってなんだ?
髪の毛が伸びてきてるからか?
散髪した方がいいのか?
いやでも
そうでもないみたい
俺は恥を忍んでこの冒険者に訊いてみることにした
「あの、俺ってそんな女の子っぽいですかね?」
「おう、そうだぜ!」
即答された
「そうですよね、、」
「それに胸もあるし」
俺は自分の胸に目を向ける
確かに膨らんでるけど
「え?」
なんでうっすら膨らんでるの?

これはなんで?

ギルドから家に帰ると
ミカエルと念話を行いきて貰う

「主よ、どうかされましたか?」
「ちょっと相談があってな」
「はい、私にできることであれば力になりましょう」
「実はな、最近身体が変なんだよ」
「ほう、どんな風にでしょうか?」
「それがな、、ここ最近女性化してる気がして、、特に、、胸あたり、、あ、下は、普通だよ」

服を脱いで
ミカエルにみて貰う

「ふむ、、主は間違いなく女の胸になってきていますね」
「やっぱりか、、」
「それと、、、下の方は大丈夫です」
「そっか、それならいいんだけど」
「それと、主よ、もう一つ問題がありますね」
「問題?」
「はい、主は何回か、、中だしを相手からされてますよね?」
う、、最近はルドガーにされた
前には何人かにされた

「う、うん」
「恐らく、、それが原因ですね」
「そうなの?」
「はい、主には強力な魅了の力があるのですが、、その力を制御できずに無意識のうちに垂れ流してしまっているようです」
「マジで?」
「はい、ですのでそれを抑制する薬が必要ですね」
「それをのみ続ければ治る?」
「はい、おそらくは」
「わかった。作ってくれないか?」
「はい、わかりました。では、明日に」
「頼むよ」
「はい」
「じゃあ、また明日」
「はい」
次の日
朝起きると俺の胸は昨日と変わらないけどなんか男の胸よりすこし女の子よりの胸だった
なんか嫌だな
でも、すこしだけなら
揉んでもいいかな?
「ん、、ん、、んん、、」
俺は自分の胸を揉んでみた
柔らかいけど俺の胸はこんなに柔らかかったかな?
いかんいかん!
変態じゃないか!!
俺は慌てて着替えると台所へ向かう
朝食の準備をしていると
ルシフェル様が降りてきた

俺のエプロン姿をみて近くによってくると俺の胸を触ってくる
「ひゃう!」
思わず声が出てしまった
「どうしたのだ?ユウキ?」
「ル、ルシフェル様、いきなり何をするんですか!?」
「ユウキは我が守る」
「へっ?」
「ユウキは我のものなのだ」
「ちょ、、なに?」
俺はルシフェル様のものなのはわかるけど
「ユウキは我だけのものだ」
そういうことじゃないと思うよ
「あ、あの、、料理の途中なので離れて下さいよ」
「あ、すまぬ」
とりあえず俺は準備を続ける
そしてご飯を食べ終えて
ミカエルが作った薬を飲む
これで俺の女性化が止まるといいのだが

翌日
すこし胸は昨日より男らしくなってきたかも
薬は一週間分出されてるから今日も飲まないとな
「おはようございます」
「ユウキよ、おはよう」
「主よ、今日も薬を飲みましたか?」
ミカエルが訊く
「ああ、ちゃんと飲んだぞ」
「そうですか、それでしたら良いのですが」
「それより今日もギルドにいくのか?」
ルシフェル様が訊くので
「いえ、一週間くらいは顔を出さないつもりです」

「何故だ?」
「あ、えと、、その」
胸と魅了、、それに女性化してきてるので治療薬を飲んでるとか言えない
「主神さまは、女性化の兆しがあるので治療しているんですよ」
おおい!言うなっての!
ミカエル!
「なんと!そうなのか?」
「はい、そうです」
「そうか、ならば仕方ないな」
なんとか誤魔化したけど
あとでミカエルにはお仕置きが必要だな 俺はそう思った
それから数日
俺は男らしい身体つきに変わってきて胸も治った
「よし、もう大丈夫だろう」
俺はミカエルにお礼を言うと
「主よ、私はいつでもあなたの味方ですからね」
「ありがとう」
ミカエルは俺にキスをすると消えていった
ミカエルが消えるとルシフェル様が俺を抱き締めてくる
「どうしました?」
「お前は我のものだと言ったな?なんでミカエルにキスされて普通でいるんだ?」
「え?普通でしょ?あれは挨拶だもん」
「むむむ、、」
「それよりもそろそろ仕事にいかないといけませんし」
「そうだな、ではいこう」
俺達はギルドに顔を出すと
受付嬢に
「ユウキさん待ってましたよ新しい依頼がきてます」

こうして俺の女性化なのかは不明だけど食い止めることに成功した
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