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【3】
しおりを挟むセスお兄様と家族で食事をとる場所へと向かう。向かっている間も、可愛い可愛いって言われるものだからついつい、セスお兄様もかっこいいよって言ったらぎゅうぎゅうと抱きしめてきたから苦しかったな。
「ミア」
セスお兄様と歩いていると後ろから私を呼ぶ声がした為振り返る
「リュカ!」
その声は私と時間差で生まれた大切な双子の弟のリュカだった。ちょっと眠そうに目を擦っていた姿が可愛い。
「おはよ。ミア」
ふにゃっとリュカは笑い私のおでこにちゅっとキスを落とした。
「おはよ、リュカ。一緒に行こ?」
私はリュカの手を取り、セスお兄様と一緒にまた歩き始める。
「セス兄様もおはよ」
「相変わらず眠そうにしているね。リュカは。」
「うん。やる事があるからね。」
「その調子で頑張れよ?大切な妹を誰にも渡さないためにな」
「分かってる。そう簡単に誰かになんて渡さないから」
ニコニコと黒い笑顔を浮かべながらセスお兄様とリュカは私の頭上で話をしていた。
私は今日の朝食のことを考えすぎていて何について話してるかは全く聞いてなかった
「ねぇ、セスお兄様、リュカ。何を話してたの?」
「ミアには秘密の話」
「男同士の秘密かな?」
ふふふとセスお兄様は笑い私の頭を撫でた。
「むぅ」
「ミア、膨れないで。ミアだって、たまに母様と秘密の話してるでしょ?」
「むっ・・・それを言われたら聞けないじゃん」
リュカにそう言われて何も言えなくなった私。
時々お母様とお庭で女同士の秘密ね、とお父様、セスお兄様とリュカに秘密の話をしてたりする。
リュカにバレてたなんて知らなかった・・・
「あまりにもミアが隠しているから可愛かったな」
セスお兄様はそう言うと、「あっ、そう言えばお父様の買ってきたチョコは美味しかった?」と耳元でそう囁いた
「なっ、なんで、セスお兄様知ってるの!?」
隠してきたつもりだったのに・・・
「そりゃ・・・口の端にチョコがついてれば誰だって分かるよ。もちろん、お父様もね?」
お父様にもバレてたのか・・・お父様が、楽しみにしてたらしいチョコを私は食べちゃって、バレないように隠してきてたけど、バレていたらしい。全員に。
「さぁ、着いたから朝食を食べよう?」
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