4 / 15
【4】
しおりを挟む「お父様、お母様おはようございます」
既に席に着いている両親に挨拶をし席につく。
「あぁ、おはよう。ミア。セスにリュカも、おはよう」
「おはようございます。父様、母様も」
「おはようございます、お父様、お母様」
「ふふっ、3人とも仲がいい事ね。おはよう」
セスお兄様とリュカもお父様とお母様に挨拶をして席につく。
「では、いただくとしよう」
私の家では、必ず朝はみんなで揃って食べることになっている。やむを得ない時を除けばいつも揃ってると思う。
お昼は、お父様はお仕事、お兄様は学園と揃わない時がある。
私とリュカは、家庭教師が家に来てくれるためそれで勉強をしている。
「今日のスコーンも美味しいね」
ブルーベリーのジャムをつけスコーンを齧る。ブルーベリーの仄かな酸味が口に広がる。うん。甘くて美味しい
「いつも、ミアは美味しそうに食べるね。ブルーベリーにこういう使い方があるなんてミアに言われるまで気づかなかったよ」
既に食べ終わったセスお兄様が紅茶を飲みながら言う
「たしかになぁ。女神の加護が附き、ましてや前世の記憶がある子が生まれた時は驚いたが、ミアが生まれてきてくれたからこそ、こういう食べ方もあるということが分かったからな。」
私には前世の記憶がある。でも、その記憶が出てきたのは5歳ぐらいだった。その時はもう、不安で仕方なくて大声で泣いてしまった。
それに驚いたお父様とお母様が駆け寄ってきてくれて、うまく説明出来ない私に真剣に話を聞いてくれた。最初は驚いていた両親も、それでも私達の子供だよ。と言ってくれたことが嬉しかった。セスお兄様とリュカも大丈夫と私の手を繋いでくれたりもした。
あの時は嬉しくて、また嬉し泣きで大声で泣いたりしたなぁと心の中で少し笑った
ここの世界では、果物は調理したりせずにそのまま食べることが普通で、火を通したりすることは全くないらしい。
後、甘いお菓子もビスケットが主流らしくスコーンだってこの世界になかったものだ。
前世の記憶・・・とは言うものの、あまりこれといって、彼氏がいた~とかそんなリア充みたいなことは無くて、外に出掛けずに趣味でお菓子作りしてたり、乙女ゲームしてたりとインドアな生活を送っていた。前の世界での両親は早くに無くしていた為、心配かけなくてよかった、の思いが強いと思う。
1
あなたにおすすめの小説
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
妹に傷物と言いふらされ、父に勘当された伯爵令嬢は男子寮の寮母となる~そしたら上位貴族のイケメンに囲まれた!?~
サイコちゃん
恋愛
伯爵令嬢ヴィオレットは魔女の剣によって下腹部に傷を受けた。すると妹ルージュが“姉は子供を産めない体になった”と嘘を言いふらす。その所為でヴィオレットは婚約者から婚約破棄され、父からは娼館行きを言い渡される。あまりの仕打ちに父と妹の秘密を暴露すると、彼女は勘当されてしまう。そしてヴィオレットは母から託された古い屋敷へ行くのだが、そこで出会った美貌の双子からここを男子寮とするように頼まれる。寮母となったヴィオレットが上位貴族の令息達と暮らしていると、ルージュが現れてこう言った。「私のために家柄の良い美青年を集めて下さいましたのね、お姉様?」しかし令息達が性悪妹を歓迎するはずがなかった――
愛人をつくればと夫に言われたので。
まめまめ
恋愛
"氷の宝石”と呼ばれる美しい侯爵家嫡男シルヴェスターに嫁いだメルヴィーナは3年間夫と寝室が別なことに悩んでいる。
初夜で彼女の背中の傷跡に触れた夫は、それ以降別室で寝ているのだ。
仮面夫婦として過ごす中、ついには夫の愛人が選んだ宝石を誕生日プレゼントに渡される始末。
傷つきながらも何とか気丈に振る舞う彼女に、シルヴェスターはとどめの一言を突き刺す。
「君も愛人をつくればいい。」
…ええ!もう分かりました!私だって愛人の一人や二人!
あなたのことなんてちっとも愛しておりません!
横暴で冷たい夫と結婚して以降散々な目に遭うメルヴィーナは素敵な愛人をゲットできるのか!?それとも…?なすれ違い恋愛小説です。
※感想欄では読者様がせっかく気を遣ってネタバレ抑えてくれているのに、作者がネタバレ返信しているので閲覧注意でお願いします…
⬜︎小説家になろう様にも掲載しております
彼は亡国の令嬢を愛せない
黒猫子猫
恋愛
セシリアの祖国が滅んだ。もはや妻としておく価値もないと、夫から離縁を言い渡されたセシリアは、五年ぶりに祖国の地を踏もうとしている。その先に待つのは、敵国による処刑だ。夫に愛されることも、子を産むことも、祖国で生きることもできなかったセシリアの願いはたった一つ。長年傍に仕えてくれていた人々を守る事だ。その願いは、一人の男の手によって叶えられた。
ただ、男が見返りに求めてきたものは、セシリアの想像をはるかに超えるものだった。
※同一世界観の関連作がありますが、これのみで読めます。本シリーズ初の長編作品です。
※ヒーローはスパダリ時々ポンコツです。口も悪いです。
※新作です。アルファポリス様が先行します。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる