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しおりを挟む馬車に乗り王都につく頃には私は完全にダウンしていて、セスお兄様の膝に頭を乗せていた
「やっぱりダメだったね、ミア」
よしよし、とセスお兄様は頭を撫でてくれた。そのおかげか少しだけ、ほんの少しだけ良くなった気がする・・・多分・・・
馬車から降りるものの、うまく立てなくてよろめいた私を見かねてかセスお兄様が抱っこをしてくれたんだけど、この年になっても抱っこは恥ずかしすぎるよ・・・セスお兄様・・・嬉しいけど!
リュカが僕が・・・って言ってたけどほぼ、身長差が変わらないし、危ないからってことでセスお兄様になったけど、リュカは残念そうにしていて悲しそうにしてるのも嫌だったから「いつかリュカが身長私より大きくなったらお願いね?」とお願いをしたらパァァっと笑顔で「うん!」と言ってくれたのでこれでいいかと思った
「さて、最初はミアの求めている物を買いに行こうか、そして次に紅茶専門店で紅茶を飲もうとしよう」
初めて・・・でもないけど、ほぼ初めての王都をみる。
いろんな人で賑わっていて、笑顔で溢れている所だった。果物を売っているお店や精肉店、新鮮な魚を売っているお店・・・どのお店も人だかりが出来ていて、眩しく感じた
「・・・初めて見た・・・」
「驚いた?賑わっているよね。まだここはお城より離れたところだからまだ人は少ない方だよ?中心に行くとこれよりもっと人が沢山いるからね」
「人が沢山いる所は・・・あまり行きたくないな」
だって、さっきまでずっと家にいて家族や使用人たち、家庭教師以外とは全く関わりがなかったからおいそれと沢山の人と関わるつもりはない。
「まあ、ミアが求めているものは中心には無いからね。心配しなくても大丈夫だよ。それに、俺とリュカがいるからね」
「そうだよ。ミア。僕とセス兄様がいるから大丈夫」
リュカは私の手をぎゅっと握る。
「さぁ、ここで立ち止まっていては買い物出来ないからね。目的の場所に行こうか」
「セスお兄様・・・もう、立てるから降ろして・・・?」
「うーん、仕方ないからおろしてあげるけど、俺とリュカの間にいること。いいね?」
セスお兄様はそう言うと降ろしてくれて、私の右手を繋いだ
「どこにも行かないようにね」
「じゃあ、僕も手を繋ぐ」
とリュカも左手を繋ぎ、セスお兄様私リュカと並ぶようになってしまった
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