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第一章:一年生第一学期 魔法の深淵と神髄に触れる資格は
第70話 分かり合える人も、ちゃんと居る
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【前回】新たに受け持つ生徒が増えた
第70話 分かり合える人も、ちゃんと居る
――これまで話してこなかっただけかもしれないがな。
❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖
「ほら、問題書類。」
「あ、お帰りなさい! ……どうだった?」
「どうも何も、試験監督をしている間に是非ともお前から聞きたい話がある。」
「……え。す、すっごい嫌な予感がするんだけど。な、何の話?」
「お前、授業よりも旦那様の事を優先してるらしいな。」
「ぐっ、」
「無理なら魔法学の先生を別で雇え……。教師たるもの、生徒を最優先にせねば名が廃るぞ。」
「じゃあティアで。」
「却下。3人でもうるせぇのに40人も持ってられるか。」
試験も無事に終了し、ルシウス達の実技試験も控えた休憩時。この休憩が終われば、あのわんぱく共の実力を見る事になる。
とはいえ手元にある個人情報とも言える答案用紙を持ち歩く事も出来ない。
ディアルへ書類を手渡すついでに話を聞けば案の定、この阿呆は教師でありながらも旦那の事で手一杯と来た。これでは教師の風上にも置けない。
ったく……。
「……良いか? 体調不良や大怪我等でディアルの補助が必要だと言うならまだ良い。しかし、だ。そうでないのなら職務を全うしろ。幾ら職場が同じであろうとそれは子供達の手本であり指標でなければならないお前達大人や教師が行って良い行為ではなく、ただの恥晒しに過ぎん。お前はもうちょっと教師である自覚と大人である自覚。そして何より、その責任を常に意識しろ。」
「うっ、ティアが先生っぽい事を……!!」
「お前らの所為で先生になったんだ、俺は。」
「……おし。こっちでも確認が取れた、お昼にしようか。勿論食べてくだろ?」
「まぁ……あぁ。」
先程までの下落したテンションは何処へ行ったのか、まるで水を得た魚のように奥の部屋から料理を持ってくるシャルの本気さはとんでもなくえげつない。次から次へと見た事のない料理が並んではテーブルを埋め尽くしていく。
元々そこまで食事を多く必要としない俺には十分絶望的な量なのだが、まぁあの阿呆の中ではこれを俺が食べる前提となっているんだろう。何ともお節介が過ぎる。
「……そんなに食えんからな。」
「食べれるだけで良いわよ、後で包むから。」
「何で仕事帰りに弁当こさえて持って帰るんだよ。」
「あ、そういえば。さっきルールゥさんが来てたけど。」
「ジーラが? ……何か言ってたか?」
「例の件の調査結果が出たからそろそろ幽炉核との調律と修復が必要だって伝えてほしいって。」
あー……。もうそんな時期か。
「詳しい事はティアに聞けって言われたんだが……何なんだ? 幽炉核って。」
「何か難しい事……ってまぁ貴方達の事なんだから難しくない訳ないわよね。出来れば私達にも分かるように教えてくれない?」
「まぁこれから先何度同じ事が起きるか分からないからこの際だ、しっかりと説明しておく。まず、俺が調査を頼んでいたのは……ほら、ここに来て直ぐの頃。丁度あの小僧共の授業を行うと決めて、あいつらに燐獣を召喚させ、契約させた頃。俺が盛大にぶっ倒れてこわ……。死にかけた時があっただろ。あれを調べてもらってたんだ。」
「2週間程休んだあれ……よね? ルールゥさん達からは過度なストレスがトリガーになって魔暴走を引き起こしたって聞いてるけど。」
「それはそれで正しいんだが、問題はそのトリガー。お前達も……と言うよりはディアルがよく知っているだろうが、元々俺は生物兵器。戦場で何度も大怪我をしている癖にあの程度の魔暴走で種族が変わる程に悪化する事はまずありえない。」
「たし、かに。戦場に出る事を前提とされているティア達があの程度の魔暴走で命を落とす可能性がある事ですら、今考えると不思議な話だな。」
「言われてみれば……。じゃあその魔暴走について調べてもらってたの?」
「あぁ。で、その原因がジーラの言う幽炉核にあったと言う事なんだが……まずお前ら、この国が今年で建国から何年目か知ってるか?」
「8000年近くじゃなかった? 敗北も衰退も知らない帝国だったのは確かだと思うけど。」
「大体それぐらいだったと思うが正確な所までは……。」
「まぁ正確な数値は今は良い。俺は後から陛下の元へ来たが、ギルガ……。ジーラ達は当然建国当時からこの国に居て、俺はその数百年後にこの国の為に尽くす幽炉核となった。」
そういえば、こんな話を誰かにするのは初めて……か。
それもこれも俺がギルガ達以外との関係を築こうとすらもしなかったからに他ならない。まぁそれに後悔など欠片もないのだが。
大方、陛下達がこうもこいつらとの日常を許してくださるのはそういうのもあるんだろう。俺が、少しでも国内に興味を持ってもらえるようにと。自分達だけの世界に閉じこもらず、自分でも関係性を築けるようにと。
ありそうなのが面倒なんだよなぁ……。
「え、じゃあティアってい、幾つなの……?」
「数えてないから知らん。」
「か、数えてないって……。」
「いや、でもおかしいんじゃないか……? 一番長命だって言われてるドラゴンでさえ、最高年齢は3000年程度だって聞いてるけど。」
「それは肉体と脳の年齢。俺達は魂だけで8000年近く生き続けてる。……肉体を乗り換えて。」
「に、肉体を取り換えてって……か、体はクローンって事!?」
「まぁその考えで間違いではない。正しくはまぁ幽炉核と接続された専用の培養施設にある特殊な水槽の中で、幽炉核の中に保存されている情報を元に肉体を作り出しては再接続したり。調律って言って不具合がないようにする作業が入るんだが……まぁ、それが何かの拍子に怠ってしまっていたか。はたまた、何らかの事情で幽炉核に障害が発生した可能性を見て調べてもらってたんだ。」
「……ねぇ、ティア。幽炉核についてはよく知らないけど、コアって……。」
「あぁ、この帝国にある7つのライフラインに接続された、全ての根源。そのコアと俺達の存在その物の根源である幽炉核は全く同じ物だ。……例えば、陛下はこの国全土を覆う結界を連結されてるからな、陛下が死ねば結界も亡ぶ。そして、他の幽炉核も連鎖するように亡ぶ。ギルガは……俺達隠密機動の副リーダーはこの国の地下や国内で利用される全ての魔法や魔法具などの源である魔力を流す為の河。魔水路に連結されてるからギルガが死ねばこの国の中で道具を利用した魔法や、魔水路を介した魔法の行使は出来なくなる。」
「女王陛下、まで……。」
「……ティア。ティアは、一体何に?」
……?
「知って何か変わるのか?」
「か、変わるに決まってるじゃない……! だって、そこに異常があったらティアに異常があるって事なんでしょ!?」
「シャルの言う通りだ、ティア。……教えてくれ。ティアは、一体何と連結されてるんだ?」
「……時空層と言う、幾つもの階層のバランスを保つ機関。俺はそれに繋がれてる。説明が難しいんだが……まぁ何と言うか、お前達が燐獣を召喚する際。当然、お前達は燐獣達の世界である輪廻零界からこっちの世界に彼ら独自の門を通して呼び出している訳だ。その際に此方の世界と向こう側の世界の境界線が曖昧にならないよう、此方の世界と向こう側の世界の間にちょっとした空間が出来る。その空間を創る事で余計な物が勝手に出入りしたり、そこを介して移動する何かを手助けする。そんな機能があって、俺はそれが正常に行われるようにする為の設備と連結されてる。これが疎かになれば2つの世界は強制的に1つとなり、あちこちで拒絶反応が起こる。……まぁ難しい話だが、簡単に言えば世界と世界の間になければならないクッションのような物だと思えば良い。それがなければどちらの世界も容易に滅びてしまい、それを防ぐ為の設備と俺は繋がれている。」
「なら、ルールゥさんが調律が必要だと言ったのは……。」
「あぁ。俺の姿やら特性が思わぬ形で変わってしまったのもあり、多少この肉体と幽炉核の間に歪みやずれなどの微妙な異常が発生しているのが確認出来た、と言う事になる。それを正す為には1度幽炉核に連結されている肉体の方を眠らせ、幽炉核と肉体の結びつきを一時的に解除して幽炉核と設備だけに絞らなければならない。……まぁ一度に全てを操作出来ないって事だな。」
「じゃあ……ちょ、ちょっと難しくてしっかりとは分かってないんだけど、その手術と言うか調整が終わったら……。また、姿が変わっちゃうの?記憶がなくなったりとか、しない?」
「しない。ただまぁ多少肩が凝ったりとかその程度だな。多少の戦力ダウンはあるかもしれないが、だからと言って再調整出来ない程の代物ではない。」
「ティア、好きなだけ言ってくれ。どれくらい休みが欲しい?」
「最低でも3日。欲を言うなら1週間。」
「分かった、1週間と3日休暇とする。……開始時期はいつでも言ってくれ。俺もしっかりと分かった訳ではないが……ただ、お前が元気になって戻ってくるのを待ってる。俺達にはそれぐらいで良いだろう?」
分かってないのか分かっているのか……どっちなのやら。でも、気が楽なのは事実だ。
「……あぁ。それぐらいが丁度良い。」
❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖
――次回「第71話 それなりに楽しんでるんでな」
ここまでお読みいただき、誠にありがとうございます。
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今後とも『夜に煌めく炉は蒼銀で』をよろしくお願いいたします。
第70話 分かり合える人も、ちゃんと居る
――これまで話してこなかっただけかもしれないがな。
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「ほら、問題書類。」
「あ、お帰りなさい! ……どうだった?」
「どうも何も、試験監督をしている間に是非ともお前から聞きたい話がある。」
「……え。す、すっごい嫌な予感がするんだけど。な、何の話?」
「お前、授業よりも旦那様の事を優先してるらしいな。」
「ぐっ、」
「無理なら魔法学の先生を別で雇え……。教師たるもの、生徒を最優先にせねば名が廃るぞ。」
「じゃあティアで。」
「却下。3人でもうるせぇのに40人も持ってられるか。」
試験も無事に終了し、ルシウス達の実技試験も控えた休憩時。この休憩が終われば、あのわんぱく共の実力を見る事になる。
とはいえ手元にある個人情報とも言える答案用紙を持ち歩く事も出来ない。
ディアルへ書類を手渡すついでに話を聞けば案の定、この阿呆は教師でありながらも旦那の事で手一杯と来た。これでは教師の風上にも置けない。
ったく……。
「……良いか? 体調不良や大怪我等でディアルの補助が必要だと言うならまだ良い。しかし、だ。そうでないのなら職務を全うしろ。幾ら職場が同じであろうとそれは子供達の手本であり指標でなければならないお前達大人や教師が行って良い行為ではなく、ただの恥晒しに過ぎん。お前はもうちょっと教師である自覚と大人である自覚。そして何より、その責任を常に意識しろ。」
「うっ、ティアが先生っぽい事を……!!」
「お前らの所為で先生になったんだ、俺は。」
「……おし。こっちでも確認が取れた、お昼にしようか。勿論食べてくだろ?」
「まぁ……あぁ。」
先程までの下落したテンションは何処へ行ったのか、まるで水を得た魚のように奥の部屋から料理を持ってくるシャルの本気さはとんでもなくえげつない。次から次へと見た事のない料理が並んではテーブルを埋め尽くしていく。
元々そこまで食事を多く必要としない俺には十分絶望的な量なのだが、まぁあの阿呆の中ではこれを俺が食べる前提となっているんだろう。何ともお節介が過ぎる。
「……そんなに食えんからな。」
「食べれるだけで良いわよ、後で包むから。」
「何で仕事帰りに弁当こさえて持って帰るんだよ。」
「あ、そういえば。さっきルールゥさんが来てたけど。」
「ジーラが? ……何か言ってたか?」
「例の件の調査結果が出たからそろそろ幽炉核との調律と修復が必要だって伝えてほしいって。」
あー……。もうそんな時期か。
「詳しい事はティアに聞けって言われたんだが……何なんだ? 幽炉核って。」
「何か難しい事……ってまぁ貴方達の事なんだから難しくない訳ないわよね。出来れば私達にも分かるように教えてくれない?」
「まぁこれから先何度同じ事が起きるか分からないからこの際だ、しっかりと説明しておく。まず、俺が調査を頼んでいたのは……ほら、ここに来て直ぐの頃。丁度あの小僧共の授業を行うと決めて、あいつらに燐獣を召喚させ、契約させた頃。俺が盛大にぶっ倒れてこわ……。死にかけた時があっただろ。あれを調べてもらってたんだ。」
「2週間程休んだあれ……よね? ルールゥさん達からは過度なストレスがトリガーになって魔暴走を引き起こしたって聞いてるけど。」
「それはそれで正しいんだが、問題はそのトリガー。お前達も……と言うよりはディアルがよく知っているだろうが、元々俺は生物兵器。戦場で何度も大怪我をしている癖にあの程度の魔暴走で種族が変わる程に悪化する事はまずありえない。」
「たし、かに。戦場に出る事を前提とされているティア達があの程度の魔暴走で命を落とす可能性がある事ですら、今考えると不思議な話だな。」
「言われてみれば……。じゃあその魔暴走について調べてもらってたの?」
「あぁ。で、その原因がジーラの言う幽炉核にあったと言う事なんだが……まずお前ら、この国が今年で建国から何年目か知ってるか?」
「8000年近くじゃなかった? 敗北も衰退も知らない帝国だったのは確かだと思うけど。」
「大体それぐらいだったと思うが正確な所までは……。」
「まぁ正確な数値は今は良い。俺は後から陛下の元へ来たが、ギルガ……。ジーラ達は当然建国当時からこの国に居て、俺はその数百年後にこの国の為に尽くす幽炉核となった。」
そういえば、こんな話を誰かにするのは初めて……か。
それもこれも俺がギルガ達以外との関係を築こうとすらもしなかったからに他ならない。まぁそれに後悔など欠片もないのだが。
大方、陛下達がこうもこいつらとの日常を許してくださるのはそういうのもあるんだろう。俺が、少しでも国内に興味を持ってもらえるようにと。自分達だけの世界に閉じこもらず、自分でも関係性を築けるようにと。
ありそうなのが面倒なんだよなぁ……。
「え、じゃあティアってい、幾つなの……?」
「数えてないから知らん。」
「か、数えてないって……。」
「いや、でもおかしいんじゃないか……? 一番長命だって言われてるドラゴンでさえ、最高年齢は3000年程度だって聞いてるけど。」
「それは肉体と脳の年齢。俺達は魂だけで8000年近く生き続けてる。……肉体を乗り換えて。」
「に、肉体を取り換えてって……か、体はクローンって事!?」
「まぁその考えで間違いではない。正しくはまぁ幽炉核と接続された専用の培養施設にある特殊な水槽の中で、幽炉核の中に保存されている情報を元に肉体を作り出しては再接続したり。調律って言って不具合がないようにする作業が入るんだが……まぁ、それが何かの拍子に怠ってしまっていたか。はたまた、何らかの事情で幽炉核に障害が発生した可能性を見て調べてもらってたんだ。」
「……ねぇ、ティア。幽炉核についてはよく知らないけど、コアって……。」
「あぁ、この帝国にある7つのライフラインに接続された、全ての根源。そのコアと俺達の存在その物の根源である幽炉核は全く同じ物だ。……例えば、陛下はこの国全土を覆う結界を連結されてるからな、陛下が死ねば結界も亡ぶ。そして、他の幽炉核も連鎖するように亡ぶ。ギルガは……俺達隠密機動の副リーダーはこの国の地下や国内で利用される全ての魔法や魔法具などの源である魔力を流す為の河。魔水路に連結されてるからギルガが死ねばこの国の中で道具を利用した魔法や、魔水路を介した魔法の行使は出来なくなる。」
「女王陛下、まで……。」
「……ティア。ティアは、一体何に?」
……?
「知って何か変わるのか?」
「か、変わるに決まってるじゃない……! だって、そこに異常があったらティアに異常があるって事なんでしょ!?」
「シャルの言う通りだ、ティア。……教えてくれ。ティアは、一体何と連結されてるんだ?」
「……時空層と言う、幾つもの階層のバランスを保つ機関。俺はそれに繋がれてる。説明が難しいんだが……まぁ何と言うか、お前達が燐獣を召喚する際。当然、お前達は燐獣達の世界である輪廻零界からこっちの世界に彼ら独自の門を通して呼び出している訳だ。その際に此方の世界と向こう側の世界の境界線が曖昧にならないよう、此方の世界と向こう側の世界の間にちょっとした空間が出来る。その空間を創る事で余計な物が勝手に出入りしたり、そこを介して移動する何かを手助けする。そんな機能があって、俺はそれが正常に行われるようにする為の設備と連結されてる。これが疎かになれば2つの世界は強制的に1つとなり、あちこちで拒絶反応が起こる。……まぁ難しい話だが、簡単に言えば世界と世界の間になければならないクッションのような物だと思えば良い。それがなければどちらの世界も容易に滅びてしまい、それを防ぐ為の設備と俺は繋がれている。」
「なら、ルールゥさんが調律が必要だと言ったのは……。」
「あぁ。俺の姿やら特性が思わぬ形で変わってしまったのもあり、多少この肉体と幽炉核の間に歪みやずれなどの微妙な異常が発生しているのが確認出来た、と言う事になる。それを正す為には1度幽炉核に連結されている肉体の方を眠らせ、幽炉核と肉体の結びつきを一時的に解除して幽炉核と設備だけに絞らなければならない。……まぁ一度に全てを操作出来ないって事だな。」
「じゃあ……ちょ、ちょっと難しくてしっかりとは分かってないんだけど、その手術と言うか調整が終わったら……。また、姿が変わっちゃうの?記憶がなくなったりとか、しない?」
「しない。ただまぁ多少肩が凝ったりとかその程度だな。多少の戦力ダウンはあるかもしれないが、だからと言って再調整出来ない程の代物ではない。」
「ティア、好きなだけ言ってくれ。どれくらい休みが欲しい?」
「最低でも3日。欲を言うなら1週間。」
「分かった、1週間と3日休暇とする。……開始時期はいつでも言ってくれ。俺もしっかりと分かった訳ではないが……ただ、お前が元気になって戻ってくるのを待ってる。俺達にはそれぐらいで良いだろう?」
分かってないのか分かっているのか……どっちなのやら。でも、気が楽なのは事実だ。
「……あぁ。それぐらいが丁度良い。」
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