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第一章幕間:夏休み 相応しき器に想いを込めて
第125話 不思議な意外も身近な所で燻っている
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【前回】調律について詳しく研究する事にした
第125話 不思議な意外も身近な所で燻っている
――身近な物程、意外と奥が深い。
❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖
「ここがこうで……。いや、こうか?」
「ねぇティア、ここはこっちの方が良いんじゃない?」
「あ~……。そうだな。その方が良いかもしれん。」
流石は古の技術と言うべきか、ネビュレイラハウロ帝国建国時から存在しているのは相まって調律《チューニング》システムのややこしさは半端ではない。
しかしこれもかなり高度な魔法。及び魔導である事に違いはなく、これの今ある手間暇を上手く取り除いてしまえば今度、そのお陰で防衛出来ている技術の悪用等も今後問題なる可能性がある。
その為、今回俺とジーラで画策しているのはせめて調律《チューニング》後の精神的なリバウンドに限定して。これの改善を図る事。
あまりに変に弄って何らかの不都合が発生してしまう事を避ける為、まずは可能な限りの情報を俺達七漣星のみが使用出来る特殊な情報共有手段。黑鴉《くろがらす》と呼ばれる特殊な魔法生命体の力を借りて王城から安全に書類を持ち出してもらったが……それにしても、なかなかに複雑なのもあってまずは俺達が理解出来るように解読する事が始まった。
そもそも、資料なのにいちいち解読しなければ理解出来ない資料を資料と呼んで良いのか不明というか。これがまだ大地や遺跡から発掘されたのであればまだしも、現代の者が作り出したそれを資料と呼んでいいのかと突っ込んでしまいたい事はそれなりに多い。
だが、言った所で仕方ない事に突っ込んでいる暇があればさっさと解読に専念した方が良いだろう。
その為、黑鴉が用意してくれた資料を全て屋敷にある最も広い部屋に運び込んで。好きにして良い事を理由に、壁に解読した新資料を張り付けたりとここは殆ど研究室らしい場所になった。
とは言ってもその解読でかなりてこずってるんだがな……。
コンコンコンッ。
「せ、せんせ。ルールゥ先生。」
「あれ、セディルズ?」
「あぁ……セディルズか。どうした、あいつらは。」
「セバルズさん監督の元、海で遊んでる。ちゃ、ちゃんと浅瀬で遊んでるよ。」
「そうか。……まぁ、セバルズが見てるなら大丈夫だろうが。それで、お前はここへ何を?」
「その、どうしてもせんせに聞きたい事があって。」
「あぁ。」
「あの海って……何で、あんなに綺麗なのに底が見えないの?」
「質問を質問で返すが、お前は懐中電灯の明かりが何処までも無限に続くと思うか?」
「思わない。」
「そういう事だ。幾ら海が綺麗でも、太陽光の光はそこまで届かない。」
魔法は勿論だが、自然にだって限界はある。それを常に証明し、比較的分かり易いのがその海に関する物だと思っている。
しかもそれが惑星規模だと言うのだから面白い。
「も、もう1個聞いても良いですか?」
「あぁ。」
「海って……何で、あんなに深さに違いがあるんですか? その、当たり前過ぎる所為なのか分からないんですけど、どの本を読んでも分からなくて……。」
「海流、又は海洋生物及び海洋魔法生物達の移動によって発生した水流等によって海が削れた所為だな。大体セディルズも知っているとは思うが、この星は最初海しかなかった。」
「うん。それで、海底火山とかが頑張って幾つかの大陸が出来た……ん、だよね?」
「あぁ。中にはその大陸が地殻変動によって分裂したり、魔法生命体や色んな動植物によって分裂した大地が表面だけ浮いて島になったり。はたまた、プレートごと離れてちゃんと海底まで地盤が存在する陸島などが出来た。ただそれに伴って海流が流れていく訳だが、それと同時に元々も海しかなかったこの惑星は当然ながら海中に至ってもほんの少ししか海底がなかった訳だ。」
「そう、です……ね。確かに。」
「言わば、海底火山の噴火という自然災害が深海を生息域とする全ての生き物の生存圏を大幅に縮小した訳だ。まだそのそもそも論として、海底火山の噴火が何度も連発した原因については解明されていないが……人間が何度も自分達の生活域を拡げる為に森林伐採をするように、当然ながら彼らも陸を破壊しまくった訳だ。」
「それがさっき話してた、島の形成経緯の1つではないか……として挙がってる例ですよね。」
「あぁ。だが……ここで少し考えてみろ、セディルズ。人間を始めとする文明的知的生命体が遥か昔から何度も進化と退化、存在維持を繰り返しているのに対し、文明を持たず。文化を持つ魔法生命体やその他本能的生命体である豚や鮫などの知性はあるが文明的知的生命体に比べれば本能的な彼らが古代からその存在を残したまま現代まで存続していないと言い切れる理由が何処にある?」
「じゃ、じゃあ、もしかしたら当時から生きてる個体だったり、当時から種を存続させてる文化的知的生命体だったり、本能的知的生命体が生きてる……?」
「あぁ。事実、燐獣はそれの代表例だ。あいつらの多くは燐獣という存在が発現した事からずっと存在している。まぁ……人間やその他文明的知的生命体にも言える事だが、どの生物も本当の始祖がどうして、どうやって発生したのかは分かっていない。だからもしかすると調査が難しいのも相まって全く調査が進んでいない深海にはその深海生物。又は、全ての生命の始祖とも呼べる存在が今も尚生きているかもしれないな。それが姿形を永久に維持し続ける物なのか、それとも種を存続させてきた生物の中であれだけの海溝を維持出来るだけの者が存在しているのかどうかは知らないが、少なくともあの海溝の不自然な多さは全てそれら深海生物の所為だとは言われてるな。」
しかし、正直言ってそれら学問的な物。又は、研究的な物は俺の管轄分野ではない。
そもそも俺が担当しているのは自分が連結している幽炉核《コア》に関連する魔法生命体に関する物が非常に多く、それこそ世界を渡らなければ遭遇する事の出来ない魔法生命体に限る事が多い。
その関係から、あまりわざわざ世界を渡らなくても会う事の叶う魔法生命体に関する情報はかなり少ない。それは、今現在静かに俺とセディルズの話を聞きながらも作業を進めているジーラにも言える事だ。
ジーラは……何を専攻していたんだったか。忘れたな。
「ジーラ。」
「うん、何?」
「ジーラは……何と連結されてるんだっけ。」
「僕? 僕は気象塔だよ。」
「あぁ、そうか。そっちか。」
「気象塔……?」
「ほら、帝都に存在するでかい塔。他国からでも、それこそ4~6国以上先からでも見る事の叶う、あの巨大な塔。」
「あぁ~! あの、ほぼ100%の気象測定が出来るあの塔の事?」
「あぁ。」
気象塔。それは、古来から気象によって生活を左右されてきた全ての文明的知的生命体にとって、かなり重要な物である。
ただその建造は勿論の事、そこに集結している技術力を維持する事。研究する事。開発する事はかなり高度とされており、世界中の何処を探してもこれだけ大規模な気象塔が見つかる事はあまりなく、何より見つかったとしても気象塔が建っていて、かつその機能が維持されている国は片手で足る。
それぐらい、まだまだ俺達文明的知的生命体にとっても最新鋭と呼べる程の技術であるそれはセディルズが言ったように、気象測定が100%出来ると同時に、気象予報を絶対に外さない事も有名だ。
その精度も勿論、この国以外で100%を記録する国は存在しない。それもこれも、調律《チューニング》システムによってネビュレイラハウロ帝国建国当時から、その研究者と開発者の入れ替えがかなり少なく、何より責任者が一度も変わっていない事に起因する。
当然、その責任者は今目の前に居るジーラ・ルールゥなのだが。
それのお陰で今となっては気象塔が出された天気予報が外れる事はまずありえない。主に気象に関する研究を行いつつ、時々は環境や宇宙観測などにも手を出している最新鋭かつ最高峰の研究機関の1つでもある。
まぁ実際、物理的に宇宙から近い訳だし。
「そっちの方は深海の研究ってされてるんだっけっか。」
「ううん。深海は気象塔から最も遠い位置にあるからね。流石に現実的じゃないから、他の機関が研究に当たってるよ。」
「……そうか。」
それもそうか……。
「それで、セディルズ。それで聞きたい事は全部か?」
「あ、もう1個。」
「あぁ。」
「せんせ達は何してるの?」
「秘密。ほら、全部答えたぞ。さっさと表で夏と海と島を満喫してこい。」
❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖
――次回「第126話 後は結果待ち、だな」
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第125話 不思議な意外も身近な所で燻っている
――身近な物程、意外と奥が深い。
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「ねぇティア、ここはこっちの方が良いんじゃない?」
「あ~……。そうだな。その方が良いかもしれん。」
流石は古の技術と言うべきか、ネビュレイラハウロ帝国建国時から存在しているのは相まって調律《チューニング》システムのややこしさは半端ではない。
しかしこれもかなり高度な魔法。及び魔導である事に違いはなく、これの今ある手間暇を上手く取り除いてしまえば今度、そのお陰で防衛出来ている技術の悪用等も今後問題なる可能性がある。
その為、今回俺とジーラで画策しているのはせめて調律《チューニング》後の精神的なリバウンドに限定して。これの改善を図る事。
あまりに変に弄って何らかの不都合が発生してしまう事を避ける為、まずは可能な限りの情報を俺達七漣星のみが使用出来る特殊な情報共有手段。黑鴉《くろがらす》と呼ばれる特殊な魔法生命体の力を借りて王城から安全に書類を持ち出してもらったが……それにしても、なかなかに複雑なのもあってまずは俺達が理解出来るように解読する事が始まった。
そもそも、資料なのにいちいち解読しなければ理解出来ない資料を資料と呼んで良いのか不明というか。これがまだ大地や遺跡から発掘されたのであればまだしも、現代の者が作り出したそれを資料と呼んでいいのかと突っ込んでしまいたい事はそれなりに多い。
だが、言った所で仕方ない事に突っ込んでいる暇があればさっさと解読に専念した方が良いだろう。
その為、黑鴉が用意してくれた資料を全て屋敷にある最も広い部屋に運び込んで。好きにして良い事を理由に、壁に解読した新資料を張り付けたりとここは殆ど研究室らしい場所になった。
とは言ってもその解読でかなりてこずってるんだがな……。
コンコンコンッ。
「せ、せんせ。ルールゥ先生。」
「あれ、セディルズ?」
「あぁ……セディルズか。どうした、あいつらは。」
「セバルズさん監督の元、海で遊んでる。ちゃ、ちゃんと浅瀬で遊んでるよ。」
「そうか。……まぁ、セバルズが見てるなら大丈夫だろうが。それで、お前はここへ何を?」
「その、どうしてもせんせに聞きたい事があって。」
「あぁ。」
「あの海って……何で、あんなに綺麗なのに底が見えないの?」
「質問を質問で返すが、お前は懐中電灯の明かりが何処までも無限に続くと思うか?」
「思わない。」
「そういう事だ。幾ら海が綺麗でも、太陽光の光はそこまで届かない。」
魔法は勿論だが、自然にだって限界はある。それを常に証明し、比較的分かり易いのがその海に関する物だと思っている。
しかもそれが惑星規模だと言うのだから面白い。
「も、もう1個聞いても良いですか?」
「あぁ。」
「海って……何で、あんなに深さに違いがあるんですか? その、当たり前過ぎる所為なのか分からないんですけど、どの本を読んでも分からなくて……。」
「海流、又は海洋生物及び海洋魔法生物達の移動によって発生した水流等によって海が削れた所為だな。大体セディルズも知っているとは思うが、この星は最初海しかなかった。」
「うん。それで、海底火山とかが頑張って幾つかの大陸が出来た……ん、だよね?」
「あぁ。中にはその大陸が地殻変動によって分裂したり、魔法生命体や色んな動植物によって分裂した大地が表面だけ浮いて島になったり。はたまた、プレートごと離れてちゃんと海底まで地盤が存在する陸島などが出来た。ただそれに伴って海流が流れていく訳だが、それと同時に元々も海しかなかったこの惑星は当然ながら海中に至ってもほんの少ししか海底がなかった訳だ。」
「そう、です……ね。確かに。」
「言わば、海底火山の噴火という自然災害が深海を生息域とする全ての生き物の生存圏を大幅に縮小した訳だ。まだそのそもそも論として、海底火山の噴火が何度も連発した原因については解明されていないが……人間が何度も自分達の生活域を拡げる為に森林伐採をするように、当然ながら彼らも陸を破壊しまくった訳だ。」
「それがさっき話してた、島の形成経緯の1つではないか……として挙がってる例ですよね。」
「あぁ。だが……ここで少し考えてみろ、セディルズ。人間を始めとする文明的知的生命体が遥か昔から何度も進化と退化、存在維持を繰り返しているのに対し、文明を持たず。文化を持つ魔法生命体やその他本能的生命体である豚や鮫などの知性はあるが文明的知的生命体に比べれば本能的な彼らが古代からその存在を残したまま現代まで存続していないと言い切れる理由が何処にある?」
「じゃ、じゃあ、もしかしたら当時から生きてる個体だったり、当時から種を存続させてる文化的知的生命体だったり、本能的知的生命体が生きてる……?」
「あぁ。事実、燐獣はそれの代表例だ。あいつらの多くは燐獣という存在が発現した事からずっと存在している。まぁ……人間やその他文明的知的生命体にも言える事だが、どの生物も本当の始祖がどうして、どうやって発生したのかは分かっていない。だからもしかすると調査が難しいのも相まって全く調査が進んでいない深海にはその深海生物。又は、全ての生命の始祖とも呼べる存在が今も尚生きているかもしれないな。それが姿形を永久に維持し続ける物なのか、それとも種を存続させてきた生物の中であれだけの海溝を維持出来るだけの者が存在しているのかどうかは知らないが、少なくともあの海溝の不自然な多さは全てそれら深海生物の所為だとは言われてるな。」
しかし、正直言ってそれら学問的な物。又は、研究的な物は俺の管轄分野ではない。
そもそも俺が担当しているのは自分が連結している幽炉核《コア》に関連する魔法生命体に関する物が非常に多く、それこそ世界を渡らなければ遭遇する事の出来ない魔法生命体に限る事が多い。
その関係から、あまりわざわざ世界を渡らなくても会う事の叶う魔法生命体に関する情報はかなり少ない。それは、今現在静かに俺とセディルズの話を聞きながらも作業を進めているジーラにも言える事だ。
ジーラは……何を専攻していたんだったか。忘れたな。
「ジーラ。」
「うん、何?」
「ジーラは……何と連結されてるんだっけ。」
「僕? 僕は気象塔だよ。」
「あぁ、そうか。そっちか。」
「気象塔……?」
「ほら、帝都に存在するでかい塔。他国からでも、それこそ4~6国以上先からでも見る事の叶う、あの巨大な塔。」
「あぁ~! あの、ほぼ100%の気象測定が出来るあの塔の事?」
「あぁ。」
気象塔。それは、古来から気象によって生活を左右されてきた全ての文明的知的生命体にとって、かなり重要な物である。
ただその建造は勿論の事、そこに集結している技術力を維持する事。研究する事。開発する事はかなり高度とされており、世界中の何処を探してもこれだけ大規模な気象塔が見つかる事はあまりなく、何より見つかったとしても気象塔が建っていて、かつその機能が維持されている国は片手で足る。
それぐらい、まだまだ俺達文明的知的生命体にとっても最新鋭と呼べる程の技術であるそれはセディルズが言ったように、気象測定が100%出来ると同時に、気象予報を絶対に外さない事も有名だ。
その精度も勿論、この国以外で100%を記録する国は存在しない。それもこれも、調律《チューニング》システムによってネビュレイラハウロ帝国建国当時から、その研究者と開発者の入れ替えがかなり少なく、何より責任者が一度も変わっていない事に起因する。
当然、その責任者は今目の前に居るジーラ・ルールゥなのだが。
それのお陰で今となっては気象塔が出された天気予報が外れる事はまずありえない。主に気象に関する研究を行いつつ、時々は環境や宇宙観測などにも手を出している最新鋭かつ最高峰の研究機関の1つでもある。
まぁ実際、物理的に宇宙から近い訳だし。
「そっちの方は深海の研究ってされてるんだっけっか。」
「ううん。深海は気象塔から最も遠い位置にあるからね。流石に現実的じゃないから、他の機関が研究に当たってるよ。」
「……そうか。」
それもそうか……。
「それで、セディルズ。それで聞きたい事は全部か?」
「あ、もう1個。」
「あぁ。」
「せんせ達は何してるの?」
「秘密。ほら、全部答えたぞ。さっさと表で夏と海と島を満喫してこい。」
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