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しおりを挟む朝の朝食ラッシュがなんとか終わり
「ふぅー」
「ふぅ~」
ジンと彩葉は2人で一息つく
あの後も次から次へとお客さんが来ては
試作品を頼むので2人は大忙し
最後の強奪戦は本当にすさまじかった…
お客さんが食べ物に飢えている獣のようでした。
そんなこんなで試作品の料理全て完売
本当見事にスッカラカン
「せっかく作ってもらったのに彩葉の作った料理全然食べられないでおわっちまったな~ハハハッ」
「まさかこんな事になるとは…ごめんなさい」
「いや、オレが頼んだ事で逆にこんな事になっちまってすまねぇ!色々機転を利かせて動いてもらって助かったわ!」
そう言うとジンは難しい顔をし
「今日の昼から彩葉のトルティーヤを出す予定だけど、朝の感じをみていると昼間はもっと大変そうだな。晩飯の事も考えねぇといけねぇしどうすっか~~
あ"ーーーーーっ」
そう言い頭を搔く
「まぁ考えても仕方がねぇ!少し早えーが昼飯の仕込みしとくか!!」
ジンは考えるのが苦手なようで開き直った
そんなジンに彩葉はふふふっと笑いながら
「はい!!」
と答えて材料を取りに冷蔵庫に向かおうとしたらジンに待ったをかけられた
「あ!!彩葉!ちょっと待った!」
「はい??」
「今日のトルティーヤなんだけどよ、 彩葉には唐揚げとオーロラソースをお願いしてもいいか?」
「唐揚げとオーロラソースですね!いいですよ!どのぐらいの量作ります~??」
「ん~そうだな~。とりあえず唐揚げとオーロラソース5~60人前分って作れそうか?って言っても彩葉が倒れたら困っちまうから無理ない程度でなるべく多めにお願いしたいんだが…
あ!昨日彩葉が作ってくれたトルティーヤはオレが練習がてら作るから彩葉は唐揚げに集中してもらって構えねぇからな!」
「はい!それぐらいなら大丈夫だと思います!ただそんなに作って大丈夫ですか…?」
「そこは心配してねぇから大丈夫だ!!」
そうジンは言うと親指を上げグットグゥポーズをしていた
そんなジンに彩葉はそこまでお客さんが来るか少し不安になったが、残ったら夜に回せばいいのか!と納得し、仕込みの準備をするのであったが
ジンは残った唐揚げは自分で食べようと思ってたのは秘密
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