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21.俺のせいだった
「だから!このまま冬斗と一緒にいると、良くないことが起こるのよ!少しでいいから距離を置いてくれるだけでかまわないの…。お願いよ…」
「理由を聞かせてくれないとそんなことは出来ない。泣いてお願いされても、僕だって時間は限られているんだ…」
「自分の人生がどうなってもいいの!?」
「だからそれはどういうことなのか何度も聞いているだろう?」
精霊2人の様子がおかくなって1週間
俺はその理由を知ることとなった。
蒼葉が寝たのでひと息つこうと庭へ出たら、カメリアの大声が聞こえてきたのだ。
フィオの部屋で話しているようだが、そんな大事そうな話を窓開けたままするのはどうなのだろう…
それにしても、良くないことが起こる。か。距離を置いて欲しいということは、フィオが何かに利用される可能性があるということかもしれない。最近は毎日フィオと一緒にいたし王妃達が何かを企み始めるとしたら、今が1番のタイミングだ。
フィオと一緒にいたのは、あと1週間しかこの宮殿にいないと思ったからだったが、その期間が伸びても一緒にいた事が良くなかったな…。
最近、2人に元気がなかったのも俺達が仲良くしていると思って、色々と言い出せずにモヤモヤしていたのかもしれない。
それによくよく考えてみれば、俺達が宮殿に住まわなくとも精霊たちは回復出来るのではないだろうか…
朝早く来て精霊たちを回復させてお昼に帰ればいい。今までゆっくりやっていた事を急げば午後まではかからないはずだ。
なんでそんなことも思いつかなかったのだろうか。カメリア達に頼まれたからと、重要なことについて考えることを放棄するのが得意すぎる自分に驚いてしまう。
蒼葉に寂しい思いをさせてしまうのは心が痛いが、明日また街に出て住む場所を見つけてこよう。この世界については、本を読んだりフィオの話を聞いたりしてよく理解したし、元の世界へ変える方法を見つけるための行動もある程度考えることが出来た。
フィオやカメリア達と離れるのは俺も少し寂しいがこれ以上迷惑はかけられない。
…まぁほんとは迷惑をかけるのが嫌というよりも、フィオやカメリア達が何かに利用されてしまったら、俺が罪悪感で潰れてしまうことが目に見えているからだ。自分のメンタルを保つためにも離れなければならない。
そう決意して、まだ何か言い合っている声をあとに部屋に戻った。
感想
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