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第一〇章:Where have all the good men gone? And where are all the gods?
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「おい、どうなってんだ、こりゃ?」
トラック内でPCを操作してた男の人……と言っても二〇以上には見えないけど……が、そう声を上げると、トラック内の共用モニターに、このトラックの外のモノらしい映像が映る。
「まだ、兵庫県内だよね……?」
『ドローンを出した。その映像も映してくれ』
続いて運転手か運転助手(多分)の声。
反対車線から警察用らしいマイクロバスが、こっちに向って来ている。
それも、結構、乱暴な運転で。
「変身能力者3名は、変身してくれ」
「了解」
「了解」
「了解」
沙也加ちゃんのお兄ちゃんと彼氏が、そう答えると、2人の姿は銀色の狼男と黒い虎男に変る。
「えっと……何で、この姿で呼び名が『ハヌマン・銀』と『ハヌマン・漆黒』? ハヌマンってインドの猿の神様じゃ……?」
「大怪我で引退した人のコードネームを引き継いだの。落語家や相撲取りの『名跡』みたいにね」
黒い虎さんが、そう説明。
「やっぱりか……でも……どうなってる?」
共用モニタの隅っこには、マイクロバスのナンバープレートを拡大した画像と「文字認識:完了」という表示。
警察車両のナンバープレートは……大阪府内のモノ。
しかも……ドローンで上空から撮影した映像では……警察用のマイクロバスを白バイが追撃していた。
「前方のマイクロバスの中から救援要請。ぶっちぎりで一番近い場所に居るのが私達」
今度はPCを操作していた眼鏡の女の人……どうやら沙也加ちゃんのお兄ちゃんの彼女らしい……がそう言った。
「えっ?『正義の味方』の誰かが、大阪の警察車両を奪って大阪の警官から逃げてんの?」
そう訊いたのは、沙也加ちゃんのお兄ちゃん。
「違う……協力組織の人らしい」
「協力組織?」
「脱大ブローカーだって」
え? 何、その「脱大ブローカー」って?
トラック内でPCを操作してた男の人……と言っても二〇以上には見えないけど……が、そう声を上げると、トラック内の共用モニターに、このトラックの外のモノらしい映像が映る。
「まだ、兵庫県内だよね……?」
『ドローンを出した。その映像も映してくれ』
続いて運転手か運転助手(多分)の声。
反対車線から警察用らしいマイクロバスが、こっちに向って来ている。
それも、結構、乱暴な運転で。
「変身能力者3名は、変身してくれ」
「了解」
「了解」
「了解」
沙也加ちゃんのお兄ちゃんと彼氏が、そう答えると、2人の姿は銀色の狼男と黒い虎男に変る。
「えっと……何で、この姿で呼び名が『ハヌマン・銀』と『ハヌマン・漆黒』? ハヌマンってインドの猿の神様じゃ……?」
「大怪我で引退した人のコードネームを引き継いだの。落語家や相撲取りの『名跡』みたいにね」
黒い虎さんが、そう説明。
「やっぱりか……でも……どうなってる?」
共用モニタの隅っこには、マイクロバスのナンバープレートを拡大した画像と「文字認識:完了」という表示。
警察車両のナンバープレートは……大阪府内のモノ。
しかも……ドローンで上空から撮影した映像では……警察用のマイクロバスを白バイが追撃していた。
「前方のマイクロバスの中から救援要請。ぶっちぎりで一番近い場所に居るのが私達」
今度はPCを操作していた眼鏡の女の人……どうやら沙也加ちゃんのお兄ちゃんの彼女らしい……がそう言った。
「えっ?『正義の味方』の誰かが、大阪の警察車両を奪って大阪の警官から逃げてんの?」
そう訊いたのは、沙也加ちゃんのお兄ちゃん。
「違う……協力組織の人らしい」
「協力組織?」
「脱大ブローカーだって」
え? 何、その「脱大ブローカー」って?
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