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第1章:Black Heart
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目的地のドラゴンが住む山までは、何事もなく辿り着いた。
しかし、問題はここからだ。
「何か……今……結界みたいなモノを……その……」
僧侶のジブリルがそう言った。
「あたしも確かに感じた……」
魔法使いのアイーシャも同じような事を言い出す。
「ここから先は……どんな事が有っても動物を殺さないで下さい。もし殺せば……」
グルルル……。
聖女騎士様が言い終る前に、藪の中から、如何にもな猛獣の鳴声。
「敵意剥き出しみたいだけど……」
「絶対に殺さないで下さい。人間が『友達』を殺せば、この山の主のドラゴンさん達は、町を滅ぼします」
「い……いや……でも……」
グルルル……。
グルルル……。
グルルル……。
鳴声は複数。
「何が有っても殺さないでッ‼」
俺はクロスボウを手にする。
「いや、殺されなきゃ、俺達が殺され……」
その瞬間……。
藪の中から次々と獣が飛び出す。
山猫。
狼。
虎。
熊。
それらが……俺達……目掛け……俺達……俺達……。
待てッ‼
何で、全部、俺に向かって来るッ⁉
もう、どうなろうと知った事かッ‼
町が滅ぶなら、俺だけ逃げりゃいいだけだッ‼
俺は、まず、右前方から迫って来た狼に向かって……クロスボウを放ち……。
ガンッ‼
クロスボウの矢は見えない何かにぶつかり……あっさり砕け……あれ?
何故か、俺にだけ向かって来た獣どもも……唖然としている。
いや、獣の唖然とした様子ってのも説明しにくいが……ともかく、唖然としてるように見える様子だ。
そして……。
熊が首をかしげながら、俺に近付き……。
流石に、俺が乗ってる馬はパニックになり……。
おい……。
みんな……どこ行った?
マズい……俺を見捨てて……自分らだけ逃げやが……。
ガンッ‼
パニックになった馬が走り出した瞬間……とんでもない衝撃。
俺は馬から放り出され……。
ガンッ‼
今度は、俺の体に衝撃。
痛い。
痛い。
痛い。
高い所から落ちて地面に叩き付けられたような痛み。
いや……実際、地面に落ちてるけど……。
でも……俺の体は、空中で目に見えない壁みたいなモノにぶつかった……ような気がする。
そして……気は失なっていないが……痛みでマトモに動け……動け……。
あ……熊のブッ太い後ろ足が目の前に……。
こ……殺さ……。
コン……コン……コン……。
熊は……どうやら……何かを前足で叩いてるらしい。
俺と熊の間に有る……目に見えない壁のようなモノを……。
どうやら……俺と馬は……目に見えない壁みて~なナニかに閉じ込められ……。
ガシッ‼
その時、ピンク色の鱗だらけの腕が、熊を背後から締め上げ……。
た……たすかった……あのクロちゃんの許婚だか何だかだけは……俺を見捨ててなかっ……。
「熊さん、かわいいのだ♥ だっこしていいですか? なのだ♥」
はぁ?
「あのさ……」
その時、逃げ出したと思ったアイーシャの声……。
「何か……この辺りの動物達さ……リーダーだけを『邪悪な人間』だと見做してるみたい……」
えっ?
いや……ちょっと待て……。
何で俺だけッ?
「虎さんも、かわいいのだ♥ なでなでしていいですか? なのだ♥」
「くぅ~ん♥」
何故か……虎は……甘えたような声をあげた。
しかし、問題はここからだ。
「何か……今……結界みたいなモノを……その……」
僧侶のジブリルがそう言った。
「あたしも確かに感じた……」
魔法使いのアイーシャも同じような事を言い出す。
「ここから先は……どんな事が有っても動物を殺さないで下さい。もし殺せば……」
グルルル……。
聖女騎士様が言い終る前に、藪の中から、如何にもな猛獣の鳴声。
「敵意剥き出しみたいだけど……」
「絶対に殺さないで下さい。人間が『友達』を殺せば、この山の主のドラゴンさん達は、町を滅ぼします」
「い……いや……でも……」
グルルル……。
グルルル……。
グルルル……。
鳴声は複数。
「何が有っても殺さないでッ‼」
俺はクロスボウを手にする。
「いや、殺されなきゃ、俺達が殺され……」
その瞬間……。
藪の中から次々と獣が飛び出す。
山猫。
狼。
虎。
熊。
それらが……俺達……目掛け……俺達……俺達……。
待てッ‼
何で、全部、俺に向かって来るッ⁉
もう、どうなろうと知った事かッ‼
町が滅ぶなら、俺だけ逃げりゃいいだけだッ‼
俺は、まず、右前方から迫って来た狼に向かって……クロスボウを放ち……。
ガンッ‼
クロスボウの矢は見えない何かにぶつかり……あっさり砕け……あれ?
何故か、俺にだけ向かって来た獣どもも……唖然としている。
いや、獣の唖然とした様子ってのも説明しにくいが……ともかく、唖然としてるように見える様子だ。
そして……。
熊が首をかしげながら、俺に近付き……。
流石に、俺が乗ってる馬はパニックになり……。
おい……。
みんな……どこ行った?
マズい……俺を見捨てて……自分らだけ逃げやが……。
ガンッ‼
パニックになった馬が走り出した瞬間……とんでもない衝撃。
俺は馬から放り出され……。
ガンッ‼
今度は、俺の体に衝撃。
痛い。
痛い。
痛い。
高い所から落ちて地面に叩き付けられたような痛み。
いや……実際、地面に落ちてるけど……。
でも……俺の体は、空中で目に見えない壁みたいなモノにぶつかった……ような気がする。
そして……気は失なっていないが……痛みでマトモに動け……動け……。
あ……熊のブッ太い後ろ足が目の前に……。
こ……殺さ……。
コン……コン……コン……。
熊は……どうやら……何かを前足で叩いてるらしい。
俺と熊の間に有る……目に見えない壁のようなモノを……。
どうやら……俺と馬は……目に見えない壁みて~なナニかに閉じ込められ……。
ガシッ‼
その時、ピンク色の鱗だらけの腕が、熊を背後から締め上げ……。
た……たすかった……あのクロちゃんの許婚だか何だかだけは……俺を見捨ててなかっ……。
「熊さん、かわいいのだ♥ だっこしていいですか? なのだ♥」
はぁ?
「あのさ……」
その時、逃げ出したと思ったアイーシャの声……。
「何か……この辺りの動物達さ……リーダーだけを『邪悪な人間』だと見做してるみたい……」
えっ?
いや……ちょっと待て……。
何で俺だけッ?
「虎さんも、かわいいのだ♥ なでなでしていいですか? なのだ♥」
「くぅ~ん♥」
何故か……虎は……甘えたような声をあげた。
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