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第四章:Let There Be Carnage
スカーレット・モンク(5)
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『足立中尉、何故、貴官の部隊の端末から中央サーバーへの不正アクセスが……』
「馬鹿め。奴は、とっくに死んでるぞ」
しかし、業務連絡を一般回線経由の携帯電話でやるかね?
『き……貴様は誰だ?』
「他人に名前を訊くんなら、そっちこそ名を名乗れ」
『ふざけるな……』
「よし、もっとふざけた真似をしてやるよ」
「おしゃべりもいい加減にしろ。そろそろ爆破のカウントダウンを始めるぞ」
「了解。後方支援チーム、あたしらが『囮』になるのに、最適のルートを指示して下さい」
ようやく「敵」があたしらの存在に気付いてくれた。
『了解。時間は遅れたが計画に変更は無い、打ち合わせ通りのに敵部隊を引き付けてくれ』
「了解」
「出るぞ」
あたし達は、国境警備隊の詰所を出て、ATVに乗り、支援用のヴェロキラプトル型ロボットを引き連れて走り出す。
そして、背後から轟音。
国境警備隊の詰所は盛大に爆発していた。
一方……前方には……。
「奴らも馬鹿じゃなかったか」
旭日旗の意匠が有る白いプロテクターを付けた集団がバイクに乗ってやって来る。
世にもロクデモない「精鋭部隊」……「クリムゾン・サンシャイン・スクワッド」。
「レールガンの使用を許可願いたい」
輝が後方支援チームに無線通話。
『ロックを解除した』
「了解」
あたしと輝はATVを停め、そして、輝はATVは、あるモノを取り出して展開。
そして、ブッ太いコードを「護国軍鬼」のバックパックに差し込み……これまたドデカい弾倉を取り付ける。
続いて……。
「馬鹿め。奴は、とっくに死んでるぞ」
しかし、業務連絡を一般回線経由の携帯電話でやるかね?
『き……貴様は誰だ?』
「他人に名前を訊くんなら、そっちこそ名を名乗れ」
『ふざけるな……』
「よし、もっとふざけた真似をしてやるよ」
「おしゃべりもいい加減にしろ。そろそろ爆破のカウントダウンを始めるぞ」
「了解。後方支援チーム、あたしらが『囮』になるのに、最適のルートを指示して下さい」
ようやく「敵」があたしらの存在に気付いてくれた。
『了解。時間は遅れたが計画に変更は無い、打ち合わせ通りのに敵部隊を引き付けてくれ』
「了解」
「出るぞ」
あたし達は、国境警備隊の詰所を出て、ATVに乗り、支援用のヴェロキラプトル型ロボットを引き連れて走り出す。
そして、背後から轟音。
国境警備隊の詰所は盛大に爆発していた。
一方……前方には……。
「奴らも馬鹿じゃなかったか」
旭日旗の意匠が有る白いプロテクターを付けた集団がバイクに乗ってやって来る。
世にもロクデモない「精鋭部隊」……「クリムゾン・サンシャイン・スクワッド」。
「レールガンの使用を許可願いたい」
輝が後方支援チームに無線通話。
『ロックを解除した』
「了解」
あたしと輝はATVを停め、そして、輝はATVは、あるモノを取り出して展開。
そして、ブッ太いコードを「護国軍鬼」のバックパックに差し込み……これまたドデカい弾倉を取り付ける。
続いて……。
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