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第二章:邪悪之曙光/Dawn of Injustice
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「正義の味方」を騙るテロリストどもの恐るべき陰謀によって、俺のマンションのTVが壊れて数日後、ようやく代りのTVが届いた。
……が、半日かけ色々とやっても、一行にTVには何も映らない。
仕方無いので、以前、世話になったFラン大学の工学部出身の奴を呼び出して……いや、そう言や、こいつ何の件で世話になったんだっけ?
まぁ、いいや、ともかく、堤の後輩が来てくれてから三〇分でTVでネット配信番組が見れるようになった。
「ああ、ありがと。帰っていいぞ」
「は……はい……」
『Q大筑紫野キャンパスで、事務員の女性が暴漢に襲撃され死亡した事件の続報です。犯人は、あるQ大講師の名前を叫んでいた事が判明しました。警察では、被害者の事務員をこの講師と間違えて襲撃したものと見ています。なお、問題の講師はQ大の別のキャンパスに勤務していました』
はぁ? 何だ、一体? 馬鹿な奴も居たもんだ。中年のブス女とは言え、勘違いで人1人殺したのか……。
『では、襲撃の際の監視カメラの映像ですが……ショッキングなシーンですので、視聴者の皆様のフィルタ設定によっては映らない場合が有りますので御了承下さい』
ん?
お……おい……何だ?
どうなってる?
何故、俺達のクリムゾン・サンシャインのコスプレをしたデブが、ブスとは言え罪もない女を……金属バットでタコ殴りに……。
ああ……クソ、またしても「正義の味方」どもの「正義の暴走」だ……。
奴らは……とことんまで、俺達を護ってくれていた……そして、絶対に「正義の暴走」を起こさない数少ない「ヒーロー」だったクリムゾン・サンシャインを貶めるつもりなんだ……。
『なお、警察では、犯人がやっていたコスプレから、犯人を久留米を中心に活動していた独立系「御当地ヒーロー」である「クリムゾン・サンシャイン」の狂信的ファンであると見て捜査を行なっている、との事です』
ち……畜生……。
俺は、思わず、TVを観ながら血糊を拭き取っていた金属バットを床に落………痛えぇっ‼
あたたた……足の指の上に落しちまった。
ああ、くそ……「正義の味方」を名乗る暴徒どもは……クリムゾン・サンシャインを2度も殺すつもりだ……。
1度目は命を奪い……2度目は悪党に仕立て上げる。
その時……携帯電話から着信音。
「はい」
『あ……あのさぁ……一郎君……。き……君、クリムゾン・サンシャインとか言う「御当地ヒーロー」のファンだって聞いたけど……』
古川のおっちゃんだった。
「それが何か?」
『ま……まさかとは思うが……Q大の筑紫野キャンパスで起きた件、君だったり……えっと……その……』
「何、言ってんですか? そんな訳……あの……まさか……万が一、俺が犯人だとして、深雪みたいに、俺を警察にチクろうなんてしてませんよね?」
『はははは……君が犯人じゃないんだろ。なら、そんな仮定は無意味だ。いや、有り得ない以上、仮定でさえ無い。事実である確率がコンマ1%でもある仮定であれば、答えもするが、事実である確率が0の事には答えようが無いよ。あははは……』
「そうっすよね。古川さんと俺は……もう一蓮托生っすよね。一緒に次の市長選挙、がんばりましょう」
『あははは、がんばろうがんばろうがんば……ふひゃひゃひゃひゃあああッ‼』
政治家になるのも大変なようだ。
古川のおっちゃん、忙し過ぎて疲れてるらしい。
俺も市長になってから、忙し過ぎて、ああなったりするんだろうか?
だが、それでも……それでも、俺にはやらねばならない事が有る。
俺は決意を新たにした。
……が、半日かけ色々とやっても、一行にTVには何も映らない。
仕方無いので、以前、世話になったFラン大学の工学部出身の奴を呼び出して……いや、そう言や、こいつ何の件で世話になったんだっけ?
まぁ、いいや、ともかく、堤の後輩が来てくれてから三〇分でTVでネット配信番組が見れるようになった。
「ああ、ありがと。帰っていいぞ」
「は……はい……」
『Q大筑紫野キャンパスで、事務員の女性が暴漢に襲撃され死亡した事件の続報です。犯人は、あるQ大講師の名前を叫んでいた事が判明しました。警察では、被害者の事務員をこの講師と間違えて襲撃したものと見ています。なお、問題の講師はQ大の別のキャンパスに勤務していました』
はぁ? 何だ、一体? 馬鹿な奴も居たもんだ。中年のブス女とは言え、勘違いで人1人殺したのか……。
『では、襲撃の際の監視カメラの映像ですが……ショッキングなシーンですので、視聴者の皆様のフィルタ設定によっては映らない場合が有りますので御了承下さい』
ん?
お……おい……何だ?
どうなってる?
何故、俺達のクリムゾン・サンシャインのコスプレをしたデブが、ブスとは言え罪もない女を……金属バットでタコ殴りに……。
ああ……クソ、またしても「正義の味方」どもの「正義の暴走」だ……。
奴らは……とことんまで、俺達を護ってくれていた……そして、絶対に「正義の暴走」を起こさない数少ない「ヒーロー」だったクリムゾン・サンシャインを貶めるつもりなんだ……。
『なお、警察では、犯人がやっていたコスプレから、犯人を久留米を中心に活動していた独立系「御当地ヒーロー」である「クリムゾン・サンシャイン」の狂信的ファンであると見て捜査を行なっている、との事です』
ち……畜生……。
俺は、思わず、TVを観ながら血糊を拭き取っていた金属バットを床に落………痛えぇっ‼
あたたた……足の指の上に落しちまった。
ああ、くそ……「正義の味方」を名乗る暴徒どもは……クリムゾン・サンシャインを2度も殺すつもりだ……。
1度目は命を奪い……2度目は悪党に仕立て上げる。
その時……携帯電話から着信音。
「はい」
『あ……あのさぁ……一郎君……。き……君、クリムゾン・サンシャインとか言う「御当地ヒーロー」のファンだって聞いたけど……』
古川のおっちゃんだった。
「それが何か?」
『ま……まさかとは思うが……Q大の筑紫野キャンパスで起きた件、君だったり……えっと……その……』
「何、言ってんですか? そんな訳……あの……まさか……万が一、俺が犯人だとして、深雪みたいに、俺を警察にチクろうなんてしてませんよね?」
『はははは……君が犯人じゃないんだろ。なら、そんな仮定は無意味だ。いや、有り得ない以上、仮定でさえ無い。事実である確率がコンマ1%でもある仮定であれば、答えもするが、事実である確率が0の事には答えようが無いよ。あははは……』
「そうっすよね。古川さんと俺は……もう一蓮托生っすよね。一緒に次の市長選挙、がんばりましょう」
『あははは、がんばろうがんばろうがんば……ふひゃひゃひゃひゃあああッ‼』
政治家になるのも大変なようだ。
古川のおっちゃん、忙し過ぎて疲れてるらしい。
俺も市長になってから、忙し過ぎて、ああなったりするんだろうか?
だが、それでも……それでも、俺にはやらねばならない事が有る。
俺は決意を新たにした。
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