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第五章:最強のライバル、更にもう1つ登場、その名は「魔法少女隊ラスト・バタリオン」

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 なんで、こうなるんだよ?
 一夜明けてTVのニュースでは……。
『SNS上で広まっていた「人類の中に爬虫類人間が混っている」という噂が真実であった事が……え……えっと……あの……本当にこの原稿、冗談じゃないんですよね? 裏取ってあるんですよね? 間違いだったら、バラエティ番組でも、番組どころか局ごと無くなりますよ……あ、わかりました。失礼しました……ニュースを続けます』
 おい、どう言う事だよ?
『アメリカでは、ビフ・タネン元大統領が爬虫類人間であった事が地元の「正義の味方」達によって暴かれました』
 TVに表示された映像は……問題の元大統領に良く似てるけど、緑色のウロコに覆われた首を片手に持ち、もう片方の手で人差し指と小指だけを立てたサインをやってる……何か、それっぽいコスチュームの人間と……恐竜の混成チーム。
 ちなみに、元大統領のあの独特の髪型はヅラだったようだ。
『え……えっと……ロシアでは機密映像が公開されました。ショッキングなシーンも有りますので、御注意下さい。気分が悪くなられた方は、即刻、当番組の視聴をおやめ下さい。では、二〇〇件以上に及ぶ戦争犯罪および計画的殺人の容疑で死刑判決を受けたロシアの元大統領の処刑映像です』
 阿呆かっ‼ そんなモノ、地上波で流すなッ‼
 けど……その映像は……もっと無茶苦茶だった。
 縛り首にされても……何故か中々死なない元大統領。
 音声は無いけど……苦しみ藻掻いてるのだけは判る。
 そこに、軍服らしい服を着た体格の良さそうな男の人が現われ……。
 元大統領の両頬を左手で……あれ?
 元大統領の首が伸びる。
 元大統領の顔が蛇に変り……その軍人さんの腕き噛み付き……。
 次の瞬間、更に何人もの軍人さん……。
 そして……。
『え~、どうやら、爬虫類人間は白人に化けている事が多いらしく……』
 うん。
 大体、想像が付いた。
 この後何が起きるかと……あとは、あたしの想像より酷い事になるだろうって事が……。
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