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エクリプス辺境伯家20
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「ここはすごいねお姉ちゃん。完全に別の時代って感じ」
「そうね。叔母様から聞いてた話よりすばらしいわ」
セリーナという女性とセリアという女性はエクリプス辺境伯の領地を見てその感想しかなかった。
二人はユラ王妃から娘であるリースリット王女の従者となって欲しいと頼まれていた。王女との関係は母がユラ王妃の姉でありフェンリル家当主ユリアなので従姉妹なのだ。
年はリースリットとはセリーナが2つ上でセリアが1つ上だが身分は王族とその臣下の貴族と違うが幼少の頃から仲がよく姉妹といってもよかった。リースリットは半獣人であるが二人は完全な獣人で容姿は少し違う。
二人には姉がいてここに来る前はそのサポートをしていたが当主である母と王妃である叔母からなぜここに行くのか事前に説明された。
「残念だけどこの王国は遠からず南部のエクリプス辺境伯家に飲み込まれるでしょう」
「それはどういうことですか」
王妃らから南部との戦争がどのように終わったのか説明される。
「信じられません。軍事国家である南部諸侯軍があっさりと壊滅してしまうなんて」
私たちも王妃や母らも同じようだが南部からステラ公爵令嬢やランドール伯爵らと共に来て裁定書を証拠として王国に提出した。
その内容は王国が責任問題を議論している間に入りエクリプス家が全責任を取り穏健派のハインケル公爵らの信頼を獲得しむこうが統治下に入るような内容だったこと、南部の貿易などの利権がすべて手に入ることなどだった。
「残念ながら援軍や援護を出すのが遅すぎました。完全に計算違いです。まさかあれほどまでに短時間ですべてに手抜かりなく終わらせるなんて」
開戦から戦後処理まで完璧で付け入る隙間などないと。
「王国が勝ったのに何も手に入らないのですか?」
「無理です。王国が勝ったのではなくエクリプス家だけで勝った、そういうことです。たとえ王国が隠蔽しようとも南部からあれだけの人数が参加したのです。それだけの人の口を塞げませんし南部からももう他国に外交関係の改善の使者を送っているでしょう」
その人達には当然なぜいきなり外交関係改善の話から始まり戦争がどう終わったかも話される。いくらなんでも他国の正式な使者を止める手段などないし殺すわけにはいかない。
「あなたたちに渡した布地や織物や細工品などの評価はどうですか?」
話は変わりフェンリル家などにもたらされた品々の話になる。本音を率直に言えばもっと沢山欲しいのだ。どの国よりも遥かに美味い麦や米や野菜を始め非常に肌触りがよく光沢がある生地や布地や織物に見たことがない繊細で綺麗な細工品にハイ・ポーションなどどれもすばらしく専売権が絶対に欲しい。
あれの出所がエクリプス家であることを説明されると、
「王国でその領地や技術など取り上げることは出来ないのですか?辺境伯といえど臣下です。何らかの理由を付けて転地させることは」
何かしらの名目で領地変えをさせてその後の王国から貴族などを入れる。そうすれば、
「もはやそれは絶対に不可能なのです。この国ではいかなる種族にも差別はしていませんが貴族家の当主はあれだけの領地運営を出来るほどの能力は無いしその子供らは愚かなだけです。他種族との信頼や交流はまだ王国が上ですがこれらの品々が他国に流れ始めればあっという間に王国ではなくエクリプス家と直接取引を考える人達が続出します」
王国などを間に入れずに取引が行われる可能性。そのほうが時間も手間もお金も何もかも有益だからだ。さらに【空駆ける馬車】なども数多く所有しているリーヴリルがもしどんなに高い山があろうと飛び越えたり地形が悪かろうと移動できる運輸手段を作り出す可能性を持っているかもしれない。
「そんなものはこの世界の歴史上にも出ていませんよ?考えすぎなのではないですか」
「確かに杞憂なのかもしれませんが。もし、そんなものが出来たらどうなりますか。あらゆる面で革命が起きます。それこそ世界の国々の頂点に立てるほどに」
南部諸侯軍をほぼ一人で壊滅させて国家を潰した計り知れない力とすべてを虜にする器。そんな相手に逆らうことがどれだけ愚かなのか子供でも分かる。
「王妃様たちやこの国の歴史が滅んでも良いと?」
「栄枯盛衰や革命などは本の中だけでしか書かれていませんが世界がリーヴリルを望んだと思います。近年は他国でも急激な気候の変化で食べ物が育たなくなったり水が不足したりしています」
もしかしたら世界で何か大きなことが起こる前触れなのではないかと王妃たちは考えていてそこにリーヴリルが登場したのだ。
「・・・とにかく。もはや王国としてできるだけ多くの物を残そうと判断しました」
領地からダンジョンいたるまで出来るだけ無傷でリーヴリルに渡せるようにと。もちろん、いままで貧乏王国に二心無く仕えてくれてフェンリル家などは最優先で保護させるのだ。目を掛けていた者たちもすべてエクリプス家に仕官していて彼らが新しい国を創り出すだろう。そうなると王らの上位貴族の派閥は完全に潰される。
制止役として当主らはこの王都に留まらないといけないがその子供らには後世に子孫を残す役目がある。フェンリル家には長い歴史と実績があるがなぜか女性ばかりが圧倒的に有能で生まれる子供らも女性が多い。祖先である魔狼フェンリルが牝だからということに関係があるのかもしれないが。
「貴方達はこれからリーヴリルに二心無く仕えて生きなさい。それがフェンリル家の繁栄に繋がるのですから」
王妃と当主はそう厳命して二人をリースリットの従者候補として南部に行かせることを決断した。
「この二人がリースリッとの従者ねぇ・・・。いわゆるコネってヤツだよね?君の才能はある程度把握して認めているけど王妃様たちの推薦かぁ」
可憐で愛らしい顔で少し困ったような顔の辺境伯様。普通なら王妃らからの推薦ならば何も問題なく通るが相手が悪すぎると二人は考えていた。主君の血筋の関係者とどこの誰とも分からない血筋の臣下だが力関係は後者が勝っている。
「君達は主にどんな形で貢献するの?」
「それは戦士としてです!」
ハッキリと断言する。獣人族の中でもフェンリル家は有能な者たちを多数排出している。逆にそれだけしかないと言えるが。
「それなら証明してもらおうか」
そうして訓練場の広場まで案内される。
「自分の得物は持ってきているよね」
戦士が武器を手放すことなどありえない。当然装備したままだ。
「リースリットと実戦で戦いどこまで差があるのか理解してもらう。同胞で戦わせるなんて残酷だけどこれしかお互いを理解させる方法は無い」
なんと血の繋がりがある従姉妹同士を戦わせるというのだ。
「ごめんなさい。リーヴリルの言葉には逆らえませんし今の私の力を分かってもらうしかありません」
そうして戦いは始まった。
セリーナとセリアは一度としてリースリットに戦闘で負けたことなど無い、それが二人がかりで戦えば結果など見えていたが完全に予想外の終わりだった。
「なんて弱いのですか?これでは獣人族でもっとも優秀なフェンリルの系譜の者など名乗れませんよ」
リースリットは長めの槍でセリーナは双剣、スイーグリルは弓を使って戦った。だが二人がかりでも攻撃は易々と避けられる。敏捷性を初め完全にステータスが違いすぎる上に戦闘経験値が計算できないほどの差が存在してどんな手を打ってもアッサリと覆される。
最初から最後までリースリットの手の平の上で踊らされ攻撃を手加減して打ち込まれただけでなく無駄な動きをさせられ疲労で動くことが出来ない。
「「一体どうすればここまで仕込めるの?」」
ほんの一月ほどでここまで圧倒的に強くなるなど異常だ。どんなに考えても二人にはその訓練方法が思いつかない。
「そこまでにしておいて。二人の実力は分かったから。わたしから見れば甘すぎるんだけどとりあえず従者として認める。これからは主に恥をかかさないよう励んで。そっちには何かしらの打算があるみたいだけど領地に不利益は与えないものだと判断することにした」
自分たちがこの領地の利権に食い込もうとしていることも見透かされていてこれは聞いていた以上に厄介な相手だと感じたが今はこれだけ短時間でリースリットを鍛え上げた手腕を認めざるを得なかった二人だった。
「そうね。叔母様から聞いてた話よりすばらしいわ」
セリーナという女性とセリアという女性はエクリプス辺境伯の領地を見てその感想しかなかった。
二人はユラ王妃から娘であるリースリット王女の従者となって欲しいと頼まれていた。王女との関係は母がユラ王妃の姉でありフェンリル家当主ユリアなので従姉妹なのだ。
年はリースリットとはセリーナが2つ上でセリアが1つ上だが身分は王族とその臣下の貴族と違うが幼少の頃から仲がよく姉妹といってもよかった。リースリットは半獣人であるが二人は完全な獣人で容姿は少し違う。
二人には姉がいてここに来る前はそのサポートをしていたが当主である母と王妃である叔母からなぜここに行くのか事前に説明された。
「残念だけどこの王国は遠からず南部のエクリプス辺境伯家に飲み込まれるでしょう」
「それはどういうことですか」
王妃らから南部との戦争がどのように終わったのか説明される。
「信じられません。軍事国家である南部諸侯軍があっさりと壊滅してしまうなんて」
私たちも王妃や母らも同じようだが南部からステラ公爵令嬢やランドール伯爵らと共に来て裁定書を証拠として王国に提出した。
その内容は王国が責任問題を議論している間に入りエクリプス家が全責任を取り穏健派のハインケル公爵らの信頼を獲得しむこうが統治下に入るような内容だったこと、南部の貿易などの利権がすべて手に入ることなどだった。
「残念ながら援軍や援護を出すのが遅すぎました。完全に計算違いです。まさかあれほどまでに短時間ですべてに手抜かりなく終わらせるなんて」
開戦から戦後処理まで完璧で付け入る隙間などないと。
「王国が勝ったのに何も手に入らないのですか?」
「無理です。王国が勝ったのではなくエクリプス家だけで勝った、そういうことです。たとえ王国が隠蔽しようとも南部からあれだけの人数が参加したのです。それだけの人の口を塞げませんし南部からももう他国に外交関係の改善の使者を送っているでしょう」
その人達には当然なぜいきなり外交関係改善の話から始まり戦争がどう終わったかも話される。いくらなんでも他国の正式な使者を止める手段などないし殺すわけにはいかない。
「あなたたちに渡した布地や織物や細工品などの評価はどうですか?」
話は変わりフェンリル家などにもたらされた品々の話になる。本音を率直に言えばもっと沢山欲しいのだ。どの国よりも遥かに美味い麦や米や野菜を始め非常に肌触りがよく光沢がある生地や布地や織物に見たことがない繊細で綺麗な細工品にハイ・ポーションなどどれもすばらしく専売権が絶対に欲しい。
あれの出所がエクリプス家であることを説明されると、
「王国でその領地や技術など取り上げることは出来ないのですか?辺境伯といえど臣下です。何らかの理由を付けて転地させることは」
何かしらの名目で領地変えをさせてその後の王国から貴族などを入れる。そうすれば、
「もはやそれは絶対に不可能なのです。この国ではいかなる種族にも差別はしていませんが貴族家の当主はあれだけの領地運営を出来るほどの能力は無いしその子供らは愚かなだけです。他種族との信頼や交流はまだ王国が上ですがこれらの品々が他国に流れ始めればあっという間に王国ではなくエクリプス家と直接取引を考える人達が続出します」
王国などを間に入れずに取引が行われる可能性。そのほうが時間も手間もお金も何もかも有益だからだ。さらに【空駆ける馬車】なども数多く所有しているリーヴリルがもしどんなに高い山があろうと飛び越えたり地形が悪かろうと移動できる運輸手段を作り出す可能性を持っているかもしれない。
「そんなものはこの世界の歴史上にも出ていませんよ?考えすぎなのではないですか」
「確かに杞憂なのかもしれませんが。もし、そんなものが出来たらどうなりますか。あらゆる面で革命が起きます。それこそ世界の国々の頂点に立てるほどに」
南部諸侯軍をほぼ一人で壊滅させて国家を潰した計り知れない力とすべてを虜にする器。そんな相手に逆らうことがどれだけ愚かなのか子供でも分かる。
「王妃様たちやこの国の歴史が滅んでも良いと?」
「栄枯盛衰や革命などは本の中だけでしか書かれていませんが世界がリーヴリルを望んだと思います。近年は他国でも急激な気候の変化で食べ物が育たなくなったり水が不足したりしています」
もしかしたら世界で何か大きなことが起こる前触れなのではないかと王妃たちは考えていてそこにリーヴリルが登場したのだ。
「・・・とにかく。もはや王国としてできるだけ多くの物を残そうと判断しました」
領地からダンジョンいたるまで出来るだけ無傷でリーヴリルに渡せるようにと。もちろん、いままで貧乏王国に二心無く仕えてくれてフェンリル家などは最優先で保護させるのだ。目を掛けていた者たちもすべてエクリプス家に仕官していて彼らが新しい国を創り出すだろう。そうなると王らの上位貴族の派閥は完全に潰される。
制止役として当主らはこの王都に留まらないといけないがその子供らには後世に子孫を残す役目がある。フェンリル家には長い歴史と実績があるがなぜか女性ばかりが圧倒的に有能で生まれる子供らも女性が多い。祖先である魔狼フェンリルが牝だからということに関係があるのかもしれないが。
「貴方達はこれからリーヴリルに二心無く仕えて生きなさい。それがフェンリル家の繁栄に繋がるのですから」
王妃と当主はそう厳命して二人をリースリットの従者候補として南部に行かせることを決断した。
「この二人がリースリッとの従者ねぇ・・・。いわゆるコネってヤツだよね?君の才能はある程度把握して認めているけど王妃様たちの推薦かぁ」
可憐で愛らしい顔で少し困ったような顔の辺境伯様。普通なら王妃らからの推薦ならば何も問題なく通るが相手が悪すぎると二人は考えていた。主君の血筋の関係者とどこの誰とも分からない血筋の臣下だが力関係は後者が勝っている。
「君達は主にどんな形で貢献するの?」
「それは戦士としてです!」
ハッキリと断言する。獣人族の中でもフェンリル家は有能な者たちを多数排出している。逆にそれだけしかないと言えるが。
「それなら証明してもらおうか」
そうして訓練場の広場まで案内される。
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戦士が武器を手放すことなどありえない。当然装備したままだ。
「リースリットと実戦で戦いどこまで差があるのか理解してもらう。同胞で戦わせるなんて残酷だけどこれしかお互いを理解させる方法は無い」
なんと血の繋がりがある従姉妹同士を戦わせるというのだ。
「ごめんなさい。リーヴリルの言葉には逆らえませんし今の私の力を分かってもらうしかありません」
そうして戦いは始まった。
セリーナとセリアは一度としてリースリットに戦闘で負けたことなど無い、それが二人がかりで戦えば結果など見えていたが完全に予想外の終わりだった。
「なんて弱いのですか?これでは獣人族でもっとも優秀なフェンリルの系譜の者など名乗れませんよ」
リースリットは長めの槍でセリーナは双剣、スイーグリルは弓を使って戦った。だが二人がかりでも攻撃は易々と避けられる。敏捷性を初め完全にステータスが違いすぎる上に戦闘経験値が計算できないほどの差が存在してどんな手を打ってもアッサリと覆される。
最初から最後までリースリットの手の平の上で踊らされ攻撃を手加減して打ち込まれただけでなく無駄な動きをさせられ疲労で動くことが出来ない。
「「一体どうすればここまで仕込めるの?」」
ほんの一月ほどでここまで圧倒的に強くなるなど異常だ。どんなに考えても二人にはその訓練方法が思いつかない。
「そこまでにしておいて。二人の実力は分かったから。わたしから見れば甘すぎるんだけどとりあえず従者として認める。これからは主に恥をかかさないよう励んで。そっちには何かしらの打算があるみたいだけど領地に不利益は与えないものだと判断することにした」
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