オヤジが生まれ変わって?系救世主

無謀突撃娘

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オヤジの育ての親は神様です

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 まず《ジョブ》《スキル》《アーツ》の確認と説明を見る。その説明をみると基本的なピラミッド式や完全に一本道になっているものなど。
《ジョブ》はほとんど一本道で《スキル》はピラミッドが7割で残り2割が分岐が少ないのがあり残りが分岐なしというもの。《アーツ》はかなり細かく武器専用から兼用に特殊系もある。後で使って確認しないといけない。

《ジョブ》は今の時点で最大7つまで同時に設定でき効果も乗算される、《スキル》は最大で35までしか装備できないがスキル融合とレベルアップができること、新スキルが作りだせることができ、《アーツ》は武器によって変わるが兼用アーツがかなりあり新アーツも作れる、これにはなにも制限がなかった。
 最後に《特性》というものがあった。《ジョブ》《スキル》《アーツ》に設定できる特殊な効果とのこと。《ジョブ》だと攻撃や防御の効果を高めたりHP自動回復や本来であるなら使えない魔法を使えるようになったり太く一本化したりなどの一本化であり、《スキル》は効果の上昇と範囲、固有効果などある程度細かく設定がつけられるやや細分化、《アーツ》防御状態を破壊したり属性をつけられたりなどかなり細かに設定できる大きな細分化である。なお、バッドステータスやペナルティも付与できる、その効果はそのクラスの効果や能力を大幅に上昇させるものから魔法効果無視などかなり強力だ。

 先ほど使った《世界再構築》のスキルは一本化しており手が入れられない、また地形や植物なども変化させるためいろいろな要素が入っているのでそちらも知っておかないといけないらしい。まぁ、何にせよこれからじっくり時間をかけて調べていこう。

 さて、腹も満たしたところで自分の姿を見てみることにした。近くにあった大鏡を見るとそこには幼い少年のような少女のような姿が映っていた。背丈は低く顔立ちは中性的で性別が変別できるようなものではなくかわいいといえばいいだろう、性別をわからなくしてるのは非常に長い髪が原因だった。腰まで届くほどに黒い髪と瞳、簡素な服だとなお性別がわからない。

  なので自分用の服などの装備を作ることにした。

 先ほどのように頭の中で工房を引っ張り出して製作する。頭、体、腕、足と作るが・・・、問題が起きた。すべての装備が『?????』となり性能がわからなくなってしまったのだ。素材はノートリアスと同じもので作ったのだが。
とりあえずこの装備のほうは置いといて身なりのほうを整えることにした。長い髪を鋏で切ろうとして、

「ちょっとまったぁ!?」

突然大声が後ろから聞こえてきた。

 「な、なに?」

 怒ったような顔をしてノートリアスが「あなた、いま髪を切ろうとしたわよね」問い詰めてきた。自分は不思議そうな顔をして。

 「それのなにがいけないの? こんな長すぎる髪だと動きずらいよ」

 「ダメダメ、絶対にダメ! そんな綺麗な髪を切るなんてもったいなさすぎるわ!」

 自分は「えー」を唸るが彼女は聞く耳を持たない。自分呼称を『わたし』と呼ぶようにするとか女の子じゃあるまいと愚痴るが「あなたは可愛いのだし私の子だからそれでいいの!」かなり横暴だった。 

 仕方なく髪は前のほう以外はそのままにしてある程度後ろで纏めておくことにしたがそこにあったのは『男の子』ではなく『女の子』なわたしの姿であった。

 装備を引き出して装備すると外見を変えられるらしくいろいろな色や形の服に変えてみると「ここはこういう服がお似合いよ」と口出ししてきていろいろなところを変えさせられる。

 すべてが終わった後に見たわたしの姿はどこの少女主義者? だと疑問を持つ姿になった。「かわいい~~!」と絶賛するノートリアスだが前世の記憶を持っている身としてはかなり恥ずかしいことになった。濃い青色と黒に染まったそれはスカートではない物のショートパンツに肩などがむき出しの露出度の高い服装であった、靴も華美なほうで頭も幅広の帽子に腕は漆黒の腕輪となりまるで物語の中の人のように斬新な女の子に近い服だった。

 性別は男だが完全に間違えられるだろう。
 
 斬新な女の子?の帽子 ????? 万里眼 誘惑の華 装備専用化 破壊不可能属性 形状変化自由
 
 斬新な女の子?の服 ????? 魔法完全反射 状態異常完全無効化 装備専用化 破壊不可能属性 形状変化自由
 
 斬新な女の子?の腕輪 ????? 詠唱無視 オール効果バフ 装備専用化 破壊不可能属性 形状変化自由
 
 斬新な女の子?のブーツ ????? 神風駆け 身体能力強化(修羅)装備専用化 破壊不可能属性 形状変化自由
 
 それが終わってから武器づくりに入る、素材は先ほど金属に手を加えてさらに自分好みにする。生前自分が使っていた矛と刀を基本形として二つ作ることにした。槍ではなく矛にしたのは自分の好みだったことと槍よりも使い方は異なるが古来の武具としてそちらのほうの修錬が好きだったからだ。刀はやはり外せないだろうがこちらではやや洋風の飾りを入れることにした。

 矛の長さは人により流派により違うが生前使っていた物の長さが2・5Mぐらいだったがそれより倍の長さぐらいにする。太刀の長さは約80cmほどの長さにする。今の自分の姿だとどちらもかなり長めになるが使い込むうちになれるだろう。
材料を熱入れ、加工、整形、形成し、装飾や鞘などを作成して完成した。
 
 ?????の矛 ATK????? 聖浄の炎 青の恵み 明道の光 竜神の裁き 知恵ある武器 装備専用化 破壊不可能属性 ?属性

 幻想物質より創造された命宿る武器。浄化と竜の力を持ち《竜技》《浄炎》《?????》  の専用アーツを使うことができる。まだ名をもたず力を発揮できない
 
 ?????の太刀 ATK????? 天の法 輪廻の道 破壊の因子 鬼神の力 知恵ある武器 装備専用化 破壊不可能属性 ?属性

 幻想物質により創造された命宿る武器。天の力と鳳の力を持ち《天鳳滅刀》《五法鬼神剣》《?????》の専用アーツを使うことができる。まだ名を持たず力を発揮できない。
 
 う~ん、よくわからない武器になった。この世界でも矛や太刀というものがあるらしい。知恵ある武器って何だろう? とりあえず呼び出してみることにした。
すると青い長い矛と緋色に輝く太刀が現れたと思うとまばゆい光が武具から放たれる。

「わが主様。こうしてお目にかかれることうれしく存じます」「やっほ~。ご主人様、よろしくね!」

 目の前に現れたのは自分が思い描いたような武器ではなく人だった。一方は年老いていたが凛とした青色の髪と服を着たお爺さんであり一方は緋色の髪と和服を着た見目麗しい少女だった。

 え~っと、自分が作った武器でいいんだよね?
「あの、お二人は・・・」

「主様そのように他人行儀はよろしくありませぬな」「そうよ~、初めてのあいさつで固くなっちゃダ・メ・だ・よ」

 えらく違うな。「すみませぬ、こやつは礼儀知らずですからお構いなく」そういうと「なに? あなたこそご主人様の前だとおとなしいけど本当は暴れん坊のくせに」ギャーギャーとうるさい。

言い争っている二人を見て。

「早く自己紹介してくれない」

やや言葉を強く言うと二人の顔は恐怖で引きつり体が震え始めた。

「「ハ、ハ~ッ! 申し訳ございませぬ!?」」
二人そろって同じセリフを言う。そんなに怯えられても困るのだけどやっと自己紹介を始めてもらう。

「わしらは主様の力をもらいこの世界に生まれた知恵を持つ武具でございます、なんでもご質問くだされ」

「最初に、知恵ある武具って何? そこからわかんないんだけど」

「ご主人様は異世界から来たのね? まず、最初に言うと私たちはこの世界にご主人様の力をもって誕生したけど神様たちの武具とは違い神格を持つものの武器ではないの」

 どうちがうのかますますわからない。

「一言で言っちゃうとこの世界とそこで信仰されている神様とは違う存在ってことなの。ご主人様が作った武具の破壊不可能属性などの特性は神の武器にもあるけど知恵ある武具とは違うの。私たちは武具に宿る存在であり神でも魔でも人でも精霊でもないけど世界にその存在を求められて人としての知恵と姿を持っているの。 OK?」

さらにわからなくなるが先に進ませる。

「神や魔や人や獣や精霊が生まれるように何者かの手によって武器は生まれるんだけどどこにでもそれに当てはまらない例外も存在する。無数に分岐し枝分かれする未来において大砂漠で涙ほどの宝石を見つけ出すようなあり得ないほどの確率の中で求められる未来において私たち知恵ある武器は存在するの。何に愛されたか憎まれたか望まれたかわからない存在が私たちなの」

「では、あなたたちは何なの?」

「わしらにもわかりませぬ。ただ、一つ言えるのは『あなたに必要だから』生まれたことだけです」

 おじいさんが少しだけ昔話をしてくれた。自分たちと同じ知恵ある武具が時に善であり悪であったこと。あるものはその力に飲み込まれ血に狂い殺戮の道具となり、あるものは国の運命を殺し、あるものは世界の存在をも脅かしたこと、それがすべてではないことなどを話してくれた。

 なんというか・・・ねぇ? そのほぼすべてが動物のような姿であり人型は存在しないそうでこうやって当たり前に意思を言えるのもおらず声を聴けるようになるのもほとんどいないらしい。

「主様も驚くのも無理からぬことですが『われらは意思と知恵と姿を持ち主の願いに応える』と思ってくだされば結構です」

「武具の本質は命を殺めることだよ?」

 そう投げかける。師匠は武具の本質は命を絶つものだと教えられてきた、そのうえで、
「……確かに。ですが」

「命を救えるのも武具だと思います」

老人が答えるより先に少女が答える。

「力なきものたちを救うのも勇者と武具です。ちがいますか?」

あなたは虐殺者なのですか? と問いかけられる。

少しだけ悩む、この世界の思想はよくわからないが王道的なものらしい、それについては不満はない、ないのだけど。

「わたしには、わたしにできることはわからない、それでもあなたたちはわたしを主と認めてくれるというの? わたしが創造主とはいえあなたたちはそれでいいの?」

「かまいませぬ、あなたがあなたであること。それだけが望みなのです」

「そうよ~、ご主人様以外の手の中にはいたくないの」

 毅然とした態度で返事をされてはもう認めるしかなかった。

「わかった。それじゃこれからよろしく」

 二人の手を取り握手する。

「それじゃ改めて自己紹介するね。わたしはリーヴリル=オギルだよ。あなたたちの名前は?」

「われらには名はありませぬ。よろしければつけてはいただけませぬか」

 そうだな二人の姿を見て、「おじいさんは”蒼嶽”、女の子は”緋鳳”と名付けることにする」そう決めた。それを聞いて二人は「青き嶽竜、すばらしき名を送られ感謝の極みでございます」「緋色の天鳳か、わたしにはちょっと大きい名前だけどがんばるわ」二人とも笑顔になる。

 さてとあとは鞘を用意しておかないとな。そう考えているとクィックィッと袖を引っ張る手が・・・ノートリアスだった。
「ねぇねぇ、あなたは何でこんなとんでもないことに平然としてられるの? 知恵ある武具なんて最高神ですら手に入れることができない物なのにどうしてあんなに親しそうにできるの? ねぇ」

 そういわれてもな、自分でもよくわかってないしどうしようもない。

「世の中には不思議がいっぱいあるんだよ」

 そこで話を終える。さてと、この世界には音が存在しないから自動演奏する楽器を作るかと次のことを考え始めるのであった。

・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・

楽器作成は専門外だったが魔法道具作成などの才能補正により《魂の楽器演奏団》のスキルで何とか形になった。

 演奏には闇精霊の力を借りて演奏させる。ハープやヴァイオリン、チェロやフルート、ピアノにリラなどを一通り作り作動させる。

「闇精霊たちよ楽器に宿りて音を奏でてほしい」

 最初は音律も音階もあっておらずばらばらの演奏で全くかみ合わない、なので、楽器に調整をくわえ闇精霊のほうにも音符や音階を覚えさせてそれぞれの役割をはっきりさせると少しずつ音楽らしい形になってきた。

 複雑なものは精霊に覚えるには適しておらず楽器のほうに覚えさせてあとはそれに沿って演奏するように精霊たちにさせることにした。これでこの殺風景な世界に華やかさが生まれた。

 あとはどうしようかと考えていると、「・・・・・・ここは、本当にノートリアス様の世界なのか?」予期せぬ来訪者が来ていた

「あら、ヒューリムにレムリタ」

 突然の客にいつもどうりに挨拶する。

「お久しぶりでございます。しかし・・・」

「なんでこんなに変わってるの!」

緑色の髪と服を着た少女と青色の髪と服を着た女性が質問する。

「あはは・・・えっとね、それはこの子が原因なの」

 ややおどおどしながらわたしを紹介する。二人は非常に不信感のある顔をしているが当然だろう。

「初めまして、リーヴリルといいます。本日はようこそいらっしゃいました、簡素ではありますが歓迎を」

「「・・・・・・・」」

 沈黙が怖いです。

「「かわい~~~!?」」

 思いっきり二人に抱きつかれました。


「「歓迎とかどうでもいいからわたしのところに来ない?」」

 二人そろって同じことを言う。ありゃ、どうやら歓迎という言葉はまったく意味がないようだ、う~ん、たしかに以前とは比べ物にならないから確かに説明が必要だよね。

 でも、どう説明したらいいかな。ここにこれるということはどう考えていても神様だろうし人間がいていい場所じゃないしここでは生命力がかなり強くないとあっという間に死んでしまうだろうし。

「何も言うことはないの?」

 やや威圧がこもった言葉。相手は好意的でありすぎて判断が難しい、どうしようか迷っているとノートリアスが助け舟を出してくれた。

「それ以上とやかく言うと私が相手になりますよ」

 恐ろしく凍り付く声が聞こえた。助け舟というより死霊舟に乗せられて地獄にわたるかのような感覚になる。

 二人はその声に震え上がりガクガクとなりながら。

「「ヒィィィー」」

悲鳴を上げるのがせいいっぱいだった。

 きちんと話をするために神殿に案内して食事をふるまう。どうやらこちらの神様には飢えということがないらしく食べ物を食べず水を飲まなくても大丈夫のようだ。なので生き物とっての栄養の摂取は必ずしも必要ではないそうだ。
だけれど。

モグモグモグモグ

 二人は無言でわたしが出した料理を食べている、ちなみに先ほどのパンとジャムに加えてミルクと葡萄酒と紅茶の三種類の飲み物とサラダとハムと吹かしたジャガイモが増えている。調味料は塩とバター、それにサラダにはドレッシングで。この世界にあるかどうかわかんないけど苺に似た果物を用意した。

「「食べ物がこんなにおいしいなんて!」」

 無我夢中で食べているが自分としてはこんなのは料理のうちに入らない、今度作るときはもう少し手の込んだものにしようと考えると。

「ふぅ…おいしかったぁ」「だよね」
 二人とも満足そうな顔で。

「満足していただけたのならいいのですけどお二人は一体?」

そこでハッと表情を変える、もう少し早くてもいいと思うんだけど」

「わたしは木神族に属しているヒューリムよ、こっちは水神族のレムリタ」

「精霊とは違うのですか?」

 当然ながら精霊と神の違いは前世では区別されているがこちらではどうなのかと質問する。普通は神のほうが上なのが普通だがどうなのだろうか。

「わたしたちのほうが上だけどそれは絶対ではないわ、精霊たちの怒りを買うと容赦なく加護を受けられなくなるから」

「神といっても精霊たちを形作り崇める姿として信仰されているだけです、実際は精霊たちの守護であって従えたりしているわけではありません。
 そこのところを間違うかもしれませんが世界の恩恵にあずかっているのは人などと同じ、違いはそれが大きいか小さいかだけです」

 神妙な顔で答えてくれる二人。いろいろあるんだなぁ、そう思う。
「それでお二人は何をしに来たのですか」

「そうだった! 忘れてた!」

 ヒューリムが慌てて懐から何かを取り出す、それは封筒だった。
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