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第六章 最強チーム、強大国へ
41 水賊制圧【南部 ラウル組】
【南部 ラウル組】
運河奪還作戦を控えた運河の南部では、敵の統制を崩して攪乱する役目を負うベルン国の船団に、ラウルとガルドが馬で合流した。
ラウルたちが到着すると、すぐにベルンの船団を仕切るネイのところへ通された。ネイは忙しそうに指示を出していたが、ラウルを見た途端に声を上げた。
「ラウル殿、ガルド殿。お久しぶりです」
ラウルがガルドよりも先にネイにあいさつをした。
「ネイ殿。お久しぶりです」
「お久しぶりです」
ガルドもあいさつを済ませると、ネイが真剣な顔をした。
「頂いた指示の通りに船を配置しておりますが……本当に西側に兵を用意しなくてもいいのですか? 陸地に陣取る勢力も多いですが……」
ラウルが、懐から手紙を取り出して言った。
「申し訳ございません。こちらに向かう直前にこの手紙を受け取りましたので、報告が遅れました」
ネイは、ラウルからの手紙を受け取り読み上げると顔を上げた。
「なるほど、そういうわけですか……」
ラウルがうなずくと、ネイを見ながら言った。
「合図は、例の方法で」
「それでは、我々は水上で存分に暴れればいいですね」
ネイの言葉に、ラウルもうなずいた。
「はい」
そしてネイは、じっとラウルとガルドを見ながら言った。
「念のために確認しますが……南を監視している旧トランの国の監視艇の本陣ですが……規模はそれほど大きくはないですが、全員武装しています。不意打ちとはいえ、本当に二人で攻め込むのですか?」
ラウルがネイを見ながら、うなずいた。
「はい。あの規模の船戦では多人数よりも、少数の方が効率がいいと判断しました」
するとネイが二人をじっと見た後に口角を上げた。
「ふっ、ハイマの新旧副団長殿なら……確かに二人でもいいかもしれません。わかりました。ご武運を……」
「はい。それでは合図があるまで最終的な確認をいたしましょう」
それからラウルたちは、細かいところの話し合いをしたのだった。
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