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* 12月28日 夜
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ここは西麻布にある料亭”FUJIOKA”
「いらっしゃいませ。木村様。お待ちしておりました。
ご案内致します。どうぞこちらへ」
女将であろう美しい女性が和巴と煌紀を離れの一室へ
案内する。
そこはこの料亭自慢の素晴らしい日本庭園が
一望できる"翡翠の間"だった。
「ようこそおいで下さいました」
「美しい女将の顔を拝みに来ましたよ」
「まぁまぁ」
「すぐに食事を運んでくれるかい?
そしてその後は誰も中に入れぬようにお願いしたい」
「はい。畏まりました」
そう言って女将が部屋を出ると和巴は
フゥーっと息をついた。
「……どうした?」
「食事って言うからもっとカジュアルな所かと
思ってたから」
フッと煌紀は笑った。
「たまにはこうゆう店もいいと思ってね」
いつもより若干そわそわしている風な
和巴の様子を見て、さらに微笑む煌紀。
和巴の表情がクルクルと変わって見ていて
飽きない。
そうしていると仲居が熱燗を運んできた。
煌紀は手酌で飲もうとするのを和巴が制し、
煌紀のお猪口に酒を注いだ。
くいっと一気に飲む。
「キミも一杯どう?」
「あ ―― 私アルコールあまり強くないの。
特に日本酒は……」
”強くない”どころか、一旦飲み始めると
止まらないのだ。
だから最近は自主的に禁酒している。
「この地酒は口当たりがいい。騙されたと思って
まぁ飲んでみな」
そう言われ、仕方なく「なら、ちょっとだけ」
と言ってお猪口を差し出した。
そして膳が運ばれ、
煌紀の説明と共に和巴は明らかに普段口にする
事のない初めて食べる料理に感動しながら
舌鼓をうった。
「どうだった? ここの料理は」
「えぇ。凄く美味しかったわ。特にこの日本酒との
組み合わせが絶妙で」
「そっか……それはよかった」
「ご馳走さまでした」
そう言うと熱いお茶を飲み、
和巴はふぅ~と息を吐いて頬を両手でペチペチと
叩いた。
「……大丈夫?」
「少し酔っちゃったみたい」
「……少し、休んでいく?」
「……え?」
和巴の体を支え立たせる。
そして隣の襖を開けた。蒲団がひとつ敷いてある。
(あ、これって時代劇とかでよく見る……)
「あ ―― え、っと……」
戸惑っている間に布団の上へ押し倒された。
食事に連れられた時点である程度の覚悟は
していたけど……
「身体……熱いな。ひょっとして、抱き締められた
だけで感じちゃった?」
そう、臆面もなく呟いた煌紀の言葉に
和巴はもうただ・ただ恥ずかしくて、
顔を伏せた。
そんな和巴が一層愛おしくて
「ん……」
煌紀はまるで壊れ物を扱うように優しく和巴に
接っする。
甘く口付け。舌を吸い上げ。
そして唇を離すと首筋に吸いついた。
「こ……こうきさ……」
「今さら”止めて”は聞けないぞ」
「そこは……首筋は。隠せな ―― あ、ン……」
煌紀はさらにきつくその部分を吸い上げる。
「俺、正月も仕事だからな。その間、和巴に悪い虫が
つかないようにちょっとした虫よけ?」
「そ……んな」
押しが強くて猪突猛進。
そんな人だからこそ同期で一番の出世頭
なんだろうけど。
和巴のブラウスのボタンをひとつ・ひとつ
外しゆっくり前合わせをはだけた。
華奢な身体 ―― なめらかな艶肌……
そしてしなやかな曲線を描くボディーライン。
たまらずもう1度ぎゅっと抱きしめる。
「こうき……」
「和巴……」
煌紀は和巴の胸の飾りに吸いついた。
そしてもう一方を手のひらで包み込みやんわりと
揉んでやる。
「んン ―― はぁ ……こう、き……」
体中に数多のキスを降らせながら下へ行き、
「あ、そこはだめ ……」
生温かくて柔らかいモノが自分の一番敏感な場所に
触れ、和巴は襲い来る甘い感覚に身を震わせる。
そこにもゆっくり丹念に舌を這わせ、
プクンと尖った……を指先でぐっと擦りあげる。
「は ―― っ」
「声は噛むな」
と、和巴が口元へあてがった手を外す。
「や……声、出ちゃ……あぁ……」
「いいねぇ……もっと聞かせろ」
「ほんと、だめだから ―― そんなにしたら
イ……ク、イっちゃう……」
顔を赤らめ許しを請う。
「イケばいい」
そう言ってさらに奥深くまで抉り込む。
「ふ ―― あぁっ。だめっ、もうイク。
あぁっ ――」
「んあっ」
「すげぇ……びちゃびちゃ」
「ばか。そんなこと……言わないで」
「そろそろいいかな」
上体を起こし、和巴の足を肩まで上げ
その体を折り曲げグイっと楔を打ち込んだ。
「んぁっ!」
煌紀はゆっくり和巴を責めた。
カリの部分までやんわり引き、
そしてグッと深く根元まで押し込む。
それを何度も何度も繰り返す。
「は……ぁ」
和巴はゾクゾクとする感覚にシーツを掴んで耐えた。
和巴が感じるたびに煌紀を絞めつける。
「くっ ―― かずは」
「あぁ ―― あぁっ、煌紀」
煌紀は絶頂を迎えそのまま布団に倒れ込み、
和巴は頬を紅潮させたまま脱力していく。
ハァハァハァ ――と荒い息を吐きながら
煌紀は和巴を見る。
視線を感じて和巴も煌紀を見た。
「酔いは醒めた?」
「すっかり醒めたけど……」
「けど?」
「……しばらく立てそうにないわ」
そう言ってシーツを頭まで被った。
そんな和巴の隣でフッと笑い煌紀は
和巴を抱き締めた。
「いらっしゃいませ。木村様。お待ちしておりました。
ご案内致します。どうぞこちらへ」
女将であろう美しい女性が和巴と煌紀を離れの一室へ
案内する。
そこはこの料亭自慢の素晴らしい日本庭園が
一望できる"翡翠の間"だった。
「ようこそおいで下さいました」
「美しい女将の顔を拝みに来ましたよ」
「まぁまぁ」
「すぐに食事を運んでくれるかい?
そしてその後は誰も中に入れぬようにお願いしたい」
「はい。畏まりました」
そう言って女将が部屋を出ると和巴は
フゥーっと息をついた。
「……どうした?」
「食事って言うからもっとカジュアルな所かと
思ってたから」
フッと煌紀は笑った。
「たまにはこうゆう店もいいと思ってね」
いつもより若干そわそわしている風な
和巴の様子を見て、さらに微笑む煌紀。
和巴の表情がクルクルと変わって見ていて
飽きない。
そうしていると仲居が熱燗を運んできた。
煌紀は手酌で飲もうとするのを和巴が制し、
煌紀のお猪口に酒を注いだ。
くいっと一気に飲む。
「キミも一杯どう?」
「あ ―― 私アルコールあまり強くないの。
特に日本酒は……」
”強くない”どころか、一旦飲み始めると
止まらないのだ。
だから最近は自主的に禁酒している。
「この地酒は口当たりがいい。騙されたと思って
まぁ飲んでみな」
そう言われ、仕方なく「なら、ちょっとだけ」
と言ってお猪口を差し出した。
そして膳が運ばれ、
煌紀の説明と共に和巴は明らかに普段口にする
事のない初めて食べる料理に感動しながら
舌鼓をうった。
「どうだった? ここの料理は」
「えぇ。凄く美味しかったわ。特にこの日本酒との
組み合わせが絶妙で」
「そっか……それはよかった」
「ご馳走さまでした」
そう言うと熱いお茶を飲み、
和巴はふぅ~と息を吐いて頬を両手でペチペチと
叩いた。
「……大丈夫?」
「少し酔っちゃったみたい」
「……少し、休んでいく?」
「……え?」
和巴の体を支え立たせる。
そして隣の襖を開けた。蒲団がひとつ敷いてある。
(あ、これって時代劇とかでよく見る……)
「あ ―― え、っと……」
戸惑っている間に布団の上へ押し倒された。
食事に連れられた時点である程度の覚悟は
していたけど……
「身体……熱いな。ひょっとして、抱き締められた
だけで感じちゃった?」
そう、臆面もなく呟いた煌紀の言葉に
和巴はもうただ・ただ恥ずかしくて、
顔を伏せた。
そんな和巴が一層愛おしくて
「ん……」
煌紀はまるで壊れ物を扱うように優しく和巴に
接っする。
甘く口付け。舌を吸い上げ。
そして唇を離すと首筋に吸いついた。
「こ……こうきさ……」
「今さら”止めて”は聞けないぞ」
「そこは……首筋は。隠せな ―― あ、ン……」
煌紀はさらにきつくその部分を吸い上げる。
「俺、正月も仕事だからな。その間、和巴に悪い虫が
つかないようにちょっとした虫よけ?」
「そ……んな」
押しが強くて猪突猛進。
そんな人だからこそ同期で一番の出世頭
なんだろうけど。
和巴のブラウスのボタンをひとつ・ひとつ
外しゆっくり前合わせをはだけた。
華奢な身体 ―― なめらかな艶肌……
そしてしなやかな曲線を描くボディーライン。
たまらずもう1度ぎゅっと抱きしめる。
「こうき……」
「和巴……」
煌紀は和巴の胸の飾りに吸いついた。
そしてもう一方を手のひらで包み込みやんわりと
揉んでやる。
「んン ―― はぁ ……こう、き……」
体中に数多のキスを降らせながら下へ行き、
「あ、そこはだめ ……」
生温かくて柔らかいモノが自分の一番敏感な場所に
触れ、和巴は襲い来る甘い感覚に身を震わせる。
そこにもゆっくり丹念に舌を這わせ、
プクンと尖った……を指先でぐっと擦りあげる。
「は ―― っ」
「声は噛むな」
と、和巴が口元へあてがった手を外す。
「や……声、出ちゃ……あぁ……」
「いいねぇ……もっと聞かせろ」
「ほんと、だめだから ―― そんなにしたら
イ……ク、イっちゃう……」
顔を赤らめ許しを請う。
「イケばいい」
そう言ってさらに奥深くまで抉り込む。
「ふ ―― あぁっ。だめっ、もうイク。
あぁっ ――」
「んあっ」
「すげぇ……びちゃびちゃ」
「ばか。そんなこと……言わないで」
「そろそろいいかな」
上体を起こし、和巴の足を肩まで上げ
その体を折り曲げグイっと楔を打ち込んだ。
「んぁっ!」
煌紀はゆっくり和巴を責めた。
カリの部分までやんわり引き、
そしてグッと深く根元まで押し込む。
それを何度も何度も繰り返す。
「は……ぁ」
和巴はゾクゾクとする感覚にシーツを掴んで耐えた。
和巴が感じるたびに煌紀を絞めつける。
「くっ ―― かずは」
「あぁ ―― あぁっ、煌紀」
煌紀は絶頂を迎えそのまま布団に倒れ込み、
和巴は頬を紅潮させたまま脱力していく。
ハァハァハァ ――と荒い息を吐きながら
煌紀は和巴を見る。
視線を感じて和巴も煌紀を見た。
「酔いは醒めた?」
「すっかり醒めたけど……」
「けど?」
「……しばらく立てそうにないわ」
そう言ってシーツを頭まで被った。
そんな和巴の隣でフッと笑い煌紀は
和巴を抱き締めた。
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