逆転生令嬢No. 1目指す。

一章私の人生

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それからというもの、最低限のお世話はしてもらっていたが、私は喋らなくなった。

話しても、無駄だから。

熱を出してもサボらなかった皇妃になるための勉強も、もうしなくなった。

必要ないわ。

あの馬鹿を慕っていたのも間違いだったわ。

両親は勉強をしなくなった私に

「お前の価値はそこしかないんだぞ！どうして学ばない！！」

「ディアーネちゃん、勉強はしないと行けないわよ！将来必ず貴方の役に立ちます！」

今までまともに喋らなかったくせに、こーいうときだけ親になるとか。

昔は渇望していた親の愛情、構ってもらいたかった気持ちも今はもうない。

「うるさいですわ！あんなメイドに手を出すような男の皇妃なんてごめんですわ！！」

「ちょっと魔がさしただけだ！女はどーんと構えてれば帰ってくるんだぞ！」

あてにならない気持ち悪い理論お父様ありがとうございます。

私はこんなことを望んではいない。

今まで信じてきたものがダメになり、もうなにもないから。

「失礼する！！！！！」

大きな音がして、広間にいくとそこにはシャルドネが護衛と一緒に入ってきた。

「ディアーネ.ウエルトーク貴様とは婚約破棄をし、イリーナと婚約をする！」

といきなりの言葉に動揺した。

「あの、、王の許可はありますか？私達だけの問題ではありませんのわかっておりますか？」

私はしかめっ面で答えた。

馬鹿だとは思っていたけど、ここまで馬鹿男だとは、、

ズキズキする額を抑えた。

「そんなの、僕が言えば解決をする。それよりも、婚約者のイリーナをいじめ、そして、殺そうとしたな！貴様には極刑を言い渡す！覚悟しろ！！」

は？？いじめも、殺そうとかは一切記憶にはない。

あ、お茶かけたのはノーカウントよ！

「あの、いじめも殺そうとしたのも私にはなんのことかわかりませんわ。」

「嘘をつくな！毒殺しようとしていただろ！証拠のビンだ！」

見せてきたのは全く知らない茶色のビン。

「なんですか？このビン！」

「しばらっくれるな！君と喋ると疲れる！早く牢へ連れてけ！」

私は拘束され、王国の牢へ連れてかれた。

息子の言葉を鵜呑みにしている王も王だわ。

知らないと答えても、嘘をつくなと何度も何度同じ質問をされた。

それでもわたしはやってないわ。

何度も何度も同じ言葉を伝えた。

やがて、拷問をうけ大事な処女も失い違うと言っても鞭や水で責められる。

それが1ヶ月続いた。

終わりのない、必要最低限の食事と生かされているという自分のプライドが許せなかった。

こんな生活は耐えられない。

もう、好きにして。

私はもう終わりたい。