逆転生令嬢No. 1目指す。

イリーナsid

8

そして、シャルドネは私の物になった。

証拠も揃って、ディアーネは冤罪だけど私の言葉にシャルドネは信じてるからラッキーだった。

ずっと、認める！認めないで意地はってばかりいたから大事な処女も奪われたみたいね。

拷問され、最低限の食事で陽の当たらない生活をしていると報告を受けた。

とうとう認めたみたいで、夜に執行されると聞いた。

「もう、これで君が怖がるものは居なくなる。僕達で国を築いていこう。」

と気持ち悪い言葉を吐かれても我慢した。

そして、ディアーネを処刑台の上から見下ろすのは本当に優越感だった。

あんな、わがままな女をずっと我慢していたことも解放される。

両親に愛されない？

知らないわ！愛情はなくても好きなだけご飯が食べれる環境じゃない。

殴られたり、暴言なんて吐かれない環境じゃないの！

宝石、ドレスを買い与えられて綺麗にしてるじゃない！

私よりも幸せな環境で、地位も名声もあってこれ以上何を求めるのよ！

と苛立ちが募っていた。

それも今日でおしまい。

別に、命なんて奪う必要はなかったんだけどこの王子様が勝手に動いちゃってるもんで私は知らなーい。

今は、王も、王妃も留守にしていて実質権利を持ってるのはこの王子様なんだからタイミングが悪かったわね。

さよなら。

ディアーネ、さよなら。

ありがとう。私の踏み台になってくれて。

スパン！と首が飛ぶ。

コロコロ転がって、イリーナを見つめていた目は恨みや無念さを語った瞳だった。

これからは私の時代！

天国で見守っててね。

私の可愛い妹ちゃん。

この国はわたしのもの！