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2章 え?なにここ
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お風呂が快適で、寝たまま洗われるのが心地よくてうとうとしてきた。
「ママー!華ちゃん洗ったから取りに来てー!」
と柔らかな布で包まれた。
もう少し大きくなれば、あの大きいお風呂をもっと堪能できると思うと嬉しかった。
「華ちゃんーさっぱりしたねぇ!」
と優しく身体を拭かれ、油らしいきものを私の身体に塗られた。
するとほのかラベンダーの匂いがした。
こんな高級なお花のエキスを赤子の私に惜しみなく使うなんてこの家は貴族かしら。
前世は、わがままを言ってお花の油などを取り寄せてもらい使っていた。
でも、量が少ないのと、貴重なものらしく惜しみなく使わせてもらえなかった。
また私に塗ってくれるかしら?
いい匂い~!
なので、ルンルン気分でいると気がついた。
さっきから気のせいだと思っていたが、ちょいちょい音がしていた。
そう、箱が喋っている。
箱の中に小人を飼っているのかしら。
この世界に小人がいるのね!
前世では、おとぎ話だと思っていたけど。
ずーと見つめたが、何人小人を飼っているんだと思うぐらい人が入っていた。
この箱怖いわ!!
あんな小さな箱にぎゅーぎゅーに詰められているのね!
「華ちゃーん!テレビ観てるのね!可愛いー!これとか見ようか!」
と小さな細長い箱を母親は触った。
すると、小人からいきなり猫みたいな動物が現れた。
小人以外に猫を飼っているのね!!
スペース大丈夫かしら。
そんなことを思って興奮した!
でも、勝手に変換される言葉は「あー!」
しか出なかった。
でも、しばらくすると次は犬が現れた。
もう、なにも聞かないわ。
可哀想に。寝るスペースあるのかしら。
やがて、絵でしか観たことがない像と生き物も箱に入っていた。
この世界怖い。
「ママー!華ちゃん洗ったから取りに来てー!」
と柔らかな布で包まれた。
もう少し大きくなれば、あの大きいお風呂をもっと堪能できると思うと嬉しかった。
「華ちゃんーさっぱりしたねぇ!」
と優しく身体を拭かれ、油らしいきものを私の身体に塗られた。
するとほのかラベンダーの匂いがした。
こんな高級なお花のエキスを赤子の私に惜しみなく使うなんてこの家は貴族かしら。
前世は、わがままを言ってお花の油などを取り寄せてもらい使っていた。
でも、量が少ないのと、貴重なものらしく惜しみなく使わせてもらえなかった。
また私に塗ってくれるかしら?
いい匂い~!
なので、ルンルン気分でいると気がついた。
さっきから気のせいだと思っていたが、ちょいちょい音がしていた。
そう、箱が喋っている。
箱の中に小人を飼っているのかしら。
この世界に小人がいるのね!
前世では、おとぎ話だと思っていたけど。
ずーと見つめたが、何人小人を飼っているんだと思うぐらい人が入っていた。
この箱怖いわ!!
あんな小さな箱にぎゅーぎゅーに詰められているのね!
「華ちゃーん!テレビ観てるのね!可愛いー!これとか見ようか!」
と小さな細長い箱を母親は触った。
すると、小人からいきなり猫みたいな動物が現れた。
小人以外に猫を飼っているのね!!
スペース大丈夫かしら。
そんなことを思って興奮した!
でも、勝手に変換される言葉は「あー!」
しか出なかった。
でも、しばらくすると次は犬が現れた。
もう、なにも聞かないわ。
可哀想に。寝るスペースあるのかしら。
やがて、絵でしか観たことがない像と生き物も箱に入っていた。
この世界怖い。
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