逆転生令嬢No. 1目指す。

2章 え？なにここ

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針を刺されたところになにやら可愛い絵が貼ってあった。

「華ちゃんー！痛かったねぇ！」

と母親にヨシヨシされた。

そのおかげか、心があったかくなった。

そーいえば、前世では頭も撫でられたことなかったなぁと。

また乳母車に乗せられ、わたしは教会を出た。

「よーし！ママ、お買い物するから行こうか！」

乗せられてるだけなので、なにも言えない。

外の景色をいろいろ堪能していると大きなたてものにはいった。

うひゃーー！なにこの人の多さは！

今まで貸切とかで買い物はメイドと執事としていたがここは人が多い。

「人参はー！ここね！」

と木の籠じゃないものでどんどん母親は入れていく。

そして、これでもない！あれでもないと独り言をつぶやいていた。

うーん！暇だなぁ。

とキョロキョロしていたら私はこの世界の恐ろしさを目にした。

同じ顔のオムツ姿の赤子が袋みたいのに入っていた。

20人ぐらい居るわ！

なに、ここは人身売買を堂々としているのかしら！

スラムとかではよくある話とは聞いていたけど、ここは違う。

ねー！どうして同じ顔で閉じ込められてるの？苦しくないのー？

と言いたくても変換された言葉は

「あー！あー！」

「あら！そー言えば華ちゃんのオムツ買わないと！メーカーちがうの変えてみましょうかしら！」

と母親が赤子の入っている袋を持った！

え？

ちょっと！なにわたしだけじゃダメなの？

兄弟なんていらないわ！

と否定しようとしたがそのまんま母親は赤子を持っていた。

なにやら並んでいるがなにがあるのかしら？

「お会計、3800円です！ポイントカードありますか？」

とエプロン姿の女性が話しかけていた。

母親はにこやからに一枚のカードとやらを取り出し袋に詰められたものを受け取っていた。

銀貨とか出さないのね！

なんで、その一枚のカードで終わるのかが謎だった。