逆転生令嬢No. 1目指す。

3章成長した！

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私は絶望した。

この塀の中に逃げ破られないなんて。

お出かけと思い、るんるん気分でいたのだが、、、

「じゃぁ、ママお仕事行ってきまーす！」

といいこの小さな部屋に閉じ込められた。

のーーーーん！！！

この場所、知らない子供が多い。

「ままぁーーー！」

たすけてぇぇぇぇ！

と精一杯アピールしてもママは行ってしまった。

ここがどこかというと託児所というものだった。

閉じ込められたスペースには沢山のおもちゃがあり、大人の女の人が2人いた。

「華ちゃん！今日からよろしくね！」

と女の人にいわれたが、私にはよろしくなんてない！

だしてぇぇ！！

こんな子供が沢山いるところなんて耐えられない！！

「おぃ！そこのチビ。今日からか？」

と私よりも体格が大きいガキAがいた。

歳は5歳くらいの、見るからにいじめっ子みたいな男の子。

「うるしゃい！あたしはチビじゃない！」

いつになったらはっきり喋れるようになるのかしら。

この舌足らずな感じ。

「チビにチビって言って何が悪い！チビ！」

このガキ、、、

もう、いいやと思って今は、この雰囲気を楽しもうと箱に入っていたおもちゃで遊ぼうと思った。

どーせ暇だしー

「無視すんな！チビ！」

いい加減しつこいわね。

私はおもちゃで遊ぶのよ！

邪魔しないで頂戴。

「しらないのー！」

積み木で城をつくるのよ！

これが、小さな腕で作るのはなかなか体力がいるし暇つぶしにはぴったり！

積み木を積み上げていき、さぁ！

あとは三角で屋根をと思った瞬間

「無視する奴はこうだーーー！」

といきなり私の城を足で蹴り壊された。

わたしの努力の結晶が、、、

「こら！太一！また意地悪して！」

とくそガキを女の人が怒った。