逆転生令嬢No. 1目指す。

3章成長した！

27

駄々こねても無駄なら環境を変えるべし！！

まだ、文字も書けないからお絵描き帳に自分なりの作戦を書いてみることにした。

1.あの場所から脱出！

2.家に自力で帰る

ふん！我ながらいい作戦だとルンルンしていたけど

「あー、華ちゃん！お絵描きしてるのね！かわいいー」

傍から見たら、落書きにしか見えないあたしの作戦だった。

そして、朝決行することになった。

お腹が空いたからとりあえず、いつものお気に入りのコップに牛乳を入れてもらい腹ごしらいをした。

しばらく食べれないからと欲張った結果、ウトウトしていて、、

起きたら託児所に着いてしまっていた。

「ママーー」

寂しさと、置いていかないでと気持ちが出て涙が出てしまう。

「華ちゃん！頑張ってくるからね！」

と颯爽に出て行ってしまった。

この場所から脱出するのにも柵がデカすぎてどーすべきか考えた。

よく観察すると、あたしと同じ歳ぐらいの子やそれよりも小さい子も沢山いた。

あたしの家にあるおもちゃも沢山置いてあった。

あー、これ持ってないおもちゃだ！

少し遊びたいのを我慢した。

「さぁ！アニメ見ようねー」

といつも朝好きで見ているアニメがテレビに映った。

こんな誘惑なんて負けないわ！

早く脱出するの、、、

でも少しくらい見ても大丈夫よね。

今日見れなかったし、、、

集中してみていると

「お昼ご飯だよー」

ともう用意されていた。

もうこんな時間！！

まだ時間あるからお腹満たしてからでいいわ。

と美味しいご飯を食べてそっからみんなでお昼寝の時間になってしまった。

お昼寝の時間に逃げ出せばいいわ。

あれこれ考えているうちにまた失敗、、、

気がつくとママのお迎えになっていた。

託児所恐るべし。

今度こそ脱出してやるんだから