21 / 33
第二十話
しおりを挟む
孤児院の食堂に、少し緊張した空気が漂っていた。
さわやかな風が窓から吹き込み、明るい陽光に照らされた机の上には、まだ飲みかけのカップがいくつも置かれている。それぞれが落ち着かない様子で、そわそわと指を動かしたり、床を見つめたりしていた。
今日は特別な日。孤児院で育った子どもたちが、成人を迎えるにあたって院長ノエルと面談を行う日だった。
成人すれば孤児院を出て、それぞれの道を歩むことになる。残る者もいるが、多くは外の世界で働き口を探し、独り立ちを始めるのが常だった。
「じゃあ、最初はエリオット。入ってきなさい」
廊下から声がかかり、背の高い少年が立ち上がる。友人たちに「頑張れよ」と小さく声を掛けられ、ぎこちない笑みを浮かべて院長室へ入っていった。
しばらくして出てきた彼は、少し照れくさそうに頬をかいていた。
「町の鍛冶屋で働くことになった。見習いからだけどな」
そう言うと、仲間たちが「すげえ!」「おめでとう!」と歓声を上げる。
続いて呼ばれたのは料理が得意な少女で、彼女は「宿屋で働く」と決めていたらしい。旅人が集う場所で料理を振る舞うのが夢だと語り、笑顔で部屋を後にした。
順番に進路を告げていく子どもたちを見送りながら、ルミナは胸の奥が少しずつ熱くなっていくのを感じていた。
みんなそれぞれ、自分の未来を選んでいる。自分はどうだろう。
やがて、ノエル院長の声が響いた。
「ルミナ。次は君だ」
緊張に手のひらが汗ばむ。小さく深呼吸をしてから、ルミナは立ち上がり、院長室へと足を踏み入れた。
室内は静かで、机の上には書類が整然と並べられている。ノエルは椅子に腰掛け、優しい目で彼女を迎えた。
「座りなさい、ルミナ。今日は君のこれからの道を聞きたくてね」
促されるまま椅子に座ると、ルミナは自分の膝に手を置き、少しだけ視線を落とした。
「……みんな、立派に進路を決めていて、すごいなって思いました」
「そうだね。ここを巣立っていく子たちは、いつも私の誇りだよ」
ノエルの声は落ち着いていて、どこか父親のような温かさがあった。
その眼差しに勇気を得て、ルミナはゆっくりと顔を上げる。
「私……冒険者になりたいです」
はっきりと言葉にすると、胸の奥の迷いが少し晴れていくのを感じた。
ノエルは目を細め、しばし彼女を見つめた。
「理由を聞いてもいいかな?」
「はい。私は……今まで色んな人に助けられてきました。先生も、ユリウスも、孤児院のみんなも。だから今度は、私が誰かを助けたい。力を使うなら、人のために使いたいんです」
言葉にしながら、自然と背筋が伸びる。孤児院での日々や、森で初めて魔獣を浄化した時の記憶がよみがえり、自分の中で一つの答えに繋がっていた。
ノエルはしばらく黙っていた。机に置かれた両手を組み合わせ、考え込むように視線を落とす。その沈黙が少し怖くて、ルミナの胸は早鐘を打つ。
やがて、院長は静かに口を開いた。
「冒険者の道は危険が多い。命を落とす者も少なくない。それでも君は、その道を選ぶのだね?」
「……はい」
自分でも驚くほど、声ははっきりとしていた。迷いはなかった。
ノエルは深く息をつき、それから穏やかに微笑んだ。
「……そうか。君の意思を尊重しよう。だが約束してくれ、ルミナ。自分をないがしろにしてはいけない。誰かを助けたいと思う気持ちは尊いが、君が倒れてしまっては意味がない。君自身を大切にすることを、決して忘れないでくれ」
その言葉に胸が熱くなり、ルミナは強く頷いた。
「はい、約束します」
面談はそれで終わりだった。部屋を出ると、仲間たちが「どうだった?」と声をかけてくる。ルミナは少し照れながらも、まっすぐに答えた。
「私、冒険者になります」
その瞬間、仲間たちの表情が一斉に明るくなり、「ルミナならできるよ!」「絶対すごい冒険者になれる!」と口々に励ましてくれる。
胸の奥が熱く、誇らしい気持ちが溢れていた。
----
晴天に恵まれた孤児院の中庭は気持ちのいい日差しが降り注いでいた。今日は特別な日――孤児院に暮らす子どもたちの「成人の儀」が執り行われる日だ。
成人を迎えた者は、正式に社会へ出ることを許される。その証として、王都の神殿から派遣される神官が魔道具を用い、一人ひとりの存在を登録していく。
孤児院の大広間は、朝からそわそわとした空気に包まれていた。
十六歳を迎えた子どもたちが緊張した面持ちで衣装を整え、順番を待っている。鮮やかとは言えないが、院長ノエルが心を込めて選んだ礼服が並ぶと、それだけで場は清らかさを増していた。
ルミナもその列に加わっていた。胸の奥が落ち着かない。
成人……。つまり、ここから先は自分の足で生きていく。心に決めた「冒険者になる」という夢。そのための第一歩が、この儀式なのだ。
やがて、王都から派遣された神官が現れた。
四十代ほどだろうか。背は高く、真っ白な衣を纏い、銀の刺繍が光を受けてきらめいている。孤児院の子どもたちにとっては雲の上の存在のように感じられ、誰もが自然と背筋を伸ばしていた。
「では、これより成人の儀を始める」
神官の静かな声が響く。
用意された机の上には、小さな水晶玉のような魔道具が置かれていた。それに触れることで、その者の名が記録される。
一人目、二人目と子どもたちが呼ばれていく。
魔道具は淡い光を灯し、控えめに脈動しては記録を終える。特別なことは何もない。子どもたちは安堵の息をつき、仲間に「大丈夫だったよ」と笑顔を見せる。
そして、ついにルミナの名が呼ばれた。
胸がどくん、と大きく脈打つ。深呼吸して前へ進み、机の前に立った。
「手を置きなさい」
神官の言葉に従い、ルミナは水晶玉にそっと触れた。
瞬間――。
ぱあああっと、眩い光が広間全体を満たした。
思わず目を細める子どもたち。ざわめきが広がる。
他の誰のときにも見せなかった、強烈な輝き。光はまるでルミナ自身の鼓動と共鳴するかのように脈動し、周囲の空気を震わせた。
「……」
神官の目がわずかに細められる。表情は変わらない。だが、その沈黙がかえって異様さを際立たせた。
ルミナは手を離した。光はすっと収まり、魔道具は静けさを取り戻す。
だが広間に流れる緊張は消えない。子どもたちが小声で囁き合う。
「今の……なに?」
「すごい光だった……」
ルミナは視線を伏せた。なぜ自分のときだけ――。胸の奥がざわざわと波立つ。
神官は淡々と書き付けを終え、静かに告げた。
「登録、完了」
それだけだった。まるで何事もなかったかのように。
次の子が呼ばれ、儀式は続いていく。だがルミナの心臓はまだ早鐘を打ち、落ち着かない。
ちらりと横目で神官を見ると、彼は微笑みもせず、ただ淡々と子どもたちを見つめていた。しかし、その視線の奥底に測り知れぬ何かを宿しているように思えた。
すべての登録が終わると、神官は立ち上がり、簡潔に祝辞を述べた。
「これにて成人の儀は完了した。諸君が己の道を歩み、正しく生きることを祈る」
子どもたちは拍手をして見送り、式は幕を閉じた。
儀式の後。
ルミナは孤児院の庭の片隅で、一人息をついていた。
胸の奥がまだざわついている。あの光……どうして自分だけあんなことに。
そこへ院長ノエルがやってきた。穏やかな笑みを浮かべながらも、その瞳には静かな鋭さがあった。
「……気にしているね?」
ルミナは小さくうなずく。
「はい……」
ノエルは少し考えてから、ゆっくり言葉を選ぶように答えた。
「……君が特別なのは確かだろう」
「特別……」
その言葉に、胸がずしりと重くなる。
嬉しい響きのはずなのに、なぜか不安が勝ってしまう。
ノエルはルミナの肩に手を置いた。
「だが安心しなさい。あの神官も、正式な場では余計なことは言えない。今日の出来事も、儀式の一幕として処理されるはずだ。少なくとも、君を害するために動くことはないだろう」
「……はい」
ノエルの言葉に少しだけ心が軽くなった。
だが、神官の鋭い眼差しが頭から離れない。自分の正体に近づかれたのでは――そんな不安が胸を占めていた。
----
その夜。
孤児院の明かりが落ち、子どもたちの寝息が静かに響くころ。
ルミナは窓辺に座り、そっと夜空を見上げていた。星々が瞬き、月の光がやわらかく降り注いでいる。
大きく息を吸い込む。
「……私、たくさんの人を助ける。絶対に」
今日の出来事で迷いはない。
特別だと呼ばれたなら、その力をどう使うかは自分で選びたい。誰かに縛られるためではなく、人を助けるために。
その胸の誓いを、星空へと放つように小さく呟いた。
----
一方その頃、孤児院を後にした神官は、夜道を歩いていた。
月明かりに照らされた横顔は、儀式のときと同じ無表情。だが、心の奥底には確かなざわめきがあった。
「……ただの孤児のはずだが。あの光は……」
わずかな独り言が、夜風に消えていった。
彼の胸に生まれた違和感は、やがて王都へ持ち帰られることになる。
それが小さな火種となるのか、大きな嵐を呼ぶのか――まだ誰も知らなかった。
さわやかな風が窓から吹き込み、明るい陽光に照らされた机の上には、まだ飲みかけのカップがいくつも置かれている。それぞれが落ち着かない様子で、そわそわと指を動かしたり、床を見つめたりしていた。
今日は特別な日。孤児院で育った子どもたちが、成人を迎えるにあたって院長ノエルと面談を行う日だった。
成人すれば孤児院を出て、それぞれの道を歩むことになる。残る者もいるが、多くは外の世界で働き口を探し、独り立ちを始めるのが常だった。
「じゃあ、最初はエリオット。入ってきなさい」
廊下から声がかかり、背の高い少年が立ち上がる。友人たちに「頑張れよ」と小さく声を掛けられ、ぎこちない笑みを浮かべて院長室へ入っていった。
しばらくして出てきた彼は、少し照れくさそうに頬をかいていた。
「町の鍛冶屋で働くことになった。見習いからだけどな」
そう言うと、仲間たちが「すげえ!」「おめでとう!」と歓声を上げる。
続いて呼ばれたのは料理が得意な少女で、彼女は「宿屋で働く」と決めていたらしい。旅人が集う場所で料理を振る舞うのが夢だと語り、笑顔で部屋を後にした。
順番に進路を告げていく子どもたちを見送りながら、ルミナは胸の奥が少しずつ熱くなっていくのを感じていた。
みんなそれぞれ、自分の未来を選んでいる。自分はどうだろう。
やがて、ノエル院長の声が響いた。
「ルミナ。次は君だ」
緊張に手のひらが汗ばむ。小さく深呼吸をしてから、ルミナは立ち上がり、院長室へと足を踏み入れた。
室内は静かで、机の上には書類が整然と並べられている。ノエルは椅子に腰掛け、優しい目で彼女を迎えた。
「座りなさい、ルミナ。今日は君のこれからの道を聞きたくてね」
促されるまま椅子に座ると、ルミナは自分の膝に手を置き、少しだけ視線を落とした。
「……みんな、立派に進路を決めていて、すごいなって思いました」
「そうだね。ここを巣立っていく子たちは、いつも私の誇りだよ」
ノエルの声は落ち着いていて、どこか父親のような温かさがあった。
その眼差しに勇気を得て、ルミナはゆっくりと顔を上げる。
「私……冒険者になりたいです」
はっきりと言葉にすると、胸の奥の迷いが少し晴れていくのを感じた。
ノエルは目を細め、しばし彼女を見つめた。
「理由を聞いてもいいかな?」
「はい。私は……今まで色んな人に助けられてきました。先生も、ユリウスも、孤児院のみんなも。だから今度は、私が誰かを助けたい。力を使うなら、人のために使いたいんです」
言葉にしながら、自然と背筋が伸びる。孤児院での日々や、森で初めて魔獣を浄化した時の記憶がよみがえり、自分の中で一つの答えに繋がっていた。
ノエルはしばらく黙っていた。机に置かれた両手を組み合わせ、考え込むように視線を落とす。その沈黙が少し怖くて、ルミナの胸は早鐘を打つ。
やがて、院長は静かに口を開いた。
「冒険者の道は危険が多い。命を落とす者も少なくない。それでも君は、その道を選ぶのだね?」
「……はい」
自分でも驚くほど、声ははっきりとしていた。迷いはなかった。
ノエルは深く息をつき、それから穏やかに微笑んだ。
「……そうか。君の意思を尊重しよう。だが約束してくれ、ルミナ。自分をないがしろにしてはいけない。誰かを助けたいと思う気持ちは尊いが、君が倒れてしまっては意味がない。君自身を大切にすることを、決して忘れないでくれ」
その言葉に胸が熱くなり、ルミナは強く頷いた。
「はい、約束します」
面談はそれで終わりだった。部屋を出ると、仲間たちが「どうだった?」と声をかけてくる。ルミナは少し照れながらも、まっすぐに答えた。
「私、冒険者になります」
その瞬間、仲間たちの表情が一斉に明るくなり、「ルミナならできるよ!」「絶対すごい冒険者になれる!」と口々に励ましてくれる。
胸の奥が熱く、誇らしい気持ちが溢れていた。
----
晴天に恵まれた孤児院の中庭は気持ちのいい日差しが降り注いでいた。今日は特別な日――孤児院に暮らす子どもたちの「成人の儀」が執り行われる日だ。
成人を迎えた者は、正式に社会へ出ることを許される。その証として、王都の神殿から派遣される神官が魔道具を用い、一人ひとりの存在を登録していく。
孤児院の大広間は、朝からそわそわとした空気に包まれていた。
十六歳を迎えた子どもたちが緊張した面持ちで衣装を整え、順番を待っている。鮮やかとは言えないが、院長ノエルが心を込めて選んだ礼服が並ぶと、それだけで場は清らかさを増していた。
ルミナもその列に加わっていた。胸の奥が落ち着かない。
成人……。つまり、ここから先は自分の足で生きていく。心に決めた「冒険者になる」という夢。そのための第一歩が、この儀式なのだ。
やがて、王都から派遣された神官が現れた。
四十代ほどだろうか。背は高く、真っ白な衣を纏い、銀の刺繍が光を受けてきらめいている。孤児院の子どもたちにとっては雲の上の存在のように感じられ、誰もが自然と背筋を伸ばしていた。
「では、これより成人の儀を始める」
神官の静かな声が響く。
用意された机の上には、小さな水晶玉のような魔道具が置かれていた。それに触れることで、その者の名が記録される。
一人目、二人目と子どもたちが呼ばれていく。
魔道具は淡い光を灯し、控えめに脈動しては記録を終える。特別なことは何もない。子どもたちは安堵の息をつき、仲間に「大丈夫だったよ」と笑顔を見せる。
そして、ついにルミナの名が呼ばれた。
胸がどくん、と大きく脈打つ。深呼吸して前へ進み、机の前に立った。
「手を置きなさい」
神官の言葉に従い、ルミナは水晶玉にそっと触れた。
瞬間――。
ぱあああっと、眩い光が広間全体を満たした。
思わず目を細める子どもたち。ざわめきが広がる。
他の誰のときにも見せなかった、強烈な輝き。光はまるでルミナ自身の鼓動と共鳴するかのように脈動し、周囲の空気を震わせた。
「……」
神官の目がわずかに細められる。表情は変わらない。だが、その沈黙がかえって異様さを際立たせた。
ルミナは手を離した。光はすっと収まり、魔道具は静けさを取り戻す。
だが広間に流れる緊張は消えない。子どもたちが小声で囁き合う。
「今の……なに?」
「すごい光だった……」
ルミナは視線を伏せた。なぜ自分のときだけ――。胸の奥がざわざわと波立つ。
神官は淡々と書き付けを終え、静かに告げた。
「登録、完了」
それだけだった。まるで何事もなかったかのように。
次の子が呼ばれ、儀式は続いていく。だがルミナの心臓はまだ早鐘を打ち、落ち着かない。
ちらりと横目で神官を見ると、彼は微笑みもせず、ただ淡々と子どもたちを見つめていた。しかし、その視線の奥底に測り知れぬ何かを宿しているように思えた。
すべての登録が終わると、神官は立ち上がり、簡潔に祝辞を述べた。
「これにて成人の儀は完了した。諸君が己の道を歩み、正しく生きることを祈る」
子どもたちは拍手をして見送り、式は幕を閉じた。
儀式の後。
ルミナは孤児院の庭の片隅で、一人息をついていた。
胸の奥がまだざわついている。あの光……どうして自分だけあんなことに。
そこへ院長ノエルがやってきた。穏やかな笑みを浮かべながらも、その瞳には静かな鋭さがあった。
「……気にしているね?」
ルミナは小さくうなずく。
「はい……」
ノエルは少し考えてから、ゆっくり言葉を選ぶように答えた。
「……君が特別なのは確かだろう」
「特別……」
その言葉に、胸がずしりと重くなる。
嬉しい響きのはずなのに、なぜか不安が勝ってしまう。
ノエルはルミナの肩に手を置いた。
「だが安心しなさい。あの神官も、正式な場では余計なことは言えない。今日の出来事も、儀式の一幕として処理されるはずだ。少なくとも、君を害するために動くことはないだろう」
「……はい」
ノエルの言葉に少しだけ心が軽くなった。
だが、神官の鋭い眼差しが頭から離れない。自分の正体に近づかれたのでは――そんな不安が胸を占めていた。
----
その夜。
孤児院の明かりが落ち、子どもたちの寝息が静かに響くころ。
ルミナは窓辺に座り、そっと夜空を見上げていた。星々が瞬き、月の光がやわらかく降り注いでいる。
大きく息を吸い込む。
「……私、たくさんの人を助ける。絶対に」
今日の出来事で迷いはない。
特別だと呼ばれたなら、その力をどう使うかは自分で選びたい。誰かに縛られるためではなく、人を助けるために。
その胸の誓いを、星空へと放つように小さく呟いた。
----
一方その頃、孤児院を後にした神官は、夜道を歩いていた。
月明かりに照らされた横顔は、儀式のときと同じ無表情。だが、心の奥底には確かなざわめきがあった。
「……ただの孤児のはずだが。あの光は……」
わずかな独り言が、夜風に消えていった。
彼の胸に生まれた違和感は、やがて王都へ持ち帰られることになる。
それが小さな火種となるのか、大きな嵐を呼ぶのか――まだ誰も知らなかった。
10
あなたにおすすめの小説
元勇者は魔力無限の闇属性使い ~世界の中心に理想郷を作り上げて無双します~
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
ファンタジー
魔王を倒した(和解)した元勇者・ユメは、平和になった異世界を満喫していた。しかしある日、風の帝王に呼び出されるといきなり『追放』を言い渡された。絶望したユメは、魔法使い、聖女、超初心者の仲間と共に、理想郷を作ることを決意。
帝国に負けない【防衛値】を極めることにした。
信頼できる仲間と共に守備を固めていれば、どんなモンスターに襲われてもビクともしないほどに国は盤石となった。
そうしてある日、今度は魔神が復活。各地で暴れまわり、その魔の手は帝国にも襲い掛かった。すると、帝王から帝国防衛に戻れと言われた。だが、もう遅い。
すでに理想郷を築き上げたユメは、自分の国を守ることだけに全力を尽くしていく。
辺境で静かに暮らしていた俺、実は竜王の末裔だったらしく気づけば国ができていた
平木明日香
ファンタジー
はるか五億四千万年前、この星は六柱の竜王によって治められていた。火・水・風・土・闇・光――それぞれの力が均衡を保ち、世界は一つの大きな生命のように静かに巡っていた。だが星の異変をきっかけに竜の力は揺らぎ、その欠片は“魂”となって新たな生命に宿る。やがて誕生した人類は文明を築き、竜の力を利用し、ついには六大陸そのものを巨大な封印装置へと変えて竜王を眠りにつかせた。
それから幾千年。
現代では六つの大国がそれぞれ封印を管理し、かろうじて世界の均衡を保っている。しかし各地で異常な魔獣が出現し、封印の揺らぎが噂されはじめていた。
そんな世界を気ままに旅する青年がいる。名はブラック・ドラグニル。三年前からハンターとして魔獣を討伐し、その肉を味わいながら各地を渡り歩く放浪者だ。規格外の実力を持ちながら名誉や地位には興味がなく、ただ「世界のうまいものを食べ尽くす」ことを楽しみに生きている。
ある日、光の王国ルミナリア近郊で王女ユリアナが大型魔獣に襲われる事件が起きる。死を覚悟した騎士団の前に現れたブラックは、その怪物をわずか数十秒で討ち倒す。彼にとっては雑魚同然だったが、その圧倒的な強さは王国中に知れ渡る。王女は自由に生きる彼の姿に心を奪われるが、ブラックは次の目的地へ向かう計画を練るばかり。
だが彼自身はまだ知らない。
自らが竜族の末裔であり、世界を再び“統合”へ導く鍵となる存在であることを。
竜の封印が揺らぐとき、自由を愛する青年は世界の命運を左右する選択を迫られる。
これは、竜の記憶と人の魂が交錯する壮大なファンタジー叙事譚である。
国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします。
樋口紗夕
恋愛
公爵令嬢ヘレーネは王立魔法学園の卒業パーティーで第三王子ジークベルトから婚約破棄を宣言される。
ジークベルトの真実の愛の相手、男爵令嬢ルーシアへの嫌がらせが原因だ。
国外追放を言い渡したジークベルトに、ヘレーネは眉一つ動かさずに答えた。
「国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします」
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
犬の散歩中に異世界召喚されました
おばあ
ファンタジー
そろそろ定年後とか終活とか考えなきゃいけないというくらいの歳になって飼い犬と一緒に異世界とやらへ飛ばされました。
何勝手なことをしてくれてんだいと腹が立ちましたので好き勝手やらせてもらいます。
カミサマの許可はもらいました。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
莫大な遺産を相続したら異世界でスローライフを楽しむ
翔千
ファンタジー
小鳥遊 紅音は働く28歳OL
十八歳の時に両親を事故で亡くし、引き取り手がなく天涯孤独に。
高校卒業後就職し、仕事に明け暮れる日々。
そんなある日、1人の弁護士が紅音の元を訪ねて来た。
要件は、紅音の母方の曾祖叔父が亡くなったと言うものだった。
曾祖叔父は若い頃に単身外国で会社を立ち上げ生涯独身を貫いき、血縁者が紅音だけだと知り、曾祖叔父の遺産を一部を紅音に譲ると遺言を遺した。
その額なんと、50億円。
あまりの巨額に驚くがなんとか手続きを終える事が出来たが、巨額な遺産の事を何処からか聞きつけ、金の無心に来る輩が次々に紅音の元を訪れ、疲弊した紅音は、誰も知らない土地で一人暮らしをすると決意。
だが、引っ越しを決めた直後、突然、異世界に召喚されてしまった。
だが、持っていた遺産はそのまま異世界でも使えたので、遺産を使って、スローライフを楽しむことにしました。
辺境追放された「植物魔導師」の領地開拓 ~枯れ果てた死の大地は、俺の魔力で聖域(楽園)へと変貌する~
リーフレット
ファンタジー
「植物魔法? ああ、農作業にしか使えないあの地味な魔法か」
帝国騎士団の専属魔導師だったアルトは、無能な二世皇太子レオンによって、一方的に追放を言い渡された。
アルトがどれほど魔導植物を駆使し、帝国の食糧難を裏から支えていたかを知らぬまま、彼は「戦闘に役立たない役立たず」という烙印を押されたのだ。
帝国を出て行き着いた先は、魔物が跋扈し、草一本生えないと言われる最果ての荒野。
死を待つだけの地。しかし、アルトは絶望するどころか、晴れやかな顔で笑っていた。
「やっと、気兼ねなく『植物』を愛でられる。……よし、ここを世界一の庭(楽園)にしよう」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる