出会いは突然に〜愛人の行方〜

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13.恋人として

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部屋に入ると、晃は黙って上着を脱ぎ、手持無沙汰な私をソファに座らせた。



私は改めて晃の部屋を眺める。



前回来た時にはそんな余裕はなかったのだ。



晃の部屋は広々としていて、高級そうなインテリアが整然と並んでいた。



ここに来るのは初めてではないのに、緊張は解けなかった。









晃はテレビもつけず、仕事用のスマホさえ見ようとしない。



部屋に漂う静寂が、かえって私の鼓動を速めていた。



晃の視線が、私の全身を捉えたまま離れない。



情欲を宿した眼差しを感じ、息が詰まる。









「こっちへ来い」









少し戸惑いながら晃の隣に座ると、強く引き寄せられた。晃の体の熱が伝わってくる。



背中から抱きしめられると、首筋に晃の熱い吐息がかかる。









晃は後ろから回していた両手をおろすと、服の上から胸を揉んでくる。



びくんと体が反応して、思わず、晃の手に私の手を重ねた。









一瞬胸を揉みしだく手が止まったが、私の反応を無視するように、晃がブラごと服を掴み、胸元までぐっと押し上げ、両胸を揉みしだいた。私を横に転がし谷間へと顔を寄せる。



そのまま舌を伸ばすと、乳首を転がしてくる。



「あっ……!」



反対の乳首を指で強めに摘ままれて思わず声が漏れた。声が出てしまったことが悔しくて、これ以上声が出ないように必死に押し殺す。



「……声出せよ」



耳元で囁かれた声に、思わず吐息が漏れる。









晃は先ほどよりも少し強めに両胸を揉んでは、時折思い出したかのように舌先で乳首を突いてくる。









ぢゅっと音を立てて吸いついたり、舌で乳首を転がしたり強く押したりする。



絶え間なく襲ってくる快感に、とうとう声が出てしまう。



「あっ……! もうっ!」



晃の指先が私の太ももに触れ、じわじわと服の下に滑り込むその感触に、思わず体が震える。



「……んっ、だ、だめ……」



言葉とは裏腹に、私の体は晃の手を受け入れていた。



パンツ越しに秘部に触れた瞬間、自然と声が漏れる。



「……は、ぁ、ふぅ、う……っそこ……」



自分からこんな声が出ていることが信じられなかった。



けれど、晃の指が触れるたびに、私の中で快感が積り、欲望がどんどん膨れ上がる。



そんな私に晃は笑みを浮かべながら、再び耳元で低く囁いた。



「もっと感じろ」



その一言が私の理性を崩壊させた。



彼の指がパンツのクロッチを横にずらすと、あっという間に私の秘部に入り込んだ。そこが晃の指の侵入を許すのは、今回で2度目だ。



晃の指の動きに反応して自然と腰が動いてしまい、それと同時に私の声が部屋の中に響き渡った。



「……んっ、あっ……や、やだ……!」



「さっきからヤダだのダメだの、そればっかりだな。……素直になれ」



晃の指がぐっと奥に入ってきたかと思うと、私の気持ちいい所を責めてくる。



足は自然と開き、晃から与えられる快感を追い求めるように、晃の指を奥へ奥へといざなう。



快感が波のように押し寄せて、体全体を支配していた。









「今日から、お前は俺のものだ」



そう言いながら、残った服を脱がされる。晃の手はいつもよりも性急で、彼も焦っているのが伝わった。



首筋に冷たい空気が触れ、思わず声が出る。



「やぁ……!」



「……あぁ、初めてがここじゃ嫌か」



晃はいとも簡単に私を持ち上げると、キングサイズのベッドに連れて行く。



ふわっとした感覚とともにベッドに下ろされると、すぐに晃が覆い被さってきた。その体温に安心する。









心地の良い重みを感じた瞬間、晃の唇が首筋に落ちてきた。



「亜美、俺を見ろ」



首筋を甘噛みされながら囁かれ、ゆっくりと顔を上げて晃を見つめる。



晃の瞳は暗く、私への欲望で満ちていた。



再び深いキスが降り注ぐ。そのキスは情熱的で荒々しい。唇の隙間から晃の熱い舌が入ってきて、絡まり合い、呑み込めない唾液が晃のものと合わさって口から零れ落ちる。



再び晃の指が割れ目の中を探ってくる。



「んっ」



やや冷めつつあった体の熱が、いとも簡単にぶり返してきた。



欲望が再度頭をもたげる。



呼吸が乱れ、思わず腰が反ってしまう。



「……もう少し頑張れるか?」



晃が唇を離して、私の顔を覗き込んできた。



私は、息を切らしながら、ただ頷く事しかできなかった。









晃はベッド横の棚から何かを取り出し、その袋を破いた。これから起こることを想像し、私のそこがドクンと脈打った。



そして、晃が再びこちらを向く。



「痛かったら言え」



晃が私の腰を強く掴むと、割れ目に熱いモノを押し当てた。指とは違う大きさに、思わず腰がひける。



「……あっ……! ま、って……っ」



「待たない」



思わず止めようとするが間に合わない。晃はそのまま、ゆっくりと私の中をこじ開けるように進んでくる。



「いたっ、あきらっ!」



時間をかけてゆっくりと進んでくれているが、初めての挿入に鋭い痛みを感じる。痛みで硬直する私をキスでなだめながら、晃は進んでは止まり、進んでは止まりを繰り返す。時間をかけながらゆっくりと、私の中に全てを埋めた。



全てが埋まるころには、晃の額からは玉のような汗が浮かんでいた。



全てが埋まった後も、晃はその姿勢のまま動かず、私が落ち着くのを待ってくれた。時間が経つにつれ、徐々に痛みが薄れてきた。









私の痛みが薄れてきたのを見計らったように、晃はゆっくりと前後に動き始めた。



私の反応を見ながら、徐々に腰の動きを速くする。合間にキスを落としながら、腰を奥へ奥へと押し付ける。



奥を突かれるたびに体は揺れ、徐々に快感を拾い始める。初めての快感に、頭も体もついていけない。自分がおかしくなっていく感覚に襲われ、頭が真っ白になっていく。



「……っ、は、ぁっ、ひぅっ、あき、ら、ぁっ……は、ひぁあっ」



言葉にならない叫びが口から漏れる。息を吐くことはできるのに、うまく吸えない。



晃は私の頭を撫でて、落ち着かせようとする。



「……可愛いな」



そんな訳ないでしょと言いたいのに、息が上がって言葉にならない。









どれくらいの時間、こうしていたのだろう。ただ晃の動きに翻弄される自分がいる。



「っは、悪い、優しくできそうにない」



晃の眉間のしわが深くなり、呼吸もどんどん荒くなる。晃の目は、完全に理性をなくしていた。きっと私も、晃と同じ目をしているだろう。



胸や秘所だけでなく、頭から足先まで、体の全てが性感帯であるかのように、どこを触られても感じてしまう。体に溜まった熱が、今にも外に溢れ出そうなっている。



「……イっていいぞ」



——言葉とともに、全身に電気が走って、体がのけぞる。



「……く、ぅ、っ、締め付け、やばいな」



全身を襲う快感の強さに、思わず晃の腕に爪を立ててしまう。意図せず体がビクッと跳ねると、次の瞬間にはベッドに沈み込んでいた。



「……亜美、大丈夫か?」



優しく問いかける晃の声に頷きたいのに、疲れ果てて首を動かすことさえできない。



全身が熱を帯び、心臓はまだ早鐘を打っている。



「おやすみ」



疲れが限界に達した私は、そっと目を閉じた。
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