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17.プロポーズの後で
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私と晃は薄暗い部屋のベッドで、裸で繋がっている。
気づいたらこうなっていた。
帰ってくるなり、全てを奪うような激しいキスが私を待っていた。
その後、お互い絡み合うように重なったことだけは覚えている。
何度もキスをせがんだ。
キスをせがむ度に嬉しそうな顔をする晃を、愛しいと思う。
晃への恋心に気づいたきっかけでもあるその表情を見る度に、私の下腹部がきゅんと熱くなるのを感じた。
――手を重ね合う。直後にお互い手を離すと、固く指を絡め合う。
2人の左手の薬指には、指輪がはめられている。
指輪が視界に入る度に幸せな気持ちになる。
「ん、ぅあ……っ!」
その時、腰を強く引き寄せられて、一気に最奥を突かれる。
「……まだ余裕みたいだな」
行為に集中していなかったことを咎められる。
「ち、ちが、指輪が目に入って……!」
「関係ない。今は俺だけ見てろ」
――自分以外に意識が向くのは、許せない。晃は責め立てるように、私の気持ちがいいところを突いてくる。どこを突いたら感じるのか、全てお見通しなのだろう。
「わ、分かりました、から、そこやめ……っん」
容赦のない動きに、ただ体を揺らすことしかできない。
感じている顔を見られたくなくて、顔を逸らす。
しかし、すぐに顎を掴まれて無理やり前を向かされた。
恥ずかしくて、目が潤んでしまう。
「は、泣かれると興奮するだろう」
晃は目を細めてにやりと笑うと、私の涙を舌でなぞる。
プロポーズしたばかりなんだから、もっと優しくしてくれてもいいんじゃないの!?
その訴えが言葉として出ることはなかった。晃の動きが激しくなったからだ。
「あ、っ、ひぅうっ、ぅああ」
でも、こういう俺様なところも嫌いにはなれない。
これ以上続くとおかしくなりそうで、逃げるようにして体を右に捻る。
上半身を使って、ベッドの上部にずるずると体を移動させる。
「逃げるのか?」
下半身は繋がったまま。私は何かにすがりたくてシーツを握った。
晃のモノが引き抜かれた次の瞬間、体をぐるりと回される。
うつぶせになると、晃が後ろから覆いかぶさってきた。
重くはないけど、晃の腕に囲われて身動きがとれない。さっきまで繋がっていた場所が、晃を求めて悲鳴を上げている。
「っ、……どいて」
「そう言いながら期待はしているんだな」
「そんなこと……」
晃が楽しそうに囁いた。
「お前の足。……欲しいか?」
無意識に足をこすり合わせていたようだ。
それに気づいた瞬間、顔が一気に熱くなった。
「な……」
「期待に応えてやる」
そう言うと、再び晃のモノが一気に入ってきた。
「あ、あぁ、ぅあっ、んぅ」
後ろからするのは初めてだ。いつもと当たる角度が違う。
「締まった。反応がいいな」
いつもとは違う体勢に、妙に興奮する。
「これいいだろ」
「なに、いってるの?」
「素直になれ。ほら、ここがお前の好きなところだ」
――そんな、素直に頷けるわけがないじゃない!
シーツを握る私の手の上に、晃の手が重なる。
「気持ちいいか」
「んっ。あきら、は?」
「気持ちいいに決まってるだろう」
「よか、った。晃、好き……」
「っ」
晃への愛しさがあふれてくる。その気持ちを言葉にすると、不意をつかれたように晃が急に黙り込んだ。見えないながらも晃が照れているんだと分かり、思わず笑ってしまう。晃は照れたことをごまかす様に、激しく前後に動き出した。快感がおなかの奥に溜まり、どんどん熱くなる。
「も、イきそう」
「俺も、だ」
晃と体を密着させ、キスをした。今までで一番、甘くて優しいキスだった。
「亜美、……っ」
徐々に腰の動きが速くなり、全身に電流がかけぬける。
「ひ、ぁあ……っ!!」
「……っく」
私の中で晃のモノが収縮するのが分かった。私たちは繋がったまま、しばらくキスをしていた。
「はぁ……、亜美、大丈夫か」
余韻に浸っていると、晃が声をかけてくれた。
「だい、じょうぶです」
声を出し過ぎて、喉が痛い。
大して動かなかったはずなのに、疲れ果てていた。
「……ぐちゃぐちゃだな」
「そんな……」
私の乱れた髪を整えてくれる。
「これなら良いか?」
私の顔を覗き込む。正直、汗やら何やらでぐちゃぐちゃの顔なんて、見られたくない。
「……亜美、愛してる」
「……私も愛してます」
私も彼の髪をそっと撫でる。
彼とのこれからの日々を想像するだけで、心が温かくなった。
気づいたらこうなっていた。
帰ってくるなり、全てを奪うような激しいキスが私を待っていた。
その後、お互い絡み合うように重なったことだけは覚えている。
何度もキスをせがんだ。
キスをせがむ度に嬉しそうな顔をする晃を、愛しいと思う。
晃への恋心に気づいたきっかけでもあるその表情を見る度に、私の下腹部がきゅんと熱くなるのを感じた。
――手を重ね合う。直後にお互い手を離すと、固く指を絡め合う。
2人の左手の薬指には、指輪がはめられている。
指輪が視界に入る度に幸せな気持ちになる。
「ん、ぅあ……っ!」
その時、腰を強く引き寄せられて、一気に最奥を突かれる。
「……まだ余裕みたいだな」
行為に集中していなかったことを咎められる。
「ち、ちが、指輪が目に入って……!」
「関係ない。今は俺だけ見てろ」
――自分以外に意識が向くのは、許せない。晃は責め立てるように、私の気持ちがいいところを突いてくる。どこを突いたら感じるのか、全てお見通しなのだろう。
「わ、分かりました、から、そこやめ……っん」
容赦のない動きに、ただ体を揺らすことしかできない。
感じている顔を見られたくなくて、顔を逸らす。
しかし、すぐに顎を掴まれて無理やり前を向かされた。
恥ずかしくて、目が潤んでしまう。
「は、泣かれると興奮するだろう」
晃は目を細めてにやりと笑うと、私の涙を舌でなぞる。
プロポーズしたばかりなんだから、もっと優しくしてくれてもいいんじゃないの!?
その訴えが言葉として出ることはなかった。晃の動きが激しくなったからだ。
「あ、っ、ひぅうっ、ぅああ」
でも、こういう俺様なところも嫌いにはなれない。
これ以上続くとおかしくなりそうで、逃げるようにして体を右に捻る。
上半身を使って、ベッドの上部にずるずると体を移動させる。
「逃げるのか?」
下半身は繋がったまま。私は何かにすがりたくてシーツを握った。
晃のモノが引き抜かれた次の瞬間、体をぐるりと回される。
うつぶせになると、晃が後ろから覆いかぶさってきた。
重くはないけど、晃の腕に囲われて身動きがとれない。さっきまで繋がっていた場所が、晃を求めて悲鳴を上げている。
「っ、……どいて」
「そう言いながら期待はしているんだな」
「そんなこと……」
晃が楽しそうに囁いた。
「お前の足。……欲しいか?」
無意識に足をこすり合わせていたようだ。
それに気づいた瞬間、顔が一気に熱くなった。
「な……」
「期待に応えてやる」
そう言うと、再び晃のモノが一気に入ってきた。
「あ、あぁ、ぅあっ、んぅ」
後ろからするのは初めてだ。いつもと当たる角度が違う。
「締まった。反応がいいな」
いつもとは違う体勢に、妙に興奮する。
「これいいだろ」
「なに、いってるの?」
「素直になれ。ほら、ここがお前の好きなところだ」
――そんな、素直に頷けるわけがないじゃない!
シーツを握る私の手の上に、晃の手が重なる。
「気持ちいいか」
「んっ。あきら、は?」
「気持ちいいに決まってるだろう」
「よか、った。晃、好き……」
「っ」
晃への愛しさがあふれてくる。その気持ちを言葉にすると、不意をつかれたように晃が急に黙り込んだ。見えないながらも晃が照れているんだと分かり、思わず笑ってしまう。晃は照れたことをごまかす様に、激しく前後に動き出した。快感がおなかの奥に溜まり、どんどん熱くなる。
「も、イきそう」
「俺も、だ」
晃と体を密着させ、キスをした。今までで一番、甘くて優しいキスだった。
「亜美、……っ」
徐々に腰の動きが速くなり、全身に電流がかけぬける。
「ひ、ぁあ……っ!!」
「……っく」
私の中で晃のモノが収縮するのが分かった。私たちは繋がったまま、しばらくキスをしていた。
「はぁ……、亜美、大丈夫か」
余韻に浸っていると、晃が声をかけてくれた。
「だい、じょうぶです」
声を出し過ぎて、喉が痛い。
大して動かなかったはずなのに、疲れ果てていた。
「……ぐちゃぐちゃだな」
「そんな……」
私の乱れた髪を整えてくれる。
「これなら良いか?」
私の顔を覗き込む。正直、汗やら何やらでぐちゃぐちゃの顔なんて、見られたくない。
「……亜美、愛してる」
「……私も愛してます」
私も彼の髪をそっと撫でる。
彼とのこれからの日々を想像するだけで、心が温かくなった。
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