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19.これから2人で
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荷物が山積みになった部屋の中で、亜美はふと手を止めて周囲を見渡した。
ダンボール箱が乱雑に並び、片付けられるのを待っている。
これからこの部屋で、家族としての思い出が増えていくんだ。
「どうした? 何かあったか?」
晃の声が背後から聞こえてきた。
振り返ると、彼は箱を開けながら、動きの止まった私を見つめていた。
袖をまくったその姿を見て、思わず笑みが零れた。
「何でもないです。ただ、まだ実感が湧かなくて」
手に持っていた本を本棚に収め、改めて部屋を見渡す。
今日は斎藤さんが手伝いに来てくれている。
斎藤さんは手際よく作業を進めながら、時折私に声をかけてくれる。
「こっちのダンボールも片付けておきますね」
「ありがとうございます、助かります!」
ダンボールから次々と荷物を出していく。
初めてのデートで着たワンピースや、アウトレットモールで買ったバッグもある。
「持ってきてたんだな」
「もちろんです。思い入れがありますから」
荷物とともに、思い出も蘇ってくる。
クローゼットを片付けた後は、新居の為に新しく購入したキッチン用品を食器棚に並べていく。
使いやすそうなお皿や、マグカップ。
これらが食事に彩りを添えてくれるだろう。
片付けは順調に進み、ダンボールの山がすべて片付いた。
「本当にありがとうございました。斎藤さんがいなかったら、こんなに早く片付かなかったです!」
私が頭を下げると、斎藤さんが困ったように微笑む。
「早く片付いてよかったです。それでは失礼します」
それだけ言うと、早々に帰っていった。
リビングに戻り晃と並んでソファに座ると、晃がゆっくりと両手を伸ばしてきた。
私の両手に触れると、そのままそっと包み込む。
不意に晃が声をかけてきた。
「……亜美、これからよろしく」
「何ですか、急に」
「言ってなかったなと思って」
「こちらこそ……ですよ」
これまで、家と言えば、一人でゆっくり過ごす場所だった。
これからは、この場所で夫婦としての生活が始まる。
ダンボール箱が乱雑に並び、片付けられるのを待っている。
これからこの部屋で、家族としての思い出が増えていくんだ。
「どうした? 何かあったか?」
晃の声が背後から聞こえてきた。
振り返ると、彼は箱を開けながら、動きの止まった私を見つめていた。
袖をまくったその姿を見て、思わず笑みが零れた。
「何でもないです。ただ、まだ実感が湧かなくて」
手に持っていた本を本棚に収め、改めて部屋を見渡す。
今日は斎藤さんが手伝いに来てくれている。
斎藤さんは手際よく作業を進めながら、時折私に声をかけてくれる。
「こっちのダンボールも片付けておきますね」
「ありがとうございます、助かります!」
ダンボールから次々と荷物を出していく。
初めてのデートで着たワンピースや、アウトレットモールで買ったバッグもある。
「持ってきてたんだな」
「もちろんです。思い入れがありますから」
荷物とともに、思い出も蘇ってくる。
クローゼットを片付けた後は、新居の為に新しく購入したキッチン用品を食器棚に並べていく。
使いやすそうなお皿や、マグカップ。
これらが食事に彩りを添えてくれるだろう。
片付けは順調に進み、ダンボールの山がすべて片付いた。
「本当にありがとうございました。斎藤さんがいなかったら、こんなに早く片付かなかったです!」
私が頭を下げると、斎藤さんが困ったように微笑む。
「早く片付いてよかったです。それでは失礼します」
それだけ言うと、早々に帰っていった。
リビングに戻り晃と並んでソファに座ると、晃がゆっくりと両手を伸ばしてきた。
私の両手に触れると、そのままそっと包み込む。
不意に晃が声をかけてきた。
「……亜美、これからよろしく」
「何ですか、急に」
「言ってなかったなと思って」
「こちらこそ……ですよ」
これまで、家と言えば、一人でゆっくり過ごす場所だった。
これからは、この場所で夫婦としての生活が始まる。
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