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学園祭名物メイドカフェ①
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それが判明したのは、二日目の、まさにその来訪のときだった。
一日目は平和に終わった。あのあといばら先輩と学園祭を見て回って、たくさん遊んだ。
ヨーヨー釣りをしたり、お化け屋敷に入ってみたり、外のバンドの演奏を聴いたり……。
クラスや手芸部の出し物当番まで夕方まで数時間あったとはいえ、時間が足りないくらいだった。
でもとても充実した時間だった。だから二日目もそのように進むと思ったのだけど。
先輩は午前中から担当の時間だというので、つむぎは朝から向かうことにした。今回は李奈と担当時間が離れていたので、一人で向かうことになったのだけど、あとから考えればそれで良かったのである。
「こんにちはー! ……わぁ!?」
先輩のクラスに着いて、どきどきしながら教室をのぞきこんで。
つむぎは目を丸くしてしまった。
教室の中は机と椅子が並べられていたけれど、テーブルクロスがかかっていて全然違う印象になっていた。
壁にも飾りつけがされていて、メニューなんかもかけられていて、本当にカフェの内装であった。
その本格さにも目が奪われたのだけど、それよりつむぎがおどろいたのは、店員さんの格好。
「おかえりなさいませ、お嬢様!」
あいさつも「いらっしゃいませ」ではなかった。
つむぎは目をぱちくりさせてしまう。こういうカフェ。行ったことはもちろんないけれど、話には聞いたことがある。
女子生徒は黒のワンピースにフリフリのエプロンがついた制服。
男子生徒はきりっとした黒のスーツのような上下。
メイドさんと、これは執事……とか言ったか。洋風のお給仕をするひとたちのような格好であった。
一日目は平和に終わった。あのあといばら先輩と学園祭を見て回って、たくさん遊んだ。
ヨーヨー釣りをしたり、お化け屋敷に入ってみたり、外のバンドの演奏を聴いたり……。
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でもとても充実した時間だった。だから二日目もそのように進むと思ったのだけど。
先輩は午前中から担当の時間だというので、つむぎは朝から向かうことにした。今回は李奈と担当時間が離れていたので、一人で向かうことになったのだけど、あとから考えればそれで良かったのである。
「こんにちはー! ……わぁ!?」
先輩のクラスに着いて、どきどきしながら教室をのぞきこんで。
つむぎは目を丸くしてしまった。
教室の中は机と椅子が並べられていたけれど、テーブルクロスがかかっていて全然違う印象になっていた。
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