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和の行方
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「で、でも」
とっさにためらってしまった。
家に押しかけるというのは……。
だが和臣が言い切った。
「無駄足ならそれでいいんだ。だが、和がいるなら……、うん、とにかく心配だ」
言葉を濁したのは、嫌な想像だったからだろう。
梓もそんなことを口に出したくはなかった。
言葉にしたら、本当のことに近付いてしまう気がしたのだ。
「……わかった。行こう」
ぐっとこぶしを握った。
その梓に、和臣がまだ強張った顔ながら、笑みを浮かべてくれる。
お店のひとたちとおまわりさんに、厚くお礼を言って、部屋を出た。
店内も抜けて、外へ出た。
二人、連れ立って道を歩き出す。
「歩いて行こう。車だとなにか見落としがあるかもしれない」
「うん」
「それに、駐車場に車が残っていたってことは、美穂が徒歩でどこかへ向かった可能性もある。それならくまなく見られたほうがいい」
「うん」
和臣の推理と行動方針の計画はきっと的確だった。
それは捜査をする担当の警察官ではなくとも、きっと多少は知識や経験があるのだということを示していた。
大丈夫。
きっと見つかる。
和臣さんを信じて、二人でしっかり探せば、きっと。
とっさにためらってしまった。
家に押しかけるというのは……。
だが和臣が言い切った。
「無駄足ならそれでいいんだ。だが、和がいるなら……、うん、とにかく心配だ」
言葉を濁したのは、嫌な想像だったからだろう。
梓もそんなことを口に出したくはなかった。
言葉にしたら、本当のことに近付いてしまう気がしたのだ。
「……わかった。行こう」
ぐっとこぶしを握った。
その梓に、和臣がまだ強張った顔ながら、笑みを浮かべてくれる。
お店のひとたちとおまわりさんに、厚くお礼を言って、部屋を出た。
店内も抜けて、外へ出た。
二人、連れ立って道を歩き出す。
「歩いて行こう。車だとなにか見落としがあるかもしれない」
「うん」
「それに、駐車場に車が残っていたってことは、美穂が徒歩でどこかへ向かった可能性もある。それならくまなく見られたほうがいい」
「うん」
和臣の推理と行動方針の計画はきっと的確だった。
それは捜査をする担当の警察官ではなくとも、きっと多少は知識や経験があるのだということを示していた。
大丈夫。
きっと見つかる。
和臣さんを信じて、二人でしっかり探せば、きっと。
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