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2.真面目な話してるんだから、女の腰に手を回すのやめろ
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ルーファス・フェルザイムのやらかした婚約破棄騒動は王太子の声のもと別室で話し合うことになった。
なぜこんな事に。クララ嬢に嫌がらせなんてしていない。そもそも初対面だ。
学校の応接室を使わせてもらえる事になり、当事者と教員が集められた。こんな時でもルーファスはクララ嬢を抱き寄せている。問題児がいなくなった卒業式はつつがなく終わったのだろうか、遠くで声が聞こえてくる。
ソファはゆったりと二、三人は座れるようになっておりテーブルをはさんで二台ある。ルーファスとクララ嬢は隣同士に座り、私は先生の隣に座った。
「さて、話し合いだが婚約破棄は君たちだけで決める事は出来ないよ。家同士での話し合いが必要だ」
三年生の担任の先生が困ったように彼らに言い聞かせている。最後の最後まで問題を起こす生徒がいて教員も大変だとどこか他人事のように考えてしまう。先ほどからズキズキと頭が痛い。
「エリーゼ、貴女は私と共にいたクララに嫉妬してクララに何度も嫌がらせをしたね。優しいクララを傷つけることは許される事ではない。貴女の心醜い行動は私の婚約者として相応しくない。心優しいクララがどれだけ傷ついていたかわかるか。」
クララ、クララ、うるせぇな。お前の浮気はどうなんだよ。ルーファスはクララの腰に腕を回し抱き寄せながら、こちらを非難してくる。そんな浮気野郎の言葉に顔を顰めてしまう。こめかみがドクドク脈打つように痛くなってきた。
「エリーゼ様、罪を認めて謝罪をしてくだされば貴女のことはお許しいたします」
「私はクララ様、貴女に嫌がらせなんてしておりません。そもそも今日が初対面のはずです。私と貴女では学年が違うんですから」
私とルーファスたちの主張が食い違うため、話は平行線を辿る。
「フェルザイム、エリーゼ嬢が嫌がらせをしていたという証拠はあるのか?」
「証拠?もちろんです、先生。クララ嬢の教科書やノート、ハンカチなどがハサミを入れられたり、泥がついたりしていました。エリーゼがやったに違いありません」
それはクララ嬢が嫌がらせ受けていたという証拠で私がやったという証拠ではない。なのに堂々と胸を張りながら主張する。私の婚約者、こんなにアホだったのかなとマジマジと見つめてしまう。先生も同じ思いだったのか、それでは証拠にならないとため息を吐いている。
もう家に帰りたい。婚約解消して縁を切りたい。濡れ衣を着せてくる浮気者なんて願い下げだとうんざりしていたら応接室の扉が開き、各家から迎えが来たと教えられた。
「あらためて、家から婚約破棄の通達をする。貴女とはこれっきりだ」
ルーファスは吐き捨てる等にいうとクララ嬢の腰に手を回しエスコートするように応接室を出て行った。
「…ふざけやがって」
うっかり令嬢らしからぬ言葉が溢れてしまう。これも全校生徒の前で晒し者にされたせいだと頭を抱える。汚い言葉遣いに先生は聞かなかったふりをしてくれたようだ。
馬車に乗り帰り道。今後はどうなるのか考えようとするが頭が痛くて思考がまとまらない。濡れ衣は晴らさなくては。馬車が止まり扉が開けられる、家から家族がこちらに来るのが見えると、ほっとしたのかそのまま気を失ってしまった。
なぜこんな事に。クララ嬢に嫌がらせなんてしていない。そもそも初対面だ。
学校の応接室を使わせてもらえる事になり、当事者と教員が集められた。こんな時でもルーファスはクララ嬢を抱き寄せている。問題児がいなくなった卒業式はつつがなく終わったのだろうか、遠くで声が聞こえてくる。
ソファはゆったりと二、三人は座れるようになっておりテーブルをはさんで二台ある。ルーファスとクララ嬢は隣同士に座り、私は先生の隣に座った。
「さて、話し合いだが婚約破棄は君たちだけで決める事は出来ないよ。家同士での話し合いが必要だ」
三年生の担任の先生が困ったように彼らに言い聞かせている。最後の最後まで問題を起こす生徒がいて教員も大変だとどこか他人事のように考えてしまう。先ほどからズキズキと頭が痛い。
「エリーゼ、貴女は私と共にいたクララに嫉妬してクララに何度も嫌がらせをしたね。優しいクララを傷つけることは許される事ではない。貴女の心醜い行動は私の婚約者として相応しくない。心優しいクララがどれだけ傷ついていたかわかるか。」
クララ、クララ、うるせぇな。お前の浮気はどうなんだよ。ルーファスはクララの腰に腕を回し抱き寄せながら、こちらを非難してくる。そんな浮気野郎の言葉に顔を顰めてしまう。こめかみがドクドク脈打つように痛くなってきた。
「エリーゼ様、罪を認めて謝罪をしてくだされば貴女のことはお許しいたします」
「私はクララ様、貴女に嫌がらせなんてしておりません。そもそも今日が初対面のはずです。私と貴女では学年が違うんですから」
私とルーファスたちの主張が食い違うため、話は平行線を辿る。
「フェルザイム、エリーゼ嬢が嫌がらせをしていたという証拠はあるのか?」
「証拠?もちろんです、先生。クララ嬢の教科書やノート、ハンカチなどがハサミを入れられたり、泥がついたりしていました。エリーゼがやったに違いありません」
それはクララ嬢が嫌がらせ受けていたという証拠で私がやったという証拠ではない。なのに堂々と胸を張りながら主張する。私の婚約者、こんなにアホだったのかなとマジマジと見つめてしまう。先生も同じ思いだったのか、それでは証拠にならないとため息を吐いている。
もう家に帰りたい。婚約解消して縁を切りたい。濡れ衣を着せてくる浮気者なんて願い下げだとうんざりしていたら応接室の扉が開き、各家から迎えが来たと教えられた。
「あらためて、家から婚約破棄の通達をする。貴女とはこれっきりだ」
ルーファスは吐き捨てる等にいうとクララ嬢の腰に手を回しエスコートするように応接室を出て行った。
「…ふざけやがって」
うっかり令嬢らしからぬ言葉が溢れてしまう。これも全校生徒の前で晒し者にされたせいだと頭を抱える。汚い言葉遣いに先生は聞かなかったふりをしてくれたようだ。
馬車に乗り帰り道。今後はどうなるのか考えようとするが頭が痛くて思考がまとまらない。濡れ衣は晴らさなくては。馬車が止まり扉が開けられる、家から家族がこちらに来るのが見えると、ほっとしたのかそのまま気を失ってしまった。
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