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7.後釜狙いのヤツらは、手のひらがよく回る
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落ち着いたミントグリーンのドレスにアクアマリンの宝石が付いたアクセサリーをつけて髪をまとめ上げる。婚約解消から初の夜会に少し緊張する。誘われた時に知り合いがいたほうがいいからと、仲の良いカミラ様も誘ってくれたようなので、会えるのが楽しみだ。
会場に入り主催者を探す。参加者の不躾な視線は感じないが、やはり注目はされてるようでみじろぎをしてしまう。
遠くで給仕係から飲み物を受け取ってるカミラ様を見つける。声をかけようと行こうとしたら、スッと目の前に若い男性が現れた。
「はじめまして、可愛いお嬢さん。私と少しお話をしませんか?」
「はじめまして。ごめんなさい、人を待たせているの」
いきなり無遠慮に声をかけられたが、お断りすると笑顔でサッと引いてくれた。カミラ様のところに行くまでに同じように何人かに声をかけられる。
「ごきげんよう、カミラ様」
「ごきげんよう。あぁ、会えてよかったわ。すこし早く来すぎたみたいで手持ち無沙汰だったの」
「今日、来てくれてありがとう。一人じゃ心細かったから嬉しいわ。ルシンダ様に挨拶に行きましょう」
カミラ様の家は辺境伯で貴族派にも王族派にも属していない中立派である。王族派の夜会に参加してくれたのは私のためなのか、それとも貴族派に思うところがあって中立をやめたのか…わからないが今、横に居てくれるのが嬉しい。
「ルシンダ様、本日は招待ありがとうございます」
「エリーゼ様、カミラ様、今日は楽しんでいってね。…そうだ、エリーゼ様には紹介したい人がいるの」
そう言ってルシンダ様に引き合わされたのは同年代の男性4、5人だった。少し挨拶して一言二言交わして次、と流れ作業のようだった。一気に挨拶したので覚えられるかしらと不安になる。ルシンダ様は悪戯っぽい表情で笑いかけてくる。
「あの事から日が浅いから、まだそんな気持ちにはならないだろうけど、新しい出会いがあれば嫌な記憶ってどんどん過去に行くでしょう。それにエリーゼ様を紹介して欲しいってたくさんの人に言われたんだから、いい人と出会って彼の方を後悔させてやりましょう」
「お気遣いありがとうございます。そうですね、まだ気持ちは追いつかないですが、少しずつ準備していきたいですね」
どのみち婚約者は探さなくてはならないので、ルシンダ様の行動は正直ありがたい。でも、【婚約を円満に解消】なので無節操な女じゃないですよ、と少し期間を空けなければならない。面倒な事だ。
ルシンダ様に挨拶を終えて軽食をつまもうと移動をする。カミラ様も一緒に紹介されていたので二人して一息つこうと息を吐く。
「ふふっ、濡れ衣が晴れて本当に良かったわね、エリーゼ様。こうしてパーティに参加できるんですもの」
「本当よ。迷惑極まりなかったわ。おかげで新しく婚約者を探さなきゃいけないんだけれどね」
「ねぇ、気が付いた?さっき紹介された人や挨拶前に声かけてきたのって次男三男だったわよ。あなたの条件にぴったりな人たちみたいね」
「なるほどね、長男以外は跡は継げないから、こんなにお声がかかっているのね」
「ルーファス様の後釜狙いが大勢いるのね」
「でも、噂を鵜呑みしてコソコソと悪口言っていたのに、濡れ衣が晴れたらデートに誘ってくるような人はいやだわ」
私はむくれながら貰った手紙の事を言うと、カミラ様は笑って「そんな手のひら返しする人は候補にも入れちゃだめよ」と言った。
やっぱりそうよね!!
会場に入り主催者を探す。参加者の不躾な視線は感じないが、やはり注目はされてるようでみじろぎをしてしまう。
遠くで給仕係から飲み物を受け取ってるカミラ様を見つける。声をかけようと行こうとしたら、スッと目の前に若い男性が現れた。
「はじめまして、可愛いお嬢さん。私と少しお話をしませんか?」
「はじめまして。ごめんなさい、人を待たせているの」
いきなり無遠慮に声をかけられたが、お断りすると笑顔でサッと引いてくれた。カミラ様のところに行くまでに同じように何人かに声をかけられる。
「ごきげんよう、カミラ様」
「ごきげんよう。あぁ、会えてよかったわ。すこし早く来すぎたみたいで手持ち無沙汰だったの」
「今日、来てくれてありがとう。一人じゃ心細かったから嬉しいわ。ルシンダ様に挨拶に行きましょう」
カミラ様の家は辺境伯で貴族派にも王族派にも属していない中立派である。王族派の夜会に参加してくれたのは私のためなのか、それとも貴族派に思うところがあって中立をやめたのか…わからないが今、横に居てくれるのが嬉しい。
「ルシンダ様、本日は招待ありがとうございます」
「エリーゼ様、カミラ様、今日は楽しんでいってね。…そうだ、エリーゼ様には紹介したい人がいるの」
そう言ってルシンダ様に引き合わされたのは同年代の男性4、5人だった。少し挨拶して一言二言交わして次、と流れ作業のようだった。一気に挨拶したので覚えられるかしらと不安になる。ルシンダ様は悪戯っぽい表情で笑いかけてくる。
「あの事から日が浅いから、まだそんな気持ちにはならないだろうけど、新しい出会いがあれば嫌な記憶ってどんどん過去に行くでしょう。それにエリーゼ様を紹介して欲しいってたくさんの人に言われたんだから、いい人と出会って彼の方を後悔させてやりましょう」
「お気遣いありがとうございます。そうですね、まだ気持ちは追いつかないですが、少しずつ準備していきたいですね」
どのみち婚約者は探さなくてはならないので、ルシンダ様の行動は正直ありがたい。でも、【婚約を円満に解消】なので無節操な女じゃないですよ、と少し期間を空けなければならない。面倒な事だ。
ルシンダ様に挨拶を終えて軽食をつまもうと移動をする。カミラ様も一緒に紹介されていたので二人して一息つこうと息を吐く。
「ふふっ、濡れ衣が晴れて本当に良かったわね、エリーゼ様。こうしてパーティに参加できるんですもの」
「本当よ。迷惑極まりなかったわ。おかげで新しく婚約者を探さなきゃいけないんだけれどね」
「ねぇ、気が付いた?さっき紹介された人や挨拶前に声かけてきたのって次男三男だったわよ。あなたの条件にぴったりな人たちみたいね」
「なるほどね、長男以外は跡は継げないから、こんなにお声がかかっているのね」
「ルーファス様の後釜狙いが大勢いるのね」
「でも、噂を鵜呑みしてコソコソと悪口言っていたのに、濡れ衣が晴れたらデートに誘ってくるような人はいやだわ」
私はむくれながら貰った手紙の事を言うと、カミラ様は笑って「そんな手のひら返しする人は候補にも入れちゃだめよ」と言った。
やっぱりそうよね!!
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