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27.レグルス領の教会回り
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レグルス領に出発!!前回のエルヴァイン領と同様に道は整備されているし魔物も野生動物も出ない。
何事もなく進んでいく。違うことがあるとすれば前回よりは遠いのと山を超えていく事くらいだ。
それでも今日のお昼にはレグルス領に着く。護衛っているのかなって思ったけど、ゼクス様にいて欲しいし形式は必要ですからね。
「今も活動してる火山の近くに街があるなんて不思議ですわね」
「確かに珍しいかもしれないですね。あまり噴火はしませんが、それでもごく稀に火山灰が降る時があります」
なんと、レグルス伯爵と同じ馬車です。とても気まずい。途中の道でレグルス伯爵が乗っていた馬車の車輪が壊れてしまい私たちの乗る馬車に移動してきた。どうせならゼクス様と一緒が良かったわ。
レグルス領の話を色々と聞く。これから向かう今日はレグルス領で一番大きい教会だ。
~~~
今まで見てきた教会と変わっていて溶岩石や火山岩で築かれた重厚な教会だ。
建物全体は黒っぽい石材で作られ、表面には火山の荒々しさが刻まれたような粗い質感が見て取れる。
外観は頑丈で厳粛ながらも、どこか荘厳な美しさを湛え、自然の力と調和しているように感じられる。
「(この前の白いコーラル礼拝堂とはまた違って、黒い教会なのね)」
まじまじと教会を見上げる。同じ教会なのに場所によって建物の印象が違うのがなんとも面白い。
「この教会は火山が噴火した場合の避難場所にもなっているんです。だから頑丈に出来ているんですよ」
教会の正面には大きなアーチ型の入り口があり、その上には火山ガラスでできたステンドグラスが嵌め込まれている。
「エリーゼ様、足元お気をつけください」
ゼクス様がエスコートしてくれる。中に入ると広々としたホールが広がり、中央には女神像が据えられている。手前には祭壇があり水の紋章が深く彫り込まれている。
「(水?この場合…炎の紋章になるんじゃないの?)」
火山の力を象徴するような厳かな存在感を放っている。天井は高く、アーチ型の梁が交差し、まるで火山の洞窟のような壮大さが漂う。
教会の司祭様と話した後、女神像の前で祈りを捧げる。
特に何も起きない。ドラゴンについて再度、神託があると思ったんだけれどなさそうだ。
「聖女様、その…し、神託は?」
「う~ん、いつもなら祈ったらすぐに神託をいただけるので今回はないようです」
神託があるだけでも凄いことなんだけれど、こう何回もあったから今回もあるものだと思ってた。レグルス伯爵や司祭様もがっかりしている。そんながっかりされても困ります。
沈んでるがやる事はやらなきゃいけない。とりあえず、今日はそのままレグルス伯爵のお屋敷に泊まった。
朝一番にメイドが部屋に来てレグルス伯爵が呼んでいると言われ準備をする。
「ふぁ~ぁ。レグルス伯爵は朝早いんですのね…」
「お嬢様。だらしないですよ」
アニタが可愛いドレスを着せてくれる。ラグナ・ファルナ火山にはまだ行かないので軽装だ。神託頼みだったので今日の予定はまだない。
髪もまとめてもらい、可愛くも動きやすい格好にしてもらった。もし自由行動が許されたならゼクス様と観光したいなぁ
「旦那様。聖女様をお連れしました」
てっきり応接室に行くものだと思ったらレグルス伯爵の書斎のようだった。なにかあったのかしら?
「おぉ、早朝から申し訳ない。来ていただいてありがとうございます」
「いいえ、とんでもありません。素敵な所ですからワクワクして目が覚めてしまいましたわ」
席を勧められ座る。メイドがお茶を運んできて一息ついたらレグルス伯爵が真剣な顔でこちらを見ていた。
「昨日、神託はありませんでしたよね。なので今日は別の教会に行きませんか?次は領で一番古い教会です。古い教会なら何かあるんじゃないかと思うんです」
「一番古い教会ですか。その…神託は必ずあるとは限らないので、行っても神託が授けられるのかはわかりませんよ?」
「それでも!!それでも、可能性が少しでもあるなら教会を回っていただきたいんです。」
ん?神託があるまで教会回りしろって言ってらっしゃるこのおっさん??
何事もなく進んでいく。違うことがあるとすれば前回よりは遠いのと山を超えていく事くらいだ。
それでも今日のお昼にはレグルス領に着く。護衛っているのかなって思ったけど、ゼクス様にいて欲しいし形式は必要ですからね。
「今も活動してる火山の近くに街があるなんて不思議ですわね」
「確かに珍しいかもしれないですね。あまり噴火はしませんが、それでもごく稀に火山灰が降る時があります」
なんと、レグルス伯爵と同じ馬車です。とても気まずい。途中の道でレグルス伯爵が乗っていた馬車の車輪が壊れてしまい私たちの乗る馬車に移動してきた。どうせならゼクス様と一緒が良かったわ。
レグルス領の話を色々と聞く。これから向かう今日はレグルス領で一番大きい教会だ。
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今まで見てきた教会と変わっていて溶岩石や火山岩で築かれた重厚な教会だ。
建物全体は黒っぽい石材で作られ、表面には火山の荒々しさが刻まれたような粗い質感が見て取れる。
外観は頑丈で厳粛ながらも、どこか荘厳な美しさを湛え、自然の力と調和しているように感じられる。
「(この前の白いコーラル礼拝堂とはまた違って、黒い教会なのね)」
まじまじと教会を見上げる。同じ教会なのに場所によって建物の印象が違うのがなんとも面白い。
「この教会は火山が噴火した場合の避難場所にもなっているんです。だから頑丈に出来ているんですよ」
教会の正面には大きなアーチ型の入り口があり、その上には火山ガラスでできたステンドグラスが嵌め込まれている。
「エリーゼ様、足元お気をつけください」
ゼクス様がエスコートしてくれる。中に入ると広々としたホールが広がり、中央には女神像が据えられている。手前には祭壇があり水の紋章が深く彫り込まれている。
「(水?この場合…炎の紋章になるんじゃないの?)」
火山の力を象徴するような厳かな存在感を放っている。天井は高く、アーチ型の梁が交差し、まるで火山の洞窟のような壮大さが漂う。
教会の司祭様と話した後、女神像の前で祈りを捧げる。
特に何も起きない。ドラゴンについて再度、神託があると思ったんだけれどなさそうだ。
「聖女様、その…し、神託は?」
「う~ん、いつもなら祈ったらすぐに神託をいただけるので今回はないようです」
神託があるだけでも凄いことなんだけれど、こう何回もあったから今回もあるものだと思ってた。レグルス伯爵や司祭様もがっかりしている。そんながっかりされても困ります。
沈んでるがやる事はやらなきゃいけない。とりあえず、今日はそのままレグルス伯爵のお屋敷に泊まった。
朝一番にメイドが部屋に来てレグルス伯爵が呼んでいると言われ準備をする。
「ふぁ~ぁ。レグルス伯爵は朝早いんですのね…」
「お嬢様。だらしないですよ」
アニタが可愛いドレスを着せてくれる。ラグナ・ファルナ火山にはまだ行かないので軽装だ。神託頼みだったので今日の予定はまだない。
髪もまとめてもらい、可愛くも動きやすい格好にしてもらった。もし自由行動が許されたならゼクス様と観光したいなぁ
「旦那様。聖女様をお連れしました」
てっきり応接室に行くものだと思ったらレグルス伯爵の書斎のようだった。なにかあったのかしら?
「おぉ、早朝から申し訳ない。来ていただいてありがとうございます」
「いいえ、とんでもありません。素敵な所ですからワクワクして目が覚めてしまいましたわ」
席を勧められ座る。メイドがお茶を運んできて一息ついたらレグルス伯爵が真剣な顔でこちらを見ていた。
「昨日、神託はありませんでしたよね。なので今日は別の教会に行きませんか?次は領で一番古い教会です。古い教会なら何かあるんじゃないかと思うんです」
「一番古い教会ですか。その…神託は必ずあるとは限らないので、行っても神託が授けられるのかはわかりませんよ?」
「それでも!!それでも、可能性が少しでもあるなら教会を回っていただきたいんです。」
ん?神託があるまで教会回りしろって言ってらっしゃるこのおっさん??
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