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五条と美波-11
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土曜日、美波は午前中は片付けなどしながら過ごした。
ランチをみんなで食べた。五条は、働いている人も家族と考え、五条と一緒のテーブルで食事をしている。
ランチは五条と福山さん、仲村さん、高木さんと美波が一緒にとった。キッチンメンバーは別で取ることがほとんどだった。
ランチが終わると五条は美波に声をかけた。
「浜野さん、出かけますよ。」
「はい、大丈夫です。」
今日、出かける事は聞いていたがどこかは教えてもらえず、動きやすい格好でと言われたので、シャツにパンツルックに着替えていた。
五条と美波の二人は五条の運転するAudiで出かけた。
銀座のゴルフショップに着いた。近くの駐車場に車を止めて二人、店に入った。
「いらっしゃいませ。五条様」
「どうも、連絡した件、用意してもらってる?」
「はい、準備してますので、いくつか試し打ちして頂き、合う物をご提案したいと思います。」
「そうだね!」
「こちらのお客様で宜しいでしょうか?」
「そう!」「浜野さん、少し試し打ちして合うクラブ探すから!」
美波は店員さんに試打ルームへ連れられ、簡単なレクチャーを受けた。
「大丈夫ですかねぇ!私、あんまり運動神経良くないので。」
「大丈夫ですよ!ゴルフは運転神経だけではないですから!」
美波が試打を繰り返し行うと、店員が
「浜野様、上手ですよ!初めてとは思えません。」「五条様、浜野様はセンス良いですね!」
「そうだね!思ってたより、全然良いね!」
「クラブはこちらが良いかと思います。」「五条様と同じと思いましたが、こちらの方が合うかと思います。」
「それで良いよ、扱い安い方が初心者にはいいから。」
美波のクラブ一式、靴、グローブ、ゴルフバック、小物、スポーツバックなど一通り購入した。
「浜野さん、ちょっとだけ、自分のクラブのセッティング行ってくるのでウェア見ててください。」「こっちも何着か買うので!気に入ったの探してくださいね!」
「一着あれば充分ですよ!」
と美波が答えると、
「遠慮は不要です。一着ではたり足りないですよ!」「先輩のアドバイスですから素直に聞いてください。」
「わかりました。」「ありがとうございます。」
美波が五条と離れ一人ウェアをみていると、後ろから
「浜野さん?」「浜野さんだよね!」
「ほんとだ!」「浜野先輩!」
と、男女の声がして美波が振り返ると、サークルの先輩で4年生の柿田と後輩のすずがいた。
「浜野さん、ゴルフはやらないのかと、サークルのコンペに誘ってもこなかったし。」
「ちょっと、いろいろあって、始めざるおえないというか、」
「そうなの、でもクラブ選ぶの初心者ではわからないから、俺が選んでやるよ!」「こんなの言う事じゃないけど、浜野さん、今、実家の事で大変だろ、ゴルフは金かかるからさ!」
「柿田先輩、すずのは!」
すずが柿田に甘えて言った。
「大丈夫です、もう選んだので。」「すずちゃんにも悪いしね。」「ごめんね、すずちゃん、デートの邪魔しちゃって!」「すずちゃん、いつから柿田先輩と付き合ってるの?」
「初デートなんです!」「昨日はお泊まりしちゃって!」
「まだ、付き合った訳じゃないだろ!」
「えっ!そうなんですか?すずは付き合うからお泊まりだったと思ったのに!」
「終電逃しただけだろ!」「どう浜野、俺が見てやるよ!」
「大丈夫です!今のすずちゃんが可愛そう!」「ずるいです、すずちゃんの気持ちわかってて!」
「俺は、すずじゃなくて・・」
「美波!」
と美波はその声に振り返った。
「美波、どうした?」
「あっ五条さん!もう終わったんですか?」
「あぁ、お待たせ、こちらは?」
「サークルの先輩の柿田さんと後輩のすずちゃんです」
「五条といいます、こんにちは。」
「こんにちは。」
「浜野先輩の彼氏さんですかぁ?」
「すずちゃん、そんなんじゃないの!」
五条と美波は何着かウェアを選び試着した。
「浜野先輩、かわいい!」
とすずに冷やさせながら、気に入った上下3着づつを購入した。ちなみに3着ともスカートでこれは五条の要望だった。
柿田は浜野のウェア姿を見て次のコンペでは参加してもらい、自分の良い所を見せたいと意気込んでいた。
(すずには悪いが、やっぱり浜野が良い女だ。付き合いたい!)そう思う柿田だった。
すずもかわいいが浜野には敵わない、柿田はそう思っていた。
昨日もすずから誘われて終電を逃して一緒にいるが何もしてないなかった。なんとなく、今まで一緒にいて今度のコンペ用のウェアをすずが見たいとなって浜野にあった。ッハっと柿田が気づいた。
「浜野、今度のコンペは参加したら!」
「まだ無理ですよ!」
「先輩、すずと一緒に出ようよ!」
「しょうがないな!いつでしたっけ?」
「5月11日の土曜日、俺の方で追加しとくよ!」
「あっ、ごめんなさい!その日はもう予定入っていて、せっかく誘ってもらえたのに、すずちゃん、ごめんね!」
「大丈夫、先輩、また後でね!」
「じゃ、美波、行こうか!」
「はい」
五条と美波はビルの上にある会員制の練習上に向かい、柿田とすずと別れた。
(さっきの五条って誰なんだ?なんで浜野は、あんな奴にべったりなんだ!)
柿田の中に強い嫉妬が湧き上がり苛立ちを覚えた。
美波はK大では有名で、サークルだけでなくいろいろな所から声がかかる。そんな事もあり、ストーカー紛いの被害を受けた。
今のサークルは美波がいて入部希望者は多いがゼミに繋がるサークルなので、誰でも入れるわけではない。
これまでも沢山の男に告白されたが、未だに美波の心を掴んだ男はいない。周りには、諦められない男たちが多いが、中でも、サークル内の柿田と宮下が躍起になって行動している。
美波の今の状況を知っているのは、美波の高校からの親友で今も同じ大学で同じサークルにいる本橋柑奈だけだった。
夜に美波から送ったlineで柑奈が
「月曜日は荒れるから、うまくかわすこと考えよう!」と返してきた。
当の本人の美波はあまり気にしてなかったが、柑奈の言う通り、月曜日は大変だった。
ランチをみんなで食べた。五条は、働いている人も家族と考え、五条と一緒のテーブルで食事をしている。
ランチは五条と福山さん、仲村さん、高木さんと美波が一緒にとった。キッチンメンバーは別で取ることがほとんどだった。
ランチが終わると五条は美波に声をかけた。
「浜野さん、出かけますよ。」
「はい、大丈夫です。」
今日、出かける事は聞いていたがどこかは教えてもらえず、動きやすい格好でと言われたので、シャツにパンツルックに着替えていた。
五条と美波の二人は五条の運転するAudiで出かけた。
銀座のゴルフショップに着いた。近くの駐車場に車を止めて二人、店に入った。
「いらっしゃいませ。五条様」
「どうも、連絡した件、用意してもらってる?」
「はい、準備してますので、いくつか試し打ちして頂き、合う物をご提案したいと思います。」
「そうだね!」
「こちらのお客様で宜しいでしょうか?」
「そう!」「浜野さん、少し試し打ちして合うクラブ探すから!」
美波は店員さんに試打ルームへ連れられ、簡単なレクチャーを受けた。
「大丈夫ですかねぇ!私、あんまり運動神経良くないので。」
「大丈夫ですよ!ゴルフは運転神経だけではないですから!」
美波が試打を繰り返し行うと、店員が
「浜野様、上手ですよ!初めてとは思えません。」「五条様、浜野様はセンス良いですね!」
「そうだね!思ってたより、全然良いね!」
「クラブはこちらが良いかと思います。」「五条様と同じと思いましたが、こちらの方が合うかと思います。」
「それで良いよ、扱い安い方が初心者にはいいから。」
美波のクラブ一式、靴、グローブ、ゴルフバック、小物、スポーツバックなど一通り購入した。
「浜野さん、ちょっとだけ、自分のクラブのセッティング行ってくるのでウェア見ててください。」「こっちも何着か買うので!気に入ったの探してくださいね!」
「一着あれば充分ですよ!」
と美波が答えると、
「遠慮は不要です。一着ではたり足りないですよ!」「先輩のアドバイスですから素直に聞いてください。」
「わかりました。」「ありがとうございます。」
美波が五条と離れ一人ウェアをみていると、後ろから
「浜野さん?」「浜野さんだよね!」
「ほんとだ!」「浜野先輩!」
と、男女の声がして美波が振り返ると、サークルの先輩で4年生の柿田と後輩のすずがいた。
「浜野さん、ゴルフはやらないのかと、サークルのコンペに誘ってもこなかったし。」
「ちょっと、いろいろあって、始めざるおえないというか、」
「そうなの、でもクラブ選ぶの初心者ではわからないから、俺が選んでやるよ!」「こんなの言う事じゃないけど、浜野さん、今、実家の事で大変だろ、ゴルフは金かかるからさ!」
「柿田先輩、すずのは!」
すずが柿田に甘えて言った。
「大丈夫です、もう選んだので。」「すずちゃんにも悪いしね。」「ごめんね、すずちゃん、デートの邪魔しちゃって!」「すずちゃん、いつから柿田先輩と付き合ってるの?」
「初デートなんです!」「昨日はお泊まりしちゃって!」
「まだ、付き合った訳じゃないだろ!」
「えっ!そうなんですか?すずは付き合うからお泊まりだったと思ったのに!」
「終電逃しただけだろ!」「どう浜野、俺が見てやるよ!」
「大丈夫です!今のすずちゃんが可愛そう!」「ずるいです、すずちゃんの気持ちわかってて!」
「俺は、すずじゃなくて・・」
「美波!」
と美波はその声に振り返った。
「美波、どうした?」
「あっ五条さん!もう終わったんですか?」
「あぁ、お待たせ、こちらは?」
「サークルの先輩の柿田さんと後輩のすずちゃんです」
「五条といいます、こんにちは。」
「こんにちは。」
「浜野先輩の彼氏さんですかぁ?」
「すずちゃん、そんなんじゃないの!」
五条と美波は何着かウェアを選び試着した。
「浜野先輩、かわいい!」
とすずに冷やさせながら、気に入った上下3着づつを購入した。ちなみに3着ともスカートでこれは五条の要望だった。
柿田は浜野のウェア姿を見て次のコンペでは参加してもらい、自分の良い所を見せたいと意気込んでいた。
(すずには悪いが、やっぱり浜野が良い女だ。付き合いたい!)そう思う柿田だった。
すずもかわいいが浜野には敵わない、柿田はそう思っていた。
昨日もすずから誘われて終電を逃して一緒にいるが何もしてないなかった。なんとなく、今まで一緒にいて今度のコンペ用のウェアをすずが見たいとなって浜野にあった。ッハっと柿田が気づいた。
「浜野、今度のコンペは参加したら!」
「まだ無理ですよ!」
「先輩、すずと一緒に出ようよ!」
「しょうがないな!いつでしたっけ?」
「5月11日の土曜日、俺の方で追加しとくよ!」
「あっ、ごめんなさい!その日はもう予定入っていて、せっかく誘ってもらえたのに、すずちゃん、ごめんね!」
「大丈夫、先輩、また後でね!」
「じゃ、美波、行こうか!」
「はい」
五条と美波はビルの上にある会員制の練習上に向かい、柿田とすずと別れた。
(さっきの五条って誰なんだ?なんで浜野は、あんな奴にべったりなんだ!)
柿田の中に強い嫉妬が湧き上がり苛立ちを覚えた。
美波はK大では有名で、サークルだけでなくいろいろな所から声がかかる。そんな事もあり、ストーカー紛いの被害を受けた。
今のサークルは美波がいて入部希望者は多いがゼミに繋がるサークルなので、誰でも入れるわけではない。
これまでも沢山の男に告白されたが、未だに美波の心を掴んだ男はいない。周りには、諦められない男たちが多いが、中でも、サークル内の柿田と宮下が躍起になって行動している。
美波の今の状況を知っているのは、美波の高校からの親友で今も同じ大学で同じサークルにいる本橋柑奈だけだった。
夜に美波から送ったlineで柑奈が
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