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美波と五条-13
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リビングの福山に
「遅くなってすいません。」
美波は謝罪していた。
今日は日曜日なので、美波は8時にはリビングで働き始めないといけないが、今は9時だった。
「大丈夫ですよ。」「日曜日は来客もないですし、」
「でも、すいません、朝食の準備が・・・」
「大丈夫ですよ、並べただけですから。」「・・では、片付けはお任せします!」
「はい。」
「でも昨日は疲れたでしょ!」
「初めてのゴルフで、元々、運動はあまり得意ではなかったので、疲れました。」「でも、楽しかったです。」
「それはよかった!」「コースに出るのが楽しみですね!」
「はい。」
(スタスタスタッ)
五条がダイニングに入ってきた。これから五条家のちょっと遅いモーニングが始まった。
「福山、今日は来客ないと思うけど、美波に何か用事はある?」
五条が福山に今日の予定を確認した。
「は、浜野さんですよね!今日は来客もありませんし、これといった事はないです。時間があれば書庫の整理をしようかと思ってましたが、」
「じゃあ、借りていいか!明日、先方に出す資料を少しまとめたいんだ。」
「かしこまりました。」
「美波、食事終わったら、自分の部屋に来てくれ!パソコンは使えるよな!」「エクセルは大丈夫だと思うけど、パワポも大丈夫?」
「普通のレベルでは使えると思います!」
午前中から五条の書斎で資料作成をしていたが、パワポで作る美波の構成が良く非常に良い出来栄えで、五条は驚き満足していた。
資料作成は夕方までかかり、出来上がった。
「美波、すごいな!」
「そんな事ないですよ。」
「助かったよ!」「ありがとな!」
五条は美波の頭をポンポンと軽く叩いた!
「いえ、、」
美波は五条にドキドキしてしまい、慌てて書斎を出てきた。
月曜日の朝、ちょうど屋敷を出るのが五条と美波が一緒になり、五条の車で大学の近くまで送ってもらった。
車から美波が降りて来る所をたまたま、サークルの先輩の宮下に見られていた。
(浜野だ、あの男か、柿田が言ってた男は!)
ちょうど降りたところに柑奈が通った。五条は直ぐ行ってしまったため、柑奈は会えなかったが、美波と土曜日の話題になった。
「大丈夫かな宮下さんと柿田さん、」
「大丈夫も何も、ただ出かけただけだよ!」
「同じ家からね!」
「しょうがないでしょ、住込みなんだから!
」
「私はわかってるけど、みんなは、ざわつくと思うよ!」
「どうする美波?」
「どうするって言われても・・・」
「とりあえず、五条さんはバイト先の社長さんという事で、住込みの話はしない。メイドの話もなし、五条さんの会社でアルバイトしてる、これで行こう!」
「わかった、柑奈、助けてね!」
「はいはい!」
午後になり、サークルのメンバーが集まった。
美波は土曜日の事もだが、実家の事など、これまでの事で質問攻めにあっていた。
「浜野さん、みんな心配してるよ!実家大変なのは聞いてるし、マンションも引越しちゃったよね?」「相談してくれれば、ウチで管理してるマンションを用意したのに!」
「親から話があった時は休学も考えていたので。」「お気持ちはありがたかったですけど、なんとか自分でしないとと思ってたので、ご心配をおかけしました。けど、なんとか目処立ちましたので、これからも宜しくお願いします。」
「それって、五条って人?」
柿田が確認してきた。
「五条さんの会社にアルバイト行かせて頂いてて。」
「そんなに稼げるの?」「もしかして、五条って奴に弱味に漬け込まれてるとか、だったら俺らでなんとかしてやるから、相談して!」「正直に話して!」
「そんな、弱味とかないですよ、みんないい人なんですよ!」
「でもさー、そんなに稼げるの?」「学費に生活費って結構かかるだろ?」「今の浜野には負担おっきいだろ!」「みんなで負担してやろうかって話してたんだ!」
「大丈夫です!」「奨学金も手続きしてて!」「なんとかなるので大丈夫です。」「心配頂いてありがとうございます。」
K大に通う学生はほとんどが高収入の世帯の家庭だった。
特に美波のいるこのサークルメンバーはみんなが社長、大手企業の役員のという、超高収入の家庭で、美波や柑奈の実家にいた頃は社長の娘と扱ってもらっていたが、今は地方の中小企業という扱いだった。
宮下も柿田もこれまではなんでも手に入れてきた。美波に関しても宮下か柿田のどちらかが落とせると思っていて、五条の存在が目障りになり、美波への独占欲が増えてきていた。
「浜野さんが、そういうので有れば大丈夫でしょ!」「でも、浜野さん、何か困った事が有れば相談して下さいね!」「じゃ、今日はこれまでにしましょう!」
そう言ったのは、東堂晃。4年生でサークルのリーダーで本橋柑奈の彼氏でもあった。
今日のサークルは美波の近況報告となり、美波が質問責めあい、五条の事はバレたが住込みまでバレずになんとか終わった。美波は別にやましいことはないので住込みの件も話して良いと思っていたが、柑奈に【おおごとになる】【もめる、五条さんとの関係をさらに聞かれる】など問題が大きくなると言われ隠したままにした。
美波と柑奈が二人帰ろうとした時に宮下と柿田に美波が呼び止められた。
「少し話があるからいいか?」
と言われ、柑奈に先に行って校門の所で待っていると言われ別れた。
ちょうどその時、校門前に白い高級外車が止まった。
「遅くなってすいません。」
美波は謝罪していた。
今日は日曜日なので、美波は8時にはリビングで働き始めないといけないが、今は9時だった。
「大丈夫ですよ。」「日曜日は来客もないですし、」
「でも、すいません、朝食の準備が・・・」
「大丈夫ですよ、並べただけですから。」「・・では、片付けはお任せします!」
「はい。」
「でも昨日は疲れたでしょ!」
「初めてのゴルフで、元々、運動はあまり得意ではなかったので、疲れました。」「でも、楽しかったです。」
「それはよかった!」「コースに出るのが楽しみですね!」
「はい。」
(スタスタスタッ)
五条がダイニングに入ってきた。これから五条家のちょっと遅いモーニングが始まった。
「福山、今日は来客ないと思うけど、美波に何か用事はある?」
五条が福山に今日の予定を確認した。
「は、浜野さんですよね!今日は来客もありませんし、これといった事はないです。時間があれば書庫の整理をしようかと思ってましたが、」
「じゃあ、借りていいか!明日、先方に出す資料を少しまとめたいんだ。」
「かしこまりました。」
「美波、食事終わったら、自分の部屋に来てくれ!パソコンは使えるよな!」「エクセルは大丈夫だと思うけど、パワポも大丈夫?」
「普通のレベルでは使えると思います!」
午前中から五条の書斎で資料作成をしていたが、パワポで作る美波の構成が良く非常に良い出来栄えで、五条は驚き満足していた。
資料作成は夕方までかかり、出来上がった。
「美波、すごいな!」
「そんな事ないですよ。」
「助かったよ!」「ありがとな!」
五条は美波の頭をポンポンと軽く叩いた!
「いえ、、」
美波は五条にドキドキしてしまい、慌てて書斎を出てきた。
月曜日の朝、ちょうど屋敷を出るのが五条と美波が一緒になり、五条の車で大学の近くまで送ってもらった。
車から美波が降りて来る所をたまたま、サークルの先輩の宮下に見られていた。
(浜野だ、あの男か、柿田が言ってた男は!)
ちょうど降りたところに柑奈が通った。五条は直ぐ行ってしまったため、柑奈は会えなかったが、美波と土曜日の話題になった。
「大丈夫かな宮下さんと柿田さん、」
「大丈夫も何も、ただ出かけただけだよ!」
「同じ家からね!」
「しょうがないでしょ、住込みなんだから!
」
「私はわかってるけど、みんなは、ざわつくと思うよ!」
「どうする美波?」
「どうするって言われても・・・」
「とりあえず、五条さんはバイト先の社長さんという事で、住込みの話はしない。メイドの話もなし、五条さんの会社でアルバイトしてる、これで行こう!」
「わかった、柑奈、助けてね!」
「はいはい!」
午後になり、サークルのメンバーが集まった。
美波は土曜日の事もだが、実家の事など、これまでの事で質問攻めにあっていた。
「浜野さん、みんな心配してるよ!実家大変なのは聞いてるし、マンションも引越しちゃったよね?」「相談してくれれば、ウチで管理してるマンションを用意したのに!」
「親から話があった時は休学も考えていたので。」「お気持ちはありがたかったですけど、なんとか自分でしないとと思ってたので、ご心配をおかけしました。けど、なんとか目処立ちましたので、これからも宜しくお願いします。」
「それって、五条って人?」
柿田が確認してきた。
「五条さんの会社にアルバイト行かせて頂いてて。」
「そんなに稼げるの?」「もしかして、五条って奴に弱味に漬け込まれてるとか、だったら俺らでなんとかしてやるから、相談して!」「正直に話して!」
「そんな、弱味とかないですよ、みんないい人なんですよ!」
「でもさー、そんなに稼げるの?」「学費に生活費って結構かかるだろ?」「今の浜野には負担おっきいだろ!」「みんなで負担してやろうかって話してたんだ!」
「大丈夫です!」「奨学金も手続きしてて!」「なんとかなるので大丈夫です。」「心配頂いてありがとうございます。」
K大に通う学生はほとんどが高収入の世帯の家庭だった。
特に美波のいるこのサークルメンバーはみんなが社長、大手企業の役員のという、超高収入の家庭で、美波や柑奈の実家にいた頃は社長の娘と扱ってもらっていたが、今は地方の中小企業という扱いだった。
宮下も柿田もこれまではなんでも手に入れてきた。美波に関しても宮下か柿田のどちらかが落とせると思っていて、五条の存在が目障りになり、美波への独占欲が増えてきていた。
「浜野さんが、そういうので有れば大丈夫でしょ!」「でも、浜野さん、何か困った事が有れば相談して下さいね!」「じゃ、今日はこれまでにしましょう!」
そう言ったのは、東堂晃。4年生でサークルのリーダーで本橋柑奈の彼氏でもあった。
今日のサークルは美波の近況報告となり、美波が質問責めあい、五条の事はバレたが住込みまでバレずになんとか終わった。美波は別にやましいことはないので住込みの件も話して良いと思っていたが、柑奈に【おおごとになる】【もめる、五条さんとの関係をさらに聞かれる】など問題が大きくなると言われ隠したままにした。
美波と柑奈が二人帰ろうとした時に宮下と柿田に美波が呼び止められた。
「少し話があるからいいか?」
と言われ、柑奈に先に行って校門の所で待っていると言われ別れた。
ちょうどその時、校門前に白い高級外車が止まった。
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