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新しい俺は何者なのだろうか
異世界デビューはままならない
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俺の課題その一、言語習得が充分に成されたのは二度目の5歳を迎えた頃だった。前世の記憶はミジンコの欠片ほども役に立たず、5年もかかったことは非常に悔しく無念である。
その過程で得た知識で最も重要だったのは、ここは日本どころか地球ですらなくまるまる世界ごと違うという事実だ。これを俺の知識の中では『異世界転生』という。
それが判明してから俺は、今の両親から貰った名アールと共に生前の姓タイラを名乗りだした。前世のことを忘れないように、覚えていることは全てノートに書き出した。
覚えている、ということはきっと意味があるのだと思う。平 航希の記憶を持ったままアールとして生まれたことに。
ということで、転生モノによくある貴族もしくは王子様ルートで豪遊生活を期待した。というか、そうだと思っていた。
「アール! ちょっと収穫のお手伝いお願いしてもいいですか?」
「了解、母さん!」
残念ながらうちはちゃんと農家だった。俺もちゃんと農民の平民だった。
だが、喜ばしいこともあった。
「母さんはコルアを見ててくれよ!」
「あら、ありがとうアール」
3年前、弟コルアが生まれたのだ。俺の顔は前世を踏襲しているようだが、コルアはハーフっぽくどちらかと言えば母さんに似ている。だから俺とは似ていない。
母さんの頼みを受けて畑に出ると、籠を担いだ父さんが待っていた。
「お、来たな。こっからあそこまで全部頼むわ」
「ほいほいっと」
俺はこなれた手つきで土魔術を使い、ボコボコと土を持ち上げて野菜を抜く。
哀しいかな、今はこれしか出来ないのだがこの世界にはきちんと魔法が存在するのだ。つまり、無双ルートへの可能性は残っている。本を読むのはここが異世界だとわかった時点でやめてしまったし、人に聞いても「どうせ習うから大丈夫」としか返ってこないので詳しいところは知らない。けれども、手を触れずとも何かが動かせるだけでもロマンの塊、俺は熱心に土を動かし続けた。その情熱に反して中身は伴わなかったのだが、スピードだけは上がった。
全ての範囲に魔術を使い終わると、俺も父さんに倣って籠を担いで顔を出した食料の収穫に向かう。すっかり板に付いてきてこのまま農家になるのもいい気がする。
「おっし、お疲れさん。ありがとな、後はやっておくからコルアと遊んでくるといい」
「分かった!」
作業が終わると父さんに籠をあずけて家に戻る。俺と入れ替わりで母さんが畑に向かうため、コルアの相手役は俺に回ってきた。
最近コルアといる時は日本語を教えるために、俺の勉強も兼ねてこちらの物語を訳したものを読んでいる。話す相手がいないと忘れてしまうし、まわりには伝わらない言語は何気に便利だと思うのだ。兄弟なら秘密の話題ぐらい生まれるだろうから。
「コルア、これは?」
「『とり』!」
中々聡い子のようで上達が早い。簡単な意思疎通ならできるし、単語も順調に数を増やしている。何より素直で可愛らしい。
「にい、だんごー」
「お? ああ、どーぞ」
弟からのおねだりに俺はポケットから土団子を取り出す。
「にい、まほう、すごい!」
「う、うん。まぁそうだな」
「ぴかぴか!」
「あぁ、うん」
心苦しいがピカピカなのは魔術のおかげではなく、単純労働の賜物である。コルアはまだ魔術を使えないため、そのあたりの判別はつかないらしい。
一度お遊びで「俺の魔術で(土を集めて)ピカピカに(自分で磨いて)作ったんだ!」と言って渡したら大層喜び輝いた瞳で見つめてきたので、ついそのまま見栄を張り続けている。いつかコルアが大きくなったらバレてしまうが、それはそれ。
「ぼくも、まほう!」
「もっとでかくなったらな」
コルアは頭がいいし、きっと魔術も上手く使いこなすだろう。俺も無双ルートへ向けてもあるが、弟の反面教師にだけはならないよう魔術の訓練をしようと思い立った。
コルアが寝たのを見計らって、魔術関連の本を何冊か父さんの部屋からかっぱらってきた。ホコリ臭いが本自体に傷などはない。元々母さんの持ち物だっただけある。
久しぶりに本を手に取った。物語は読んでいたが、こういった技術書のようなものに目を通すのはいつぶりだろうか。数をこなしても仕方の無いことはもう実証しているので、その他の方法が必要になる。
一冊目、『魔術と魔法』は一応目次には目を通したが、却下。
(こういう成り立ちは今どうでもいいから、ズバッと実践的なのが見たいんだよ)
二冊目、『魔術の素質について』の内容は実践論とは異なるが、強さの根底にあるものについて解説がされているようだ。
あまり活字とは親しくないので気になる項目だけピックアップして読むことにした。
『魔術には属性が存在する。人によって扱える属性は異なり、これは生まれた時に決定づけられる。扱える属性はおよそ二から三ほどの者が多い。』
(知ってる)
これは母さんの水魔術を通して既に得ていた知識だ。母さんは普段水魔術しか使わないが、火魔術も扱えるらしい。「見せて」と言っても微笑まれるだけなので見たことは無い。
『魔術の行使には生まれながらの才、素質が大きく関係する。これは魔術の能力の根底になるものだが、後天的な変化は望めない。』
(まじか。けど、今のところ比べようがないんだよな)
農家なので広い土地を持つのだが、それゆえご近所さんは少ない。この近所に土魔術を使う子供はいないのだ。
(ま、変わんないだし気にしてもしょうがねーな)
他に興味をそそられた項目はないので、この本はここまで読んだところで脇へ積む。
(次だ次)
まだ目の前には何冊か残っている。出来ればコルアが起き出す前に本の選別だけでも終わらせたい。
(えーと、これはダメだな)
(これもだ。ダメダメ)
(またちげーし……)
三、四、五冊目は揃って撃沈。残った一冊はとても薄く、絵本のようなポップな見た目だ。期待が持てずにため息を吐きつつ、最後の本に手を伸ばした。
『世界最強の魔法使い!』
タイトルがそれっぽかったので持ってきたのだが、間違えたかもしれない。父さんの部屋より俺とコルアの部屋にある方が似合いそうだ。
ページ数も少なめなのでさっさと読んでしまうことにする。
『勇者様は魔法が苦手でした。すばらしい才能を持っていたけれど、それを上手く使うことができなかったのです。』
『勇者様はいっしょうけんめい練習をしました。ある時はどうくつを明るくてらし、またある時はわるい人を光でつらぬきました。』
『すると、勇者様はどんどん魔法が上手くなりました。ただの光だった魔術は人々をたすける、せいなる魔法になったのです。』
『こうして勇者様は、世界最強の魔法使いになりました。』
最後のページを閉じた俺は、感動に打ち震え胸を高鳴らせた。
(これだああああ!)
ハズレ臭が漂うこの本こそ俺の求めていた、そのものズバリである。
そう分かった瞬間からこれがお宝のように輝いて見えて仕方がない。
(勇者みたいに、色んなことをやれば良かったんだ!)
今まではずっと土を浮かす、という一点集中の作業だった。魔術の上達には色々な経験が必要というなら、変化がなかったのも納得だ。
課題その二、魔術の上達への道筋が見えたときだった。
その過程で得た知識で最も重要だったのは、ここは日本どころか地球ですらなくまるまる世界ごと違うという事実だ。これを俺の知識の中では『異世界転生』という。
それが判明してから俺は、今の両親から貰った名アールと共に生前の姓タイラを名乗りだした。前世のことを忘れないように、覚えていることは全てノートに書き出した。
覚えている、ということはきっと意味があるのだと思う。平 航希の記憶を持ったままアールとして生まれたことに。
ということで、転生モノによくある貴族もしくは王子様ルートで豪遊生活を期待した。というか、そうだと思っていた。
「アール! ちょっと収穫のお手伝いお願いしてもいいですか?」
「了解、母さん!」
残念ながらうちはちゃんと農家だった。俺もちゃんと農民の平民だった。
だが、喜ばしいこともあった。
「母さんはコルアを見ててくれよ!」
「あら、ありがとうアール」
3年前、弟コルアが生まれたのだ。俺の顔は前世を踏襲しているようだが、コルアはハーフっぽくどちらかと言えば母さんに似ている。だから俺とは似ていない。
母さんの頼みを受けて畑に出ると、籠を担いだ父さんが待っていた。
「お、来たな。こっからあそこまで全部頼むわ」
「ほいほいっと」
俺はこなれた手つきで土魔術を使い、ボコボコと土を持ち上げて野菜を抜く。
哀しいかな、今はこれしか出来ないのだがこの世界にはきちんと魔法が存在するのだ。つまり、無双ルートへの可能性は残っている。本を読むのはここが異世界だとわかった時点でやめてしまったし、人に聞いても「どうせ習うから大丈夫」としか返ってこないので詳しいところは知らない。けれども、手を触れずとも何かが動かせるだけでもロマンの塊、俺は熱心に土を動かし続けた。その情熱に反して中身は伴わなかったのだが、スピードだけは上がった。
全ての範囲に魔術を使い終わると、俺も父さんに倣って籠を担いで顔を出した食料の収穫に向かう。すっかり板に付いてきてこのまま農家になるのもいい気がする。
「おっし、お疲れさん。ありがとな、後はやっておくからコルアと遊んでくるといい」
「分かった!」
作業が終わると父さんに籠をあずけて家に戻る。俺と入れ替わりで母さんが畑に向かうため、コルアの相手役は俺に回ってきた。
最近コルアといる時は日本語を教えるために、俺の勉強も兼ねてこちらの物語を訳したものを読んでいる。話す相手がいないと忘れてしまうし、まわりには伝わらない言語は何気に便利だと思うのだ。兄弟なら秘密の話題ぐらい生まれるだろうから。
「コルア、これは?」
「『とり』!」
中々聡い子のようで上達が早い。簡単な意思疎通ならできるし、単語も順調に数を増やしている。何より素直で可愛らしい。
「にい、だんごー」
「お? ああ、どーぞ」
弟からのおねだりに俺はポケットから土団子を取り出す。
「にい、まほう、すごい!」
「う、うん。まぁそうだな」
「ぴかぴか!」
「あぁ、うん」
心苦しいがピカピカなのは魔術のおかげではなく、単純労働の賜物である。コルアはまだ魔術を使えないため、そのあたりの判別はつかないらしい。
一度お遊びで「俺の魔術で(土を集めて)ピカピカに(自分で磨いて)作ったんだ!」と言って渡したら大層喜び輝いた瞳で見つめてきたので、ついそのまま見栄を張り続けている。いつかコルアが大きくなったらバレてしまうが、それはそれ。
「ぼくも、まほう!」
「もっとでかくなったらな」
コルアは頭がいいし、きっと魔術も上手く使いこなすだろう。俺も無双ルートへ向けてもあるが、弟の反面教師にだけはならないよう魔術の訓練をしようと思い立った。
コルアが寝たのを見計らって、魔術関連の本を何冊か父さんの部屋からかっぱらってきた。ホコリ臭いが本自体に傷などはない。元々母さんの持ち物だっただけある。
久しぶりに本を手に取った。物語は読んでいたが、こういった技術書のようなものに目を通すのはいつぶりだろうか。数をこなしても仕方の無いことはもう実証しているので、その他の方法が必要になる。
一冊目、『魔術と魔法』は一応目次には目を通したが、却下。
(こういう成り立ちは今どうでもいいから、ズバッと実践的なのが見たいんだよ)
二冊目、『魔術の素質について』の内容は実践論とは異なるが、強さの根底にあるものについて解説がされているようだ。
あまり活字とは親しくないので気になる項目だけピックアップして読むことにした。
『魔術には属性が存在する。人によって扱える属性は異なり、これは生まれた時に決定づけられる。扱える属性はおよそ二から三ほどの者が多い。』
(知ってる)
これは母さんの水魔術を通して既に得ていた知識だ。母さんは普段水魔術しか使わないが、火魔術も扱えるらしい。「見せて」と言っても微笑まれるだけなので見たことは無い。
『魔術の行使には生まれながらの才、素質が大きく関係する。これは魔術の能力の根底になるものだが、後天的な変化は望めない。』
(まじか。けど、今のところ比べようがないんだよな)
農家なので広い土地を持つのだが、それゆえご近所さんは少ない。この近所に土魔術を使う子供はいないのだ。
(ま、変わんないだし気にしてもしょうがねーな)
他に興味をそそられた項目はないので、この本はここまで読んだところで脇へ積む。
(次だ次)
まだ目の前には何冊か残っている。出来ればコルアが起き出す前に本の選別だけでも終わらせたい。
(えーと、これはダメだな)
(これもだ。ダメダメ)
(またちげーし……)
三、四、五冊目は揃って撃沈。残った一冊はとても薄く、絵本のようなポップな見た目だ。期待が持てずにため息を吐きつつ、最後の本に手を伸ばした。
『世界最強の魔法使い!』
タイトルがそれっぽかったので持ってきたのだが、間違えたかもしれない。父さんの部屋より俺とコルアの部屋にある方が似合いそうだ。
ページ数も少なめなのでさっさと読んでしまうことにする。
『勇者様は魔法が苦手でした。すばらしい才能を持っていたけれど、それを上手く使うことができなかったのです。』
『勇者様はいっしょうけんめい練習をしました。ある時はどうくつを明るくてらし、またある時はわるい人を光でつらぬきました。』
『すると、勇者様はどんどん魔法が上手くなりました。ただの光だった魔術は人々をたすける、せいなる魔法になったのです。』
『こうして勇者様は、世界最強の魔法使いになりました。』
最後のページを閉じた俺は、感動に打ち震え胸を高鳴らせた。
(これだああああ!)
ハズレ臭が漂うこの本こそ俺の求めていた、そのものズバリである。
そう分かった瞬間からこれがお宝のように輝いて見えて仕方がない。
(勇者みたいに、色んなことをやれば良かったんだ!)
今まではずっと土を浮かす、という一点集中の作業だった。魔術の上達には色々な経験が必要というなら、変化がなかったのも納得だ。
課題その二、魔術の上達への道筋が見えたときだった。
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