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努力の先に何を見る
現状直視
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弟と、といってソリッドが持たせてくれたソーダ入りのボトルを片手に俺は家に帰ってきた。シャワーを浴びてからコルアを探すと、自室で荷物を片付けているようだった。
「ただいまー。これお土産貰った」
「お帰りなさい、あ! ソーダですか?」
ボトルを見るなりコルアが寄ってきた。
「そうそう。俺は家でごちそうになってきたから、こいつは全部コルアの分」
「そうなんですか?」
俺が頷くとコルアは「わかりました」と部屋を出た。腰を下ろして少し待っていると、お盆にグラス二つと凍った果物をのせてコルアが戻ってきた。
「やっぱり二人で飲みましょう。いつもそうしてたんだから」
並べられたグラスにカチコチのパイナップルを入れて俺はソーダを注いだ。お腹の中からもほてりが取れる気がする。ストローで吸い込みながら、頭の中には魔法のことばかりが浮かんだ。
「コルアの魔法、調子は?」
俺が尋ねると「えぇ……調子?」とコルアは困ったような声をあげた。曖昧だったなと思い、俺は自分の手に小さな土団子を出して見せた。
「俺のはこんな感じ」
「ちょっと。それ、汚くないですよね?」
「俺が直接出したし、大丈夫だと思うけど」
とはいえ食べ物の前だったなと、出した土をゆっくり戻した。俺も昔に比べれば魔法に慣れたものだ。土なら大体どこに居ても作り出せるようになった。感覚的な話になるが、俺は土を作るとき周りの空間から必要なものを引っ張ってきているように感じる。昔は何がいるか分からなかったから作れなかった。闇魔法の方は未だに難しく、既に出来ている影なんかをいじるので精一杯だ。
「調子というならこの休み中に。草というか野菜ですけど、とことん相手にするので」
「なら、俺がバイト終わって帰ってきたらお披露目会だな。俺のも見せるよ」
「分かりました。多少はお披露目っぽいものを考えておきます!」
コルアとソーダを楽しみながら、俺は自分の影を時折いじった。獣の爪をかたどってみようと思ったのだが、出来たのは平面的な形だけだった。頭の中にあった立体的な罠のような形を再現することは出来なかった。
「ただいまー。これお土産貰った」
「お帰りなさい、あ! ソーダですか?」
ボトルを見るなりコルアが寄ってきた。
「そうそう。俺は家でごちそうになってきたから、こいつは全部コルアの分」
「そうなんですか?」
俺が頷くとコルアは「わかりました」と部屋を出た。腰を下ろして少し待っていると、お盆にグラス二つと凍った果物をのせてコルアが戻ってきた。
「やっぱり二人で飲みましょう。いつもそうしてたんだから」
並べられたグラスにカチコチのパイナップルを入れて俺はソーダを注いだ。お腹の中からもほてりが取れる気がする。ストローで吸い込みながら、頭の中には魔法のことばかりが浮かんだ。
「コルアの魔法、調子は?」
俺が尋ねると「えぇ……調子?」とコルアは困ったような声をあげた。曖昧だったなと思い、俺は自分の手に小さな土団子を出して見せた。
「俺のはこんな感じ」
「ちょっと。それ、汚くないですよね?」
「俺が直接出したし、大丈夫だと思うけど」
とはいえ食べ物の前だったなと、出した土をゆっくり戻した。俺も昔に比べれば魔法に慣れたものだ。土なら大体どこに居ても作り出せるようになった。感覚的な話になるが、俺は土を作るとき周りの空間から必要なものを引っ張ってきているように感じる。昔は何がいるか分からなかったから作れなかった。闇魔法の方は未だに難しく、既に出来ている影なんかをいじるので精一杯だ。
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「なら、俺がバイト終わって帰ってきたらお披露目会だな。俺のも見せるよ」
「分かりました。多少はお披露目っぽいものを考えておきます!」
コルアとソーダを楽しみながら、俺は自分の影を時折いじった。獣の爪をかたどってみようと思ったのだが、出来たのは平面的な形だけだった。頭の中にあった立体的な罠のような形を再現することは出来なかった。
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