新日本書紀《異世界転移後の日本と、通訳担当自衛官が往く》

橘末

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第二章 西端半島戦役

第二十話 とある竜騎士の偵察行

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    海は良い。
    空の蒼さとはまた違った趣がある。
    どちらが良いかと訊かれれば甲乙付けがたいが、少なくとも俺は海の碧さを選ぶ。
    故郷の山奥に居ては、一生見られなかったであろう景色だからだ。
    初めて見た時の印象が、心に残っているのかもしれない。
    あの時は、海軍への転属願いを出しそうになった程、興奮していたのを覚えている。

    それでも竜騎士を目指したのは、幼い頃からの夢だったからだ。
    大抵の子供は諦める夢だが、俺は諦めなかった。
    諦め切れなかったのだ。
    困難な道のりだった。
    竜騎士として竜騎兵隊に配属される。
    言うだけなら簡単だ。
    だが、そこに至るまでには幾つもの試練が待ち受けていた。

    一つ目は家柄だ。
    竜騎兵隊は精鋭であり、万が一にも裏切られる訳にはいかない。
    だから竜騎士になれる者は、皇帝陛下への忠誠心を持つ騎士や貴族に限定される。
    これは面倒だった。
    俺個人では、どんなに努力してもどうする事も出来ない。
    もちろん、今の俺は竜騎士として竜騎兵隊に配属され身だ。
    つまり抜け道がある。
    それは騎士家や貴族家への養子入りという手段だ。
    貴族家にしろ騎士家にしろ、家の者が竜騎兵隊という狭き門を潜るという事は、大変な名誉とされている。
    そこに付け入る隙があった。
    当然、これはこれで簡単な道では無い。
    実子が居ればそれ以上、居なくとも家を継げる程度の近い親戚以上に、様々な才能を示さねばならないからだ。
    必要な技術は文武礼法等、多岐に渡る。
    農奴よりはましだが、それでもただの平民出身の俺には難しい。
    余程の事が無ければ、この最初にして最大の関門を突破する事は出来ない筈だった。

    だが、俺が諦め欠ける寸前に奇跡は起こる。
    姉が、裕福な商家の跡取りに見初められたのだ。
    本来なら、接点すら無い二人だった。
    不思議に思ったが、どうやら一目惚れとの事。
    政略的な婚約とは言え、義兄の元婚約者とは揉めに揉めたが、彼の決心は頑かった。
    駆け落ち云々と言い出した後は、反対していた義兄の両親が降参し、結婚はどうにか成立する。
    こうして俺には、色々と習う為のコネが出来た訳だ。
    同時に、貴族家や騎士家へのコネも手に入った。
    その時点で第一関門は突破出来たと言えるだろう。
    事実、結婚式より大分前から教育費の援助が始まり、結婚式そのものは俺のコネ作りも兼ねていた程、展開が速かった。
    これは姉との仲が、非常に良かったからこその事だ。
    普通、結婚式という最初で最後となる筈の晴れの舞台に、弟を目立たせて喜ぶ女はいない。
    姉は主役なのだ。
    にも拘らず、姉は快く主役の座を分け与えてくれた。
    感謝してもし切れない話だ。
    俺はこの先、姉に頭を上げる事が出来ないと思う。

    第二に必要な事は、優秀さを上げる事だった。
    平民とは思えない程優秀なぐらいでは、意味が無い。
    武術にしろ頭脳にしろ、貴族家や騎士家の家督をどうにか継げる程度では、まだ不足なのだ。
    竜騎騎士になるには、特に優秀な貴族とならなければならなかった。

    つまり第三関門である、士官学校への入学だ。
    精鋭である竜騎兵隊に配属される為には、士官学校へ入らなければならない。
    だが、士官学校に入る様な者は貴族の中でも優秀な人材だ。
    無能者に指揮を取らせる訳にはいかないのだろうが、ただでさえ平民出身な俺にとっては大いに困る話だった。
    始まりからして遅れをとっている立場の俺は、彼等以上に努力しなければならない。

    それをどうにか突破したところで、最後の関門はまだ残っていた。
    第四関門は成績だ。
    入学試験の難しい士官学校に入った上、卒業時に上から十位以内の成績であれば、竜騎兵隊への配属枠が残る。
    都合の良い事に、成績上位者を追い抜く為の時間的余裕はあった。
    入学時の成績は考慮されず、あくまでも卒業時の成績が問われるからだ。
    そこまでしなければ辿り着けないというのだから、俺の夢がどれ程無謀なものだったかが良く分かるだろう。

    ちなみに俺の一期前までの士官候補生の場合、竜騎士への道は今よりも閉ざされたものだった。
    以前の規定では上記の条件に加え、竜騎兵隊への配属を希望する者には、魔法の適性が必須だったからだ。
    人材不足から、規定が緩和されたとの事だったが、それにしても運が良い。
    それ以前の規定のままだったら、魔法を使えない俺は絶望しただろう。
    夢を叶え切れず、無意味に高級軍人となるだけの人生が始まった筈だ。
    そう考えると俺が竜騎士になれたのは、運が重なったという面が大きい。

    姉が偶然、義兄に見初められたから。

    義兄の商家とコネのある騎士家に、跡取りが居なかったから。

    俺はこうして竜騎士になれたのだろう。
    二つの幸運が無ければ、ここまで来れなかった筈だ。
    俺は、改めて幸運を噛み締めた。

    こういう時、つい口笛を吹いてしまうのは悪い癖だと思う。
    士官学校でも良く叱られたものだが、これだけは一向に治らない。
    竜に乗っている時は、だれからも叱責されないのは救いだ。
    貴族は、形式を重んじるから面倒くさい。
    真面目な顔をしていようとしていまいと、集中さえしていればどうでもいい事だ。
    態度だけ良くて無能な奴など、掃き捨てる程いる。
    見掛けは不真面目に見えようと、内面で真面目にやっていれば良いというのが俺の持論だ。
    正直、体裁を取り繕うのに労力を使うのは、無駄だと思う。
    流石に持論をぶつける程、子供染みた性格はしていないものの、何度か口に出しそうになった事もある。
    少なくとも、俺は無駄な労力を使わずに、成績を上げる事のみを優先した。
    そして、その成果は出ている。

    だが、連中にはそれが分からないらしい。
    士官候補生時代、俺の成績を見て驚いていたのがその証拠だろう。
    卒業時の成績を知った者の何人かは、不正を疑った程だった。
    騎士家に養子入りしても、そういった根っこのところで連中とは分かり合えないのだと、しみじみ思ったものだ。
    実際問題、当たり障りの無い表面上の付き合いこそあったが、友人らしい友人は居なかった。

    いよいよ家督を相続するとなると、そういった社交性の無さという欠点が原因でまた揉めるのだろうが、こればかりは難しい。
    俺はあくまでも竜騎士を目指したのであって、家督相続はその副産物にすぎないからだ。
    当然、やる気は無い。
    竜騎兵に配属され竜騎士となった今、家督などはどうでもよい。
    廃嫡となっても困らいないどころか、軍務に支障が出るぐらいなら廃嫡の方が都合は良いと思う。
    養子縁組みを解消されて、貴族としての身分を失う様な事になれば厄介だが、それは無い筈だ。
    新当主がどれ程目障りに思っても、それだけはあり得ない。
    家から竜騎士を出したというのは、それ程までに名誉な事だった。
    無論、知らない間にどこかで恨みを買っているという可能性も皆無では無いが、そうだとしてもまずあり得ないだろう。
    恨みを買った覚えも無い。
    故に、俺との養子縁組みを解消しようとする奴なら、一目見て分かるぐらいの変人な筈だ。
    そんな相手なら、揉める前に分かるだろう。
    そして、そんな奴は家督を継げない。

    それでも万が一、養子縁組みを解消された場合、俺は貴族身分ではなくなる。
    最悪の展開だが、そうなったらそうなったで手はあった。
    他の家に、再度の養子縁組みを持ち掛ければ良い。
    竜騎士を家に入れたい貴族など、幾らでも居る。
    竜騎兵隊に配属されている今なら、騎士家どころか公爵家との養子縁組みも、あり得ない話では無いだろう。
    それぐらい大きな家であれば俺にも得がある。
    大貴族ともなれば、領地を治めるのも家臣団任せで充分という点だ。
    そんな家だったら俺は、死ぬか動けなくなるまで空を飛べるだろう。
    自領の統治を疎かにし過ぎると、文句が出る可能性もあるが、それもどうにかなる。
    何せ、軍務という大義名分があるのだ。
    文句を言われる以上の事は無いだろう。

    だからと言って、無駄に恨みを買うつもりは無い。
    これは、そうなれば理想的だという妄想であって、こうなるとは限らないからだ。
    恨みを買い過ぎて、毒でも盛られては堪らない。
    現状で満足しておくべきだろう。

    ん、何だ?
    先導騎が手話を始めたな。
    慌てた様子だ。

    キ・ン・キュ・ウ・ケ・イ・ホ・ウ

    ゼ・ン・ポ・ウ・ニ・イ・オ・ン・ア・リ

    シ・ユ・ウ・イ・ニ・ケ・イ・カ・イ・サ・レ・タ・シ

    緊急警報。

    前方に異音あり。

    周囲に警戒されたし。

    先導騎は、同期のカールだったか。
    何を聞き付けたんだ?
    あいつは特別耳が良いから、かなり遠くの音でも聞こえるんだろうが、俺には無理だ。
    他の連中も聞こえないだろう。
    残念ながら、聴力は訓練ではどうにもならない事の一つだ。
    まあ、だからこそ士官学校でも成績とは関係が無かった。
    入学時に、最低限の聴力がある事を確認されるが、逆に言えばそれだけだ。

    とにかく、あいつの聴力は信頼出来る。
    俺は振り向いて、後方の隊長騎を見た。
    指示を見落とす訳にはいかない。

    セ・ン・ド・ウ・キ

    イ・オ・ン・ト・ハ・ナ・ニ・カ

    ホ・ウ・コ・ク・ハ・メ・イ・カ・ク・ニ・セ・ヨ

    先導騎。

    異音とは何か?

   報告は明確にせよ。

    よし、隊長が頼りにならないのはよく分かった。
    前から知ってはいたが、再確認出来たな。
    竜騎兵隊は仮にも最精鋭部隊だ。
    それが『異音』と表現しているのだから、聞いた事も無い異様な音だという事ぐらい察せるだろうに。
    俺と同い年程度の若造と思って、信頼していないのか?

    イ・オ・ン・ハ・イ・オ・ン・ナ・リ

    ミ・チ・ノ・オ・ト・ト・ハ・ン・ダ・ン・ス

    シ・ヨ・ウ・サ・イ・ハ・フ・メ・イ

    タ・ダ・シ・オ・ン・ゲ・ン・ハ・セ・ツ・キ・ン・チ・ユ・ウ・ト・オ・モ・ワ・レ・ル

    異音は異音なり。

    未知の音と判断す。

    詳細は不明。

    ただし、音源は接近中と思われる。

    カールも不快だったのか、少しばかり投げやり気味な返答をすた。
    気持ちは分かるが、こっちまで迷惑するのは如何なものか。
    これで隊長がキレると、また無駄なやり取りで時間を浪費するだろうに。

    ゾ・ク・ホ・ウ

    オ・ン・ゲ・ン・ハ・シ・ン・ロ・ヲ・ヘ・ン・コ・ウ・ス

    シ・ン・ロ・ヘ・ン・コ・ウ・ヲ・キ・ヨ・カ・サ・レ・タ・シ

    続報。

    音源は進路を変更す。

    進路変更を許可されたし。

    隊長が何かを伝える前に、続報が送られる。
    カールは、音の正体が気になるのだろう。
    ひょっとしたら、何か感じるものがあるのかもしれない。
    そこまで発信した後、何故か少し間が空いたものの、続報は続く。

    ナ・オ・オ・ン・ゲ・ン・ハ・ワ・ガ・ホ・ウ・ヨ・リ・ユ・ウ・ソ・ク・デ・ア・ル・カ・ノ・ウ・セ・イ・ダ・イ・ナ・リ

    尚、音源は我が方より優速である可能性大なり。

    少し間が空いた理由が分かった。
    竜騎兵は、人が乗っているとは言え竜だ。
    竜より速い存在など、存在しないというのが常識というもの。
    だから、不確定な段階で伝える事を躊躇したのだろう。
    それでも報告するのは大したものだ。
    普通なら、非常識な報告をして恥をかかない様、黙っていてもおかしくはない。
    余程、自信があるのだろう。
    つまり、信憑性はある。

「ふふっ。
    竜より速い存在か」

    竜より速いという点が、俺の心に火を点けたのだろう。
    自然と笑いが溢れた。
    編隊を崩す訳にもいかないが、可能なら飛び出したい程に昂りつつある。
    楽しみで仕方がない。
    俺は何とか冷静さを保とうと、にやけた頬を左手で叩いた。
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