新日本書紀《異世界転移後の日本と、通訳担当自衛官が往く》

橘末

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第一章 小笠原事変

第十話 投降と、隠匿の宝具の行方

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    「捕虜の扱いは、平等とする。
身分に拘わらず、全員同じ条件だ」

    万屋の立場からは、そう言う他無かった。
当然だろう。
しかし、使者らしき男は、驚愕した。
信じられない、という顔だ。

    「その様な、非常識な条件は呑めない!
呑める訳がない。
お前たちは、何を考えているのだ!?
交渉する気が無いのか!?」

    案の定男は激昂して、そう言い放った。

    「常識とは文化や、習慣に根付くものであり、それが異なる事は、多々あるものだろう。
しかし、だからといって、条件を変えるつもりは無い。
投降するならば、我々に合わせるのが、筋である。
それとも、最後まで抵抗するか?
そもそも我々は、降伏を勧告したのであって、交渉するつもりは一切無い。
受諾しなければ、戦闘を再開するだけだ」

    万屋は一歩も譲らない。
正確には、譲り様が無いのだが、そういった日本の事情が、相手に理解されるとは万屋も思わないので、説明はしなかった。
そこまでの義理は無いし、必要性も無いのだ。

    「む、むう。
私には判断出来ない。
主の意思を仰ぐので、期限の延長を求める」

    男は少しの間、沈黙したが、意を決したのか、条件を出してきた。

    「あと、三百秒待とう。
それまでに決める様に」

    万屋としては、逃げられさえしなければ、それで良いので、短い期限を定めて了承する。
もっとも、返事を待つ間、ボンヤリしている訳ではない。
その間に他の投降者を、拘束しなくてはならないのだ。

    「拘束作業、開始!」

    本来は服務規定違反なのだが、特別に小笠原警察署から借り受けた手錠を、上手く活用して、拘束作業が始まった。
もちろん、武装解除を確認しながらだが、危険を伴う作業なので、二人一組で実行する。
大分減ったものの、捕虜となった兵士は二百人以上。
そう簡単に終わるものではない。

    「山さん。
増員無しには、無理だ。
呼んでも問題無いかい?」

    捕虜数の見積りに、すっかり参ったのか、万屋が情けない声を出した。

    「そうですね。
戦闘は終わりましたから、大丈夫でしょう。
上も、文句は無いと思います」

    「でも首謀者は、降伏してくれない可能性も、あるんだよなぁ。
戦闘終結とは、言い切れないかも」

    「いえ、降伏しない可能性は、かなり低いでしょう。
先程、殿下と伯爵のお話を伺いましたが、皇弟は愚物で臆病者、卑怯な事で有名だとか。
率先して降伏するか、最悪降伏を望む味方に、殺される可能性もありますが、組織的抵抗は無いかと……」

    山田は、面倒な未来を予測した。
だが、皇弟が生きて抵抗しても、味方に殺されても、万屋が困る事には変わりがない。
悩んでも無駄だろう。
万屋は諦め気味に、溜め息を吐いた。

    「自害されても、それはそれで困るしなぁ。
生け捕りが、一番ましなんだが」

    「そうなる事を、祈りましょう」

    万屋の言葉に、山田も諦め気味な反応だ。

    「とにかく、増員を求めましょう。
今回の任務は、統合幕僚本部からの、指揮系統を飛び越した特命ですが、そちらには、事後承諾で大丈夫でしょう。
時間に余裕がありませんので、直接『みうら』に要請します。
ですが、艦隊では収容しきれませんので、それに関しては、島の建物を借りましょう。
それで、よろしいでしょうか?」

    山田は相変わらず、的確な案を出す。
万屋は山田の有能っぷりに、「もう俺、必要無いんじゃない?」と思ったが、口には出さなかった。
宮司の息子なので、言霊を信じているのだ。

    「うん、それでいこう。
小笠原村役場には、俺から交渉する。
増員要請は、山さんに任せた」

    万屋は割り当てを決めて、行動を開始した。
と言っても、何処かへ移る訳ではない。
どちらも、無線で済ませる事が可能だ。

    万屋の方は、運が良かった。
警察署に残した部下を経由して、村役場と交渉しようとしたが、幸いにも村役場の機能は、警察署に移動したままだったのだ。
部下は、特に移動する必要も無く、すぐに村長へ無線機を手渡した。
交渉そのものも、増員があるという話で、納得してくれたらしい。
流石に、小笠原署の警官任せでは、困るのだろう。
観光業で賑わっている村は、治安の維持も大切なのだ。
ただでさえ、観光客に死者が出ているのに、万が一にも、捕虜の大量脱走等があっては、小笠原諸島の観光業は、完全に潰れるだろう。
少なくとも、表向きは理解している様だったが、増員や一時的な収容、という点を説明しなければ、猛反発を受けた筈だ。

    山田の増員要請も、彼の読み通り上層部は、戦闘終結後の後処理まで、万屋小隊のみに任せるつもりは無いらしく、すんなりと認められる。
どうやら、予め統合幕僚本部から、許可が降りていた様だ。

    他の部下達は、投降者の拘束作業に、従事している。
あまりにも人手が足りないので、作業にはエルフ達にも、参加してもらっていた。
もちろん、本当は服務規定違反だろうが、それで隙を衝かれては、たまらない。
要は、報告書に書かず、口頭で報告すれば良いのだ。
そうすれば、多少は見逃してもらえるだろう。

そうこうしている間に、延長された時間が、近付く。
その間にも、勝手に離脱したのか、高級そうな兜を抱えた騎士達が、ちらほらと投降して来る。
伯爵の説明では、低い身分からの成り上がった、『現実の見える者達』との事だ。
鎧を脱いでいるのが、その証らしい。
万屋は失念していたが、魔法兵にとっての鎧は、魔力の集束装置の様なものであって、武装解除の一環なのだ。
どうやら、魔法を使えない為に、鎧を脱ぐ必要の無い騎士が、それを脱ぐという事は、現実を見て恭順の意思を表している、という事らしい。

    そして、期限直前になってから、先程の男が姿を現した。

    「期限ギリギリだが、投降するのか?
抵抗を続けるのか?」

    万屋は高圧的に問い質す。
これはあくまでも、交渉ではなく勧告なのだ。
間違っても、テロリストと交渉した、と取られる様な振る舞いは出来ない。
ただ万屋は、戦闘終結を確信していた。
何故なら、男は武器だけでなく、先にちらほらと、投降していた騎士達と、同じ様に、鎧を脱いでいるからだ。
それでも、降伏の意思を明確にしていない以上、油断は出来ないので、万屋は小銃を構えていた。
当然、連射ではないが、何時でも撃てる様にしている。

    「主は、条件を呑むと、仰せである。
しかし、あまりの事に受諾した直後、卒倒なされた。
こちらで、お連れするが、それでよろしいか?」

    万屋の予想通り、少なくとも戦闘は終わったらしい。
だが、卒倒という点に、疑問を持った万屋は、そこを問い質そうとする。

    「卒倒!?
殺し……げふん、げふん。
自害とかではなく、卒倒?
生きているという事か?」

    「そちらも、生け捕りが望ましいのだろう?
それぐらいは、分かる」

    男は、不敵な笑みを浮かべて、そう言った。
降伏後の、厚待遇を期待しての事だろう。
しかし、日本には司法取引制度が無い。
そして万屋には、それを教える義理は無いのだ。
万屋に、同情する気は一切無かった。
港でも街中でも、市民の御遺体を見て来たのだ。
同情する気になれないのが、当然である。
『不幸な誤射事件が起きないだけ、感謝されたい』というのが、小隊の総意であった。

    やがて、ロープでぐるぐる巻きにされた男が、AAV7の後方まで、運ばれて来る。
気絶している事から、万屋はこれが皇弟だと察した。
皇弟は余程重いのか、五人がかりで運ばれている。
鎧を着ていないのは、恭順の意思を示した騎士達と同じだが、身に纏っている服は随分異なるものだ。
おそらく、絹だろうが、騎士達と較べると、そのままの格好で居ても、不自然ではない服装だった。
鎧を脱いだ騎士達の格好は質素なもので、下着の様にも見える程、薄着なのだ。
伯爵の情報は、噂程度のものであるが、ひょっとすると運動不足で、鎧を着れないのかもしれない、と万屋は思った。
最初からこの格好なら、納得のいく話だ。
しかし、肥満体とはいえ、結構な巨体である。
二メートルは越えているだろう。
ロープで巻かれているのは、暴れられると困るからだろうか。
主君への振る舞いとは思えないが、噂が事実なら騎士達も、相当苦労させられたのだろう。
心なしか、荷物を運ぶ様に雑な扱いだ。

    「まあ、助かるのは事実だな。
その辺に転がしといてくれ」

    無事に戦闘が終わったと、確信したのだろう。
万屋の口調は、少し軽くなった。

    「隠匿の宝具は何処です?」

    万屋の背後から、突然現れたベアトリクスが、男に訊ねた。
万屋が、車外へ出ない様にと伝えた筈だが、安全になったと、勝手に解釈したらしい。
万屋としては、エルフと神聖軍の間に、強い軋轢が存在する事を、艦上で知ったので、戦闘終結後も「捕虜とは関わって欲しくない」というのが、本音だった。
しかし、伯爵はともかく、ベアトリクスやアンジェリカには、それを察する能力が無かった様だ。

    「お前達の様な、穢らわしい生き物に、教える義理は無い」

    案の定、男の態度は硬化する。

    「俺も知りたいのだけど、教えちゃくれないかい?」

    この様子では、エルフに任せる訳にはいかないと判断したのか、万屋も問い掛けた。

    「む。
実は、先程の戦闘の前に、従軍司教が逃げ出してな。
従軍していた聖騎士達も、いつの間にか居なくなった。
それだけならよいのだ。
だが、連中は隠匿の宝具を、持ち出した。
今は島の反対側に停泊していた、『グロース・リヒト』の、船内にある筈だ。
もっとも、今頃連中は、それを使って逃げているだろう」

    男は万屋が相手だと、素直に答えるらしい。
しかし、隠匿の宝具がこの場に無いのでは、あまり意味は無かった。
そんな事は知らずに、男は喋り続ける。
どうやら、先に逃げ出した聖職者達に、不満がある様だ。

    「もう、坊主共は信用出来ないな。
聖戦というから、仕方なく参陣したが、とんだ災難だ。
奴等め、女だけでなく男の捕虜まで、独占している。
まあ、あれだけ捕虜を乗せれば、逃げたところで船脚は遅い。
その気になれば、捉える事も可能かもしれないぞ。
隠匿の宝具の効果には、時間制限があるからな」

    自己弁護の為か、訊かれていない事を、ペラペラと喋る男だったが、聴き逃せない事を喋った。

    「おい!?
まさか、この島で民間人を捕虜にしたのか!?」

    万屋の大声に、隊員達がざわつく。

    「まさか」

    「いやしかし、行方不明者の調査もまだ……」

    「有り得ない事でもないのか?」

    「だとしたら、大変な話だぞ」

    ざわめきが、次第に大きくなっていく。

    「落ち着かんかい!」

    山田の一喝で、その場は鎮まるが、やはり動揺は隠せない様だ。
気が散って、作業に集中出来ていない様に見える。

    「隊長。
ここは、統合幕僚本部と、『いずも』に報告すべきです。
連続しての、指揮系統無視ですが、これはそれだけの価値がある、重要な情報だと思います」

    山田は冷静に言うが、その手は震えていた。
山田程の古参でも、動揺を隠し切れないらしい。

    「お、お、お、落ち着こう。
そもそも、本当かどうかは、まだ分からない。
島の反対側に、港は無い筈だ。」

    山田とは逆に、動揺を隠せない万屋だが、判断力は健在だった。
この男が味方を逃がす為に、嘘を言っている可能性も、少なからずあるのだ。

    「嘘ではない!
少し沖に停泊させて、小舟を使って逃げれる様、予め手配したのだ。
万が一に備えて、この私が考えたのだぞ。
一時的な戦力の分散があっても、実行するだけの価値はあったのだ。
主や、坊主共の説得には手間取ったが、我ながら良い策だった。
惜しいのは、主の頭の鈍さと、坊主共の脚の軽さだな。
そこさえ踏まえていれば、逃げ切れたろうに、まったく……」

    男は口数が多いのだろう。
無駄に喋る。
だが、万屋小隊のだれもが、それに構っている余裕は無かった。
エルフ達は別として、誰もが冷静さを失っている。

    「そうだ!
『いずも』に連絡すれば、捜索してくれるかもしれない!
む、無線機は何処だ!?」

    万屋が思い付いた様に、言い出した。

    「そうですね。
一刻を争います。
それが最善でしょう」

    山田もそれを支持する。
万屋の、慌ただしい日々は、こうして1日目を終えるのだった。
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