新日本書紀《異世界転移後の日本と、通訳担当自衛官が往く》

橘末

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第二章 西端半島戦役

第八話 陽動開始

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    『パシュッ』

    辺りに、小気味良い音が響いた。
とは言っても、消音装置が上手く作動しているらしく、その響きは小さい。
そこまでは、隊員達の誰からも文句は無かった。
むしろ安堵の声が漏れる程だ。
霧谷の使用した三〇式狙撃銃は、自衛隊に於ける最新式の狙撃銃である。
しかし、高性能な消音装置の故障が多い事から、性能面で不安視されていた事実もあった。
その為、消音装置が問題無く作動した事は、周囲の隊員を安心させたのだ。

    ちなみに、使用される銃弾に関しては狙撃銃とは異なって、大いに期待されている装備である。
それは、狙撃銃と同時期に開発された、三〇式狙撃用特殊弾という銃弾であり、その最大の特徴は発射された後、飛翔中に方向を変える為の羽を出す事にあった。
それによって、ある程度は距離に左右されるものの、約十メートル以内の誤差であれば、標的まで誘導される仕組みとなっているのだ。
その為、霧谷の様な専門教育を受けた隊員で無くとも、それなりに訓練を受けた隊員が、それなりの距離から撃てば、命中する事は確実であった。
もちろん、専任の狙撃手が撃った場合、射程はさらに延びる。
観測手段や使い方、気象条件や狙撃手自身の腕前等によって左右されるものの、理論上は有効射程が二千五百メートル程となるのだ。
これは旧来のM24SWSと比較して、約三倍の射程距離である。
まさに、画期的な装備であると言えよう。
だが、その様な素晴らしい機能であっても、それは狙撃手にとって補助輪の様なものである。
さらに言えば、実際に二千五百メートルも先から狙撃する状況など、滅多に無い事であった。
日本の様に起伏の激しい国土では、尚更である。
狙撃手の立場からは、それよりも消音装置の方が重要であった。
その上、狙撃手の職人気質な面もあってか、現場からは不要な装置とされている。
需要と供給のバランスが、著しく崩れているのだ。

    その様に、色々な意味で不安定な消音装置が上手く作動した事は、万屋にとっても喜ばしい事であった。
他の隊員達も、その点に文句は無い。
しかし、周囲には重苦しい沈黙が漂っていた。
特に、万屋は直接の上官という立場からか、頭を抱え込んでいる。

    「どうしたんスか?」

    状況に気付いていないのは、その空気を作った張本人である霧谷と、エルフ達だけであった。
エルフ達も、空気に気付いて戸惑ってはいるが、何も言わない。
部外者としての立場を、理解しているのであろう。
日本側の事情に、立ち入るつもりは無い様子である。
それは、万屋小隊だけで無く日本政府全体にとっても、幸いな事であった。

    「……………はぁ。
あのなぁ、霧谷。
お前が狙撃した相手、良く見たか?」

    責任を感じたのであろうか、万屋が声を出す。

    「見たッスよ?
隊長の指示通り、偉そうな奴を狙ったッス」

    霧谷は、不思議そうに答えた。

    「俺のせいかよ!?
いや、あれ?
……………、俺の責任なのか?」

    万屋は、あまりにも堂々とした霧谷の態度に、混乱してしまう。

    「何とも言い切れませんね。
少なくとも、上から糾弾される可能性は充分にあります
ですが法的な責任論となると、また微妙なところでしょうな」

    山田がフォローするでも無く、正直な感想を述べる。

    「そもそも、問題無いッスよ。
流石に山さんの世代は知らないッスけど、多分隊長達の世代でも、散々議論したッスよね?」

    「ちょっと待て!?
何の話だ?」

    霧谷が妙な事を言い出した為、万屋が慌てて説明を求める。
食い違いや連絡ミスによって、大惨事に繋がる事もあるのだ。
万屋は、今回もそれが原因であろうと察した。

    「あれ?
ホントに知らないんスか?
その辺りはデリケートッスから、幹部が議論しちゃダメなんスかね?
怪獣出現時の想定は、議論してるッスか?」

    「…………」

    万屋は沈黙する。
霧谷の言っている事を察した為だ。
ただ霧谷の返答は、万屋の想像の斜め上を行ものであった。
それ故の沈黙である。

    「どういう事でしょう?
若い者同士の言い回しですか?」

    山田は意外にも、状況を察していなかった。
普段は察しの良い山田であるが、サブカルチャーには疎いのであろう。
幾ら優秀な人物であっても、疎い事柄に関しては察せないものである。

    「酒の上での話だよ。
言われてみれば、俺も防大時代に仲間内で、やった覚えがある。
架空の存在と交戦する事を想定して、どう対処するかを肴にするんだ。
怪獣とか、宇宙人とかがメインだったな。
おい、霧谷。
ああいうのは、あくまで冗談だぞ」

    万屋は、詳しくない相手への言い回しを、思案する余裕も無かった為、直接的に答えた。

    「え!?
いや、冗談じゃ無いッスよ?
休日に昼間から個人宅に集まって、ちゃんと議論したんスよ。
酒も呑んで無いッス」

    万屋の台詞に霧谷が驚く。
その驚きっぷりから察するに、どうやら事実の様だ。

    「いや、え?
主催者の趣味じゃないのか?
個人宅なら、何とか研究会って名目での、趣味サークルみたいなもんだろ?」

    霧谷の返答が予想外であったのか、万屋の方も驚きを隠せていない。

    「ああ、それなら隊長の言う事も、間違っちゃないッス。
正確な言い方は忘れたッスけど、予算として計上出来ないから、趣味の集まりって名目になってるって聞いたッスね。
でも、参加は事実上の命令ッスよ。
拒否権無かったッス」

    霧谷は少し不満そうに答えた。
大方、遊びの予定でも潰されたのであろう。

    「まあ、そうだとしてもだ。
どんな理屈で基準を定めてるのか、こっちにはさっぱり分からないぞ。
予め知らせてくれれば、何の問題も無かった筈だ。
何故教えなかった?」

    万屋は語気を強める。

    「隊長も、それなりに知ってるもんだと思ってたッスよ。
それに正確には、結論が出なかったッスから。
ただそんな事態が起こってたら、多少問題があってもゴタゴタしてる内に、うやむやに済まされるだろうって、そんな結論になってたッス。
なもんで、あまり口には出さない方が良いかと思ったッス」

    霧谷の答えは、斜め上を行くものであった。
それが事実であれば、喩え純粋な民間人を誤射しても、誤魔化す事を前提とした研究が、自衛隊内部で行われている事になる。
そして、霧谷はそれが黙認されるものだと、思い込んでいたのだ。
万屋は、狙撃手が味方からも嫌われるという話を思い出し、その理由を察した。
彼等には、何処か倫理観がズレているのだ。
その事に気付いた万屋は、霧谷の存在に恐怖を覚えた。

    「……………………。
オレシラナイ。
キイテナイ。
カンケイナイ」

    少しの沈黙を経て、万屋は何も聞かなかった事とする。
下手な事をして、後ろ弾を喰らうのは御免と思ったのであろう。
その上、安全な国内に戻ってから告発しても、揉み消される可能性もあるのだ。
知らなかった事にするのが、ベターな選択であった。

    「そうッスね。
それが良いと思うッス」

    霧谷はそう言って笑う。
万屋は、それが何か恐ろしいものに見えたのか、黙って霧谷から顔を背けた。

    「実際、問題は無いッスよ。
貴族っぽいのは、軍人と判断して良いみたいッスから」

    霧谷も、全く考え無しに撃った訳でも無いのだ。
万屋は、少しだけ安堵した。

    「隊長、お取り込み中に申し訳ありませんが、話は後にしましょう。
敵さんもどうやら、外から攻撃を受けた事に気付いた様子です。
これで出てくれば、陽動任務として成功でしょう」

    話が一段落ついたと判断したのか、山田がそう言って注意を促す。
重要人物の肩から上が、いきなり音も無く弾け飛んだにも拘わらず、敵は冷静な様であった。

    「混乱してくれれば、それで充分なのになぁ。
山さん、この場合は優秀な指揮官が居ると見て、間違い無いだろうかね」

    万屋は余裕が無いのか、周囲の目を気にせず山田に訊ねる。

    「その様ですね。
任務遂行の為には、出て来てくれた方が良いでしょうが、それはそれで面倒な事になりそうです」

    山田は呆れた様子を見せず、淡々と答えた。

    「今回の任務では、こちらに車輌が無いからなぁ。
敵よりも機動力が低かったりしてね」

    戦場では禁物な筈の、不吉な発言であるが、万屋は平気で口に出す。
合理主義故の振る舞いでは無く、あくまで余裕が無いのだ。

    「射程距離や火力では、こちらが圧倒的に有利です。
機動力では覆せる様な差とも思えません」

    山田の方は、やはり冷静であった。
当然の事を当然の様に言い、万屋の失言をカバーするのだ。

    「それはそうなんだけど、不安要素も有るからなぁ。
魔法ってのは、個人差が大きいらしいじゃないか?」

    万屋は、再度不安を口にする。
考え方そのものは正しい。
未知にも等しい脅威に備える事は、指揮官として当然の義務である。
しかし、それを部下の前で口に出すのは、大きな失態であった。

    「ハァ………」

    山田は、呆れた様に溜め息を吐く。
それは、ベアトリクス達にとっても、見馴れつつある光景であった。

    「お、城壁の上に居る連中が、姿勢を低くしてるッスよ。
盾も用意してるッス。
オヤジさんの言う通り、敵も中々やるみたいッスね」

    そんな、下らないやり取りをしている時に、敵がジッとしてくれる事は滅多に無いのだ。
霧谷が報告しながら、次の狙いを定める。

    「よ、よし。
霧谷は、そのまま偉そうな奴を狙え。
他の隊員は、敵が射程内に入るまで待機だ。
この時間に移動する奴は居ないと思うが、念の為に街道の警戒も怠るな」

    万屋は、安全策を取った。
万屋小隊の現在地は、城壁から千五百メートル程離れているのだ。
見付かる可能性は、先ず無いであろう。
陽動とはいえ、万屋には下手に少人数で前進する様な無謀さは、無かった。
厳密に言うと、現代の民主国家に於いて、無意味な犠牲を増やす様な戦術は、推奨されないのだ。
当然と言えば当然である。
むしろ、防大では無謀な戦術や戦略は、失敗例としてのみ教えている程であった。
そして、それらを教わる戦史科目とは大抵の場合、卒業と同時に忘れられるものであろう。
況してや、万屋の様に成績の低い学生であった場合は、尚更である。
無謀な作戦を取らないというよりも、取れないのだ。

    「「「了解しました」」」

    「了解ッス」

    万屋の部下達は見付からない様に、小声返事をした。

    (後は、作戦終了までそのままだな。
仮にも特殊作戦群、攻撃のタイミングは分かっているだろうから、合図の必要は無い。
そもそも、連中とは通信手段が無いしな。
撤収する際には、照明弾を打ち上げるらしいが、それ以降は顔を会わせる事すら無いだろう。
あぁ、山さんは別か)

    特殊作戦群という存在は、基本的に他の部隊とは別の扱いである。
別行動での陽動とはいえ、共同で任務に当たる事自体、異例なのだ。
その為であろうか。
万屋は自らの特殊性を忘れて、そう判断した。
翻訳という特殊な能力が備わってしまった以上、自身が特殊作戦群へ召集される可能性も高いのであるが、それには気付いていない。
これは妙な話である。
人体実験を受ける可能性を、あれだけ恐れていたにも拘らず、あくまでも通常の幹部としての感覚しか持ち合わせていないのだ。
もちろん、いきなり環境が変化した事により、適応が遅れているだけであるが、端から観れば大きな矛盾である。
それでも本人の中では、矛盾している自覚が無いのであるから、人間の感情とは面白いものであろう。

    トタタタタタ

    トタタタタタタタタタタ

    「隊長、特戦群が行動を開始した様です」

    小銃らしき音が港の方角から聞こえ、山田がそれを報告する。

    「少し早いな……………
こちらも小銃の届く範囲まで、前進するべきか…………」

    このままでは、特殊作戦群が危ういと観た万屋は、悩みながらもそう決断した。
万屋小隊の長い夜は、始まったばかりである。
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