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お店

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「ゆ、ゆずき?大丈夫?さっきぼーっとしてたけど…」

「あっ!うん!」

すっかり母たちの存在を忘れていた

「もう、定期テストも近いでしょ?それに早く寝ないと大きくならないわよ」

そう言われたが、僕は高校1年生…。だけど、母はいつまでも僕のことを小学生ぐらいにしか思ってないんだそう…。

確かに身長は低い

多分、158cm…。女の子にもバカにされるし

でも、母も父も身長が低いためこれ以上はもう伸びないと思う…。

残念だけどね…。

「ゆずきちゃん!」

あっ!その呼び名嫌いなんだよ!

ジトーっとした顔で母の顔を見ると

「そんなに怒らないの!」と言われてしまった

いや、別に怒ってないんだけど…。

「ゆずきちゃん!早く寝なさい」

仕方なく「はーい」と返事をして自室に向かった

高校に最近入ったばかりだから、環境になれなくて、授業中も寝てしまう…。だから今日は早く寝よう

そうして、ベットに入ったが、考えることはパン屋のことばかり…。

どうすれば、パン屋を潰せずにいられるんだろ

考えても思い浮かばないし!寝よ!

とふて寝する感じで就寝した




___________________________________

目覚まし時計で起き、朝の準備をする

パン屋の朝は早い

リビングに着くとまだ、朝の4時半なのにもうお仕事に取り掛かっていた

「おはようございます」と両親に声をかける

「ゆずき、起きてきたのか!偉いぞぉ~」と父が褒めてくれ、母も「おはようね~」と笑顔で言いってくれた

2人のこの生活を守るためにも僕がしっかりしないと!

そして、僕のパン屋の仕事に取り掛かった

僕の仕事は主に、パンを並べたり、レジ打ちしたり、売り込みしたりなど

だけど、今日はいつもと比べて、パンの量が圧倒的に少なかった

やっぱり…。

昨日、大量に余っちゃったからだよね

実は、シチューを食べる日は大量に余ったパンを消費する日なんだよね

シチューぐらいしかパンに合うものが思い浮かばなかったらしい

もっとあると思うんだけど…。

母はパン屋をしているけど実は料理が下手だ

丸焦げにしちゃうし

砂糖と塩、間違えちゃうし

それでも、作ってくれている母の料理が好きだ

そんなことを考えていると学校に行く時間が近づき、結局お店に来たのは2、3人だった

これも、東条組の力…。

それよりもどうしよう…。



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