64 / 98
番外編ー壱 帝の疑問
03
しおりを挟む
「撫子、良い?挿れるよ」
今日も至福の時間を楽しみ、撫子の中に押し挿ろうといつものように聞くと、
「…んっ…は、はい…あっ…主上…」
「何?どうしたの?」
また可愛いお願いをしてくれるのか?期待で震える。
「あっん…大きくなっ…た」
ずっとわたしのものに触れていた撫子がうっとりと撫でながら囁く。
「どうしたい?」
もう待ちきれない。
全身を紅く染め俯きがちにこちらを伺っている。
顎を持ち、顔を見ると抱きついてきた。
あれから撫子が求めた体位では抱いていない。
今日も同じようにしたいのか?
わたしの首に腕を回し、耳元で囁くように「あの…」と云った。
「良いよ。云ってごらん?」
「…う、後ろから…いいですか?」
わたしが一度後ろから抱こうとした時、顔が見えないと不安になるかな…と思いくるりと撫子をひっくり返し、顔を見て抱いたのだ。
その時撫子の様子はどうだったか?
「顔見れないよ?」
「…はい」
「手も繋げないよ?」
「…はい。だ、大丈夫です」
「あっ、手はこうすれば繋げるね」
わたしの胸に撫子の背中を合わせるようにして膝の上に乗せて、後ろから抱きしめる。
撫子の秘部がわたしのものの直ぐそこにあり、このまま入ってしまいたい。
「…はい…でも…」
「撫子の好きにすれば良いんだよ」
「では…」
わたしから離れ四つん這いになった。
「主上…きて…わ、わたしの中に入ってきて下さい…」
右手で前身を支え、左手を自分の臀部を支えに差し出す。羞恥の感情が押し寄せるのか左手は震え、こちらに向けている背中から尻まで紅く染まっている。
思わず手を掴み、腰を抱き寄せ背中に舌を這わせた。
「挿れるよ」
少しだけ身体を離し香油を足して、撫子の秘部に当てがい乱暴にならないように気を付けながら押し挿る。
「…ぁん…っんっんん…あぁぁぁ…」
「撫子…撫子…愛してるよ」
我慢がきかない。
ぐちゅぐちゅと擦れる時に漏れる水音とパンパンと肌がぶつかる音と撫子の喘ぎ声が響く。
腰を持ち、少し乱暴にしてしまうのは仕方がない。
入っただけで達してしまいそうだったからもうだめだ。
「撫子…」
「あぁっ…」
「ああ、なんて可愛いんだ」
撫子の中に精を放ち高揚した気持ちが少しだけ落ち着いた。
こんなにあっけなく達してしまうなんて、初めてのことだ。
撫子の中に入ったまま背中に吸い付き、腕を前に回して胸の突起を摘む。
今日も至福の時間を楽しみ、撫子の中に押し挿ろうといつものように聞くと、
「…んっ…は、はい…あっ…主上…」
「何?どうしたの?」
また可愛いお願いをしてくれるのか?期待で震える。
「あっん…大きくなっ…た」
ずっとわたしのものに触れていた撫子がうっとりと撫でながら囁く。
「どうしたい?」
もう待ちきれない。
全身を紅く染め俯きがちにこちらを伺っている。
顎を持ち、顔を見ると抱きついてきた。
あれから撫子が求めた体位では抱いていない。
今日も同じようにしたいのか?
わたしの首に腕を回し、耳元で囁くように「あの…」と云った。
「良いよ。云ってごらん?」
「…う、後ろから…いいですか?」
わたしが一度後ろから抱こうとした時、顔が見えないと不安になるかな…と思いくるりと撫子をひっくり返し、顔を見て抱いたのだ。
その時撫子の様子はどうだったか?
「顔見れないよ?」
「…はい」
「手も繋げないよ?」
「…はい。だ、大丈夫です」
「あっ、手はこうすれば繋げるね」
わたしの胸に撫子の背中を合わせるようにして膝の上に乗せて、後ろから抱きしめる。
撫子の秘部がわたしのものの直ぐそこにあり、このまま入ってしまいたい。
「…はい…でも…」
「撫子の好きにすれば良いんだよ」
「では…」
わたしから離れ四つん這いになった。
「主上…きて…わ、わたしの中に入ってきて下さい…」
右手で前身を支え、左手を自分の臀部を支えに差し出す。羞恥の感情が押し寄せるのか左手は震え、こちらに向けている背中から尻まで紅く染まっている。
思わず手を掴み、腰を抱き寄せ背中に舌を這わせた。
「挿れるよ」
少しだけ身体を離し香油を足して、撫子の秘部に当てがい乱暴にならないように気を付けながら押し挿る。
「…ぁん…っんっんん…あぁぁぁ…」
「撫子…撫子…愛してるよ」
我慢がきかない。
ぐちゅぐちゅと擦れる時に漏れる水音とパンパンと肌がぶつかる音と撫子の喘ぎ声が響く。
腰を持ち、少し乱暴にしてしまうのは仕方がない。
入っただけで達してしまいそうだったからもうだめだ。
「撫子…」
「あぁっ…」
「ああ、なんて可愛いんだ」
撫子の中に精を放ち高揚した気持ちが少しだけ落ち着いた。
こんなにあっけなく達してしまうなんて、初めてのことだ。
撫子の中に入ったまま背中に吸い付き、腕を前に回して胸の突起を摘む。
11
あなたにおすすめの小説
バイト先に元カレがいるんだが、どうすりゃいい?
cheeery
BL
サークルに一人暮らしと、完璧なキャンパスライフが始まった俺……広瀬 陽(ひろせ あき)
ひとつ問題があるとすれば金欠であるということだけ。
「そうだ、バイトをしよう!」
一人暮らしをしている近くのカフェでバイトをすることが決まり、初めてのバイトの日。
教育係として現れたのは……なんと高二の冬に俺を振った元カレ、三上 隼人(みかみ はやと)だった!
なんで元カレがここにいるんだよ!
俺の気持ちを弄んでフッた最低な元カレだったのに……。
「あんまり隙見せない方がいいよ。遠慮なくつけこむから」
「ねぇ、今どっちにドキドキしてる?」
なんか、俺……ずっと心臓が落ち着かねぇ!
もう一度期待したら、また傷つく?
あの時、俺たちが別れた本当の理由は──?
「そろそろ我慢の限界かも」
彼はオタサーの姫
穂祥 舞
BL
東京の芸術大学の大学院声楽専攻科に合格した片山三喜雄は、初めて故郷の北海道から出て、東京に引っ越して来た。
高校生の頃からつき合いのある塚山天音を筆頭に、ちょっと癖のある音楽家の卵たちとの学生生活が始まる……。
魅力的な声を持つバリトン歌手と、彼の周りの音楽男子大学院生たちの、たまに距離感がおかしいあれこれを描いた連作短編(中編もあり)。音楽もてんこ盛りです。
☆表紙はtwnkiさま https://coconala.com/users/4287942 にお願いしました!
BLというよりは、ブロマンスに近いです(ラブシーン皆無です)。登場人物のほとんどが自覚としては異性愛者なので、女性との関係を匂わせる描写があります。
大学・大学院は実在します(舞台が2013年のため、一部過去の学部名を使っています)が、物語はフィクションであり、各学校と登場人物は何ら関係ございません。また、筆者は音楽系の大学・大学院卒ではありませんので、事実とかけ離れた表現もあると思います。
高校生の三喜雄の物語『あいみるのときはなかろう』もよろしければどうぞ。もちろん、お読みでなくても楽しんでいただけます。
握るのはおにぎりだけじゃない
箱月 透
BL
完結済みです。
芝崎康介は大学の入学試験のとき、落とした参考書を拾ってくれた男子生徒に一目惚れをした。想いを募らせつつ迎えた春休み、新居となるアパートに引っ越した康介が隣人を訪ねると、そこにいたのは一目惚れした彼だった。
彼こと高倉涼は「仲良くしてくれる?」と康介に言う。けれど涼はどこか訳アリな雰囲気で……。
少しずつ距離が縮まるたび、ふわりと膨れていく想い。こんなに知りたいと思うのは、近づきたいと思うのは、全部ぜんぶ────。
もどかしくてあたたかい、純粋な愛の物語。
僕の恋人は、超イケメン!!
刃
BL
僕は、普通の高校2年生。そんな僕にある日恋人ができた!それは超イケメンのモテモテ男子、あまりにもモテるため女の子に嫌気をさして、偽者の恋人同士になってほしいとお願いされる。最初は、嘘から始まった恋人ごっこがだんだん本気になっていく。お互いに本気になっていくが・・・二人とも、どうすれば良いのかわからない。この後、僕たちはどうなって行くのかな?
雪解けを待つ森で ―スヴェル森の鎮魂歌(レクイエム)―
なの
BL
百年に一度、森の魔物へ生贄を捧げる村。
その年の供物に選ばれたのは、誰にも必要とされなかった孤児のアシェルだった。
死を覚悟して踏み入れた森の奥で、彼は古の守護者である獣人・ヴァルと出会う。
かつて人に裏切られ、心を閉ざしたヴァル。
そして、孤独だったアシェル。
凍てつく森での暮らしは、二人の運命を少しずつ溶かしていく。
だが、古い呪いは再び動き出し、燃え盛る炎が森と二人を飲み込もうとしていた。
生贄の少年と孤独な獣が紡ぐ、絶望の果てにある再生と愛のファンタジー
Take On Me
マン太
BL
親父の借金を返済するため、ヤクザの若頭、岳(たける)の元でハウスキーパーとして働く事になった大和(やまと)。
初めは乗り気でなかったが、持ち前の前向きな性格により、次第に力を発揮していく。
岳とも次第に打ち解ける様になり…。
軽いノリのお話しを目指しています。
※BLに分類していますが軽めです。
※他サイトへも掲載しています。
消えない思い
樹木緑
BL
オメガバース:僕には忘れられない夏がある。彼が好きだった。ただ、ただ、彼が好きだった。
高校3年生 矢野浩二 α
高校3年生 佐々木裕也 α
高校1年生 赤城要 Ω
赤城要は運命の番である両親に憧れ、両親が出会った高校に入学します。
自分も両親の様に運命の番が欲しいと思っています。
そして高校の入学式で出会った矢野浩二に、淡い感情を抱き始めるようになります。
でもあるきっかけを基に、佐々木裕也と出会います。
彼こそが要の探し続けた運命の番だったのです。
そして3人の運命が絡み合って、それぞれが、それぞれの選択をしていくと言うお話です。
リンドグレーン大佐の提案
高菜あやめ
BL
軍事国家ロイシュベルタの下級士官テオドアは、軍司令部のカリスマ軍師リンドグレーン大佐から持ちかけられた『ある提案』に応じ、一晩その身をゆだねる。
一夜限りの関係かと思いきや、大佐はそれ以降も執拗に彼に構い続け、次第に独占欲をあらわにしていく。
叩き上げの下士官と、支配欲を隠さない上官。上下関係から始まる、甘くて苛烈な攻防戦。
【支配系美形攻×出世欲強めな流され系受】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる