65 / 98
番外編ー壱 帝の疑問
04
しおりを挟む
「あっ…んっ…」
汗でしっとりとした肌を楽しみながら、片手で脱いだ着物を引き寄せる。
「撫子?これの上に頭を乗せてごらん」
「あっ、だ、だめです。汚れてしまいます」
見ると、撫子の放ったもので敷物は汚れていた。背中に抱きつき、撫子の身体を起こした。
そう云えば、いつもの撫子が達した時と同じ締め付けるような、内壁がうごめくような刺激はあった。
一人で先に達したと思っていたけれど、一緒だったんだ。
「…主上…く、ちづ…て、ほ…し…」
身体をひねり顔を上げたので口付けると、達した後で敏感なのか、姿勢が苦しいのか喘ぐ声が苦しげだ。
けれど、止められない。
唇を食み、舌でなぞり、撫子の舌を甘噛みする。
腰を築き上げると、
「あっ、あぁぁ」
どこまでも甘い喘ぎ声に、更に腰を動かした。
先ほどわたしが放ったものが、ぐちゅぐちゅと大きく響き、垂れて撫子の秘部の周りを汚していく。
撫子もゆらゆらと腰が揺れている。
それはわたしに揺すられてではなく、自分で無意識に動いているようで、ますます突き上げを止められない。
「自分で触って…」
撫子の手を自分の屹立に触れさせ、しばらく一緒に擦ってから手を離すと、自分でもそのまま擦り続けた。
撫子のものからは蜜が漏れ出て、くちゅくちゅと水音が響く。ああ、顔が見たい。さぞかし艶めかしく美しいだろう。
「…っん…っん」
耐えるような声に、
「我慢しないで…」と耳元で囁く。
「あんっ…主上…もう、だ、…め…主上も…」
「…ああ、一緒に…」
二人で横になり、全身を心地よい気怠さに包まれ、甘えるようにわたしの肩に頭を乗せて全てを預けてくれているのに癒される。髪を撫でながら、思い切って聞いてみた。
「撫子はわたしが全て初めてだと云ったよね?」
「…はい。どうされたのですか?」
「…いや。偃息図の絵とか見たことある?」
「いえ…ありません。主上?」
撫子を抱きしめてから、ゆっくりと少しだけ身体を離し顔を見る。
「誰に教えてもらったの?」
「何をですか?」
「ほら、わたしに跨ったり、四つん這いになったり…」
「……」
顔を紅く染めわたしの胸に顔を埋めるのを、顔が見たいな…とも思ったけれど、そのまま抱きしめた。
「…も、申し訳ございません」
「怒っているんじゃないんだよ?嬉しいんだ。撫子が積極的にわたしを求めてくれるのは。でも…どこで知ったのかなと思ったんだよ」
「怒ってないの?」
「ああ」
「あの…な、内緒です」
いやいやとするようにわたしの胸に額を擦り付けている。
「ねえ、どうしても?」
こくりと頷く。
仕方ない。
今にも泣き出しそうな人の顔を見たくて、「撫子」と呼ぶと「はい」と顔を見せてくれた。
「いつか、教えてね?」
紅い顔のまま頷くと軽く唇を合わせ、恥ずかしそうに、しかし妖艶に微笑みを浮かべた。
知りたいけれど、仕方ない。
疑問を残したままだけど、これからも可愛いお願いが続くと良いなと思いながらいつの間にか寝息を立てる愛しい人の頬に口付けた。
☆★☆ ★☆★ ☆★☆
おわり
汗でしっとりとした肌を楽しみながら、片手で脱いだ着物を引き寄せる。
「撫子?これの上に頭を乗せてごらん」
「あっ、だ、だめです。汚れてしまいます」
見ると、撫子の放ったもので敷物は汚れていた。背中に抱きつき、撫子の身体を起こした。
そう云えば、いつもの撫子が達した時と同じ締め付けるような、内壁がうごめくような刺激はあった。
一人で先に達したと思っていたけれど、一緒だったんだ。
「…主上…く、ちづ…て、ほ…し…」
身体をひねり顔を上げたので口付けると、達した後で敏感なのか、姿勢が苦しいのか喘ぐ声が苦しげだ。
けれど、止められない。
唇を食み、舌でなぞり、撫子の舌を甘噛みする。
腰を築き上げると、
「あっ、あぁぁ」
どこまでも甘い喘ぎ声に、更に腰を動かした。
先ほどわたしが放ったものが、ぐちゅぐちゅと大きく響き、垂れて撫子の秘部の周りを汚していく。
撫子もゆらゆらと腰が揺れている。
それはわたしに揺すられてではなく、自分で無意識に動いているようで、ますます突き上げを止められない。
「自分で触って…」
撫子の手を自分の屹立に触れさせ、しばらく一緒に擦ってから手を離すと、自分でもそのまま擦り続けた。
撫子のものからは蜜が漏れ出て、くちゅくちゅと水音が響く。ああ、顔が見たい。さぞかし艶めかしく美しいだろう。
「…っん…っん」
耐えるような声に、
「我慢しないで…」と耳元で囁く。
「あんっ…主上…もう、だ、…め…主上も…」
「…ああ、一緒に…」
二人で横になり、全身を心地よい気怠さに包まれ、甘えるようにわたしの肩に頭を乗せて全てを預けてくれているのに癒される。髪を撫でながら、思い切って聞いてみた。
「撫子はわたしが全て初めてだと云ったよね?」
「…はい。どうされたのですか?」
「…いや。偃息図の絵とか見たことある?」
「いえ…ありません。主上?」
撫子を抱きしめてから、ゆっくりと少しだけ身体を離し顔を見る。
「誰に教えてもらったの?」
「何をですか?」
「ほら、わたしに跨ったり、四つん這いになったり…」
「……」
顔を紅く染めわたしの胸に顔を埋めるのを、顔が見たいな…とも思ったけれど、そのまま抱きしめた。
「…も、申し訳ございません」
「怒っているんじゃないんだよ?嬉しいんだ。撫子が積極的にわたしを求めてくれるのは。でも…どこで知ったのかなと思ったんだよ」
「怒ってないの?」
「ああ」
「あの…な、内緒です」
いやいやとするようにわたしの胸に額を擦り付けている。
「ねえ、どうしても?」
こくりと頷く。
仕方ない。
今にも泣き出しそうな人の顔を見たくて、「撫子」と呼ぶと「はい」と顔を見せてくれた。
「いつか、教えてね?」
紅い顔のまま頷くと軽く唇を合わせ、恥ずかしそうに、しかし妖艶に微笑みを浮かべた。
知りたいけれど、仕方ない。
疑問を残したままだけど、これからも可愛いお願いが続くと良いなと思いながらいつの間にか寝息を立てる愛しい人の頬に口付けた。
☆★☆ ★☆★ ☆★☆
おわり
11
あなたにおすすめの小説
発情薬
寺蔵
BL
【完結!漫画もUPしてます】攻めの匂いをかぐだけで発情して動けなくなってしまう受けの話です。
製薬会社で開発された、通称『発情薬』。
業務として治験に選ばれ、投薬を受けた新人社員が、先輩の匂いをかぐだけで発情して動けなくなったりします。
社会人。腹黒30歳×寂しがりわんこ系23歳。
特等席は、もういらない
香野ジャスミン
BL
好きな人の横で笑うことができる。
恋心を抱いたまま、隣に入れる特等席。
誰もがその場所を羨んでいた。
時期外れの転校生で事態は変わる。
※エブリスタ、ムーンライトノベルズでも同時公開してます
僕の居場所も、彼の気持ちも...。
距離を置くことになってしまった主人公に近付いてきたのは...。
転生エルフの天才エンジニア、静かに暮らしたいのに騎士団長に捕まる〜俺の鉄壁理論は彼の溺愛パッチでバグだらけです〜
たら昆布
BL
転生したらエルフだった社畜エンジニアがのんびり森で暮らす話
騎士団長とのじれったい不器用BL
人気作家は売り専男子を抱き枕として独占したい
白妙スイ@1/9新刊発売
BL
八架 深都は好奇心から売り専のバイトをしている大学生。
ある日、不眠症の小説家・秋木 晴士から指名が入る。
秋木の家で深都はもこもこの部屋着を着せられて、抱きもせず添い寝させられる。
戸惑った深都だったが、秋木は気に入ったと何度も指名してくるようになって……。
●八架 深都(はちか みと)
20歳、大学2年生
好奇心旺盛な性格
●秋木 晴士(あきぎ せいじ)
26歳、小説家
重度の不眠症らしいが……?
※性的描写が含まれます
完結いたしました!
王子殿下が恋した人は誰ですか
月齢
BL
イルギアス王国のリーリウス王子は、老若男女を虜にする無敵のイケメン。誰もが彼に夢中になるが、自由気ままな情事を楽しむ彼は、結婚適齢期に至るも本気で恋をしたことがなかった。
――仮装舞踏会の夜、運命の出会いをするまでは。
「私の結婚相手は、彼しかいない」
一夜の情事ののち消えたその人を、リーリウスは捜す。
仮面を付けていたから顔もわからず、手がかりは「抱けばわかる、それのみ」というトンデモ案件だが、親友たちに協力を頼むと(一部強制すると)、優秀な心の友たちは候補者を五人に絞り込んでくれた。そこにリーリウスが求める人はいるのだろうか。
「当たりが出るまで、抱いてみる」
優雅な笑顔でとんでもないことをヤらかす王子の、彼なりに真剣な花嫁さがし。
※性モラルのゆるい世界観。主人公は複数人とあれこれヤりますので、苦手な方はご遠慮ください。何でもありの大人の童話とご理解いただける方向け。
【短編】抱けない騎士と抱かれたい男娼
cyan
BL
戦地で奮闘する騎士のキースは疲れ果てていた。仲間に連れられて行った戦場の娼館で男娼であるテオに優しい言葉をかけられて好きになってしまったが、テオの特別になりたいと思えば思うほどテオのことを抱けなくなる。
純愛とちょっとのユーモアでほのぼのと読んでほしい。
[BL]憧れだった初恋相手と偶然再会したら、速攻で抱かれてしまった
ざびえる
BL
エリートリーマン×平凡リーマン
モデル事務所で
メンズモデルのマネージャーをしている牧野 亮(まきの りょう) 25才
中学時代の初恋相手
高瀬 優璃 (たかせ ゆうり)が
突然現れ、再会した初日に強引に抱かれてしまう。
昔、優璃に嫌われていたとばかり思っていた亮は優璃の本当の気持ちに気付いていき…
夏にピッタリな青春ラブストーリー💕
産卵おじさんと大食いおじさんのなんでもない日常
丸井まー(旧:まー)
BL
余剰な魔力を卵として毎朝産むおじさんと大食らいのおじさんの二人のなんでもない日常。
飄々とした魔導具技師✕厳つい警邏学校の教官。
※ムーンライトノベルズさんでも公開しております。全15話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる