sweet!!

仔犬

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christmas!

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良い報告があった。


新しく連絡先を入手した2人。堂本紅どうもとべにとその弟しゅうからの連絡が入った。お互いテスト期間が被っていたためやりとりは少なかったけど、嬉しそうなメッセージがtalkieに入る。

「まさか頭下げさせるんだからサクラ姉さん流石だよな。社会貢献レベル……」

「人格形成再構築まで成し遂げたのか……ハニートラップとは……?」

「いや、ハニートラップからの何かがあったんじゃないの」

同じくグループメッセージに入ってきた秋と優は喜ばしいが疑問符が大きく浮かぶ。しかし深読みしたところで直接聴くには怖いし、知らない方が良いことのような気もする。

リュウジ達がお金を持って謝ってきたどころか、その親が頭を下げさせるような叱咤。すっかり教育マンな一面を見せたマのつくお方達が変わったのは言わずもがなサクラ姉さんのおかげ。
流石のリュウジくん達もしばらくは大人しくしているだろう。

そうして無事に部費は期日に間に合ってお咎めもなく、冬休みに開催されるらしい。


そしてもう1つ嬉しい事といえば。
病院の診断室から出て清算を済ませてきたおれは2人が待つソファにもどってバンザイ。


「ギプス取れた、これで働けるーーーー!」


固定していた腕は自由になり、ムリは禁物だがバイトOKの診断。治ったことよりも働けることが嬉しくて堪らない。お客様との会話や働きながら春さんの優しく微笑みマイナスイオンを浴びれるのだからそれ以上のことは無い。


「おめでと」

「良かった良かった。もう無茶すんなよ!」


ビシッと指を立てて、もう片方の腕は腰。お兄ちゃんモードが降臨した秋の厳重注意。

敬礼のポーズで返したところでじゃあ行こっかと今日もクールな優が出口を指差す。優はあっさりしてるけど、まだ重い荷物とか持たせてくれないあたりが最高に好き。

駐車場に戻れば車で待っていた赤羽さんがこちらに気づくと爽やかに笑った。腕の固定が取れていることに気づいたのか車に乗り込んだところでミラー越しに良かったですねと赤羽さんが言う。


「おかげさまで!」

「意外と早かったよな」

「基本元気だからねおれ」


ついにやってきた冬休み。数日2人はいつも通りバイトをしおれはバイトに行ったり1人でクラブに行ってみたりクラスの子とか遊んだりしながら過ごし今日この日。カレンダー上で言えば12月24日。今日と明日は世間でもおれたちも大イベントがある。

実はどちらかはバイトの予定だったのに、2日とも休んで良いと言われたのだ。

「俺の屍を越えてゆけ……」

「へ?」

バイト仲間のユキくんも愛たんもケースケまで涙目でそんな事を言うから何事かと思えば春さんが苦笑いで答えてくれた。

「こんな感じで、なんだか今年は独り身が多いらしくてシフト志願者が……」

「……屍かあ」

「だから3人は休んで良いから、楽しんできて。あ、あとこれ」

お優しい春さんはそう言いながらなんとおれたちにプレゼントをくれたのだ。春さん特製ブレンドの紅茶とティーセット。みんなそれぞれ違う柄、違う形。だけどイメージにぴったりで可愛くて、もう好きが止まらないから全員でハグ。クリスマス最高。



「赤羽さん本当に付き合ってもらっちゃって良いんですか?」

「もちろん、何処へでも」

「ありがとうございます!」

「ではいざ、出陣!」


決戦、ぐらいの気持ちで。
シナリオは出来ている。


今宵のクリスマス、さてどうなる?








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