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第一部
1.2
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――目が覚めたとき、リュナは無意識に剣へと手を伸ばしていた。
冷たい金属の感触が、指先から意識を引き戻す。
眠りの膜がはがれるように、頭の奥へ“誰かの記憶”が流れ込んできた。
構え。
踏み込み。
刃を振る角度。
「……やっぱり」
小さく息を吐く。
剣は、しっくりくる。
触れた物の記憶を読む――それが、自分の特別な力だ。
剣に触れれば、過去の使い手の戦い方が分かる。
鎧に触れれば、戦場での重さや恐怖すら伝わってくる。
だから戦うことは、怖くない。
強い。
それだけは、はっきりと分かっている。
……それなのに。
胸の奥に、理由の分からない冷たさが残っていた。
説明できない不安が、薄く、しかし確かに張り付いている。
(……なんで、こんなに落ち着かないんだろう)
剣を手放し、身を起こした、そのとき。
「おはよう、リュナ」
背後から、柔らかな声がした。
振り返ると、アレンが立っている。
銀色の髪に、穏やかな青い目。
いつもと変わらない、優しい笑顔。
「よく眠れた?」
「うん……たぶん」
嘘ではなかった。
けれど、“安心できた”とは言えなかった。
アレンはそれ以上追究せず、自然な仕草で話題を変える。
「そろそろ出発だ。みんなも起きてる」
その声を聞くだけで、胸のざわめきが少し和らぐ。
自分でも気づかないうちに、彼の存在にすがっていることに、リュナはまだ気づいていなかった。
――アレンにとって、朝はいつも静かすぎた。
森の澄んだ空気の中で、胸の奥だけが重い。
リュナの背中を見つめながら、何度も同じ思考を繰り返す。
……この子は、壊してしまった。
小さな角。
本来なら、隠しきれない“魔族の証”。
アレンは指先にわずかに魔力を巡らせる。
視界が歪み、世界が書き換えられる。
角は、見えなくなる。
肌の色も、人間のそれに溶け込む。
――幻覚。
もう何年も続けてきた、日常の行為。
(……今日も、だ)
村を焼かれた夜の記憶が、ふとよぎる。
炎。悲鳴。魔族の影。
そして、妹の顔。
国の奥深く、石の部屋に閉じ込められた、小さな背中。
――選べなかった。
魔族への憎しみと、妹の命。
天秤にかけるまでもない。
だから今日も、嘘を重ねる。
(……ごめんな)
声に出すことはできない。
それでも、心の中で何度も謝り続けていた。
「準備はいいか!」
ガルドの低い声が響く。
大盾を背負った、頼れる戦士長。
「今日も張り切っていこー!」
レイナが明るく手を振る。
「回復の準備、整ってます」
ミラは柔らかな笑みで頷いた。
――いつもの光景。
仲の良い勇者パーティ。
リュナは剣の柄を強く握る。
「……みんながいれば、大丈夫だよね」
小さく呟くと、アレンがすぐ隣で頷いた。
「ああ。俺たちがいる」
その言葉は嘘ではない。
守るつもりも、本気だった。
森へ足を踏み入れた瞬間、空気が変わる。
「……来るぞ」
ガルドの声が低くなる。
黒い影が、木々の間から躍り出た。
魔族。
「迎撃体勢!」
リュナは前に出る。
剣に触れた瞬間、記憶が流れ込む。
過去の戦場。血の匂い。剣戟。
(……知ってる)
身体が、思考より先に動いた。
一閃。
二閃。
迷いのない剣が、魔族を切り裂く。
強い。
自分でも分かるほどに。
それでも――魔族の顔を見るたび、胸の奥が凍りつく。
(……怖い)
理由の分からない恐怖。
最後の一体が倒れ、森に静けさが戻る。
「さすがだな、リュナ」
ガルドが息を吐く。
「無双じゃん!」
レイナが笑う。
リュナは剣を下ろし、小さく息を整えた。
……強いのに。
守れているのに。
不安だけが、消えなかった。
夜。
焚き火の音だけが、静かに響いている。
見張りの順番で、起きているのはリュナとアレンだけだった。
「……ねえ、アレン」
「どうした?」
「私……魔族、怖いんだ」
不意にこぼれた言葉。
自分でも驚くほど、素直だった。
「強いのは分かってる。戦えるのも。でも……」
言葉が続かない。
アレンは、しばらく黙って焚き火を見つめてから、穏やかに答えた。
「怖くていい」
その声は、優しかった。
「怖さを感じられるのは、生きてる証拠だ」
リュナは小さく笑う。
「……そっか」
その言葉だけで、胸が少し軽くなる。
(アレンがいるから)
そう思ってしまう自分に、疑問を持たなかった。
――アレンは、限界を感じていた。
焚き火越しに見るリュナの横顔。
怯えと信頼が入り混じった、無防備な表情。
……俺が作った。
恐怖も、不安も、依存も。
妹の命がある限り、やめられない。
それでも。
(こいつは……魔族じゃない)
いや。
魔族なのに。
それが、何よりも苦しかった。
「……もうすぐだ」
誰に言うでもなく、呟く。
魔王を倒せば。
旅が終われば。
すべてが終わる――はずだった。
夜明け前。
森がざわめいた。
「……来る!」
アレンの声で、全員が跳ね起きる。
現れたのは、上位魔族。
数は十を超えていた。
恐怖が、胸を締めつける。
リュナの足が、一瞬止まる。
(……怖い)
それでも、剣を握る。
記憶が重なる。
勇者の動き。戦場の理。
「……私は、負けない」
震えを抱えたまま、前へ。
剣が舞う。
恐怖と強さが、同時に存在する。
最後の一体が倒れ、森が静まる。
リュナは剣を下ろし、自分の手を見た。
……震えている。
背後から、そっと肩に手が置かれる。
「よくやった」
アレンの声。
その瞬間、不安が和らぐ。
(……安心する)
それが、誰かに作られた感情だとは、知らないまま。
朝日が昇る。
五人は、再び歩き出す。
リュナはまだ知らない。
自分が魔王の娘であることも。
恐怖が植え付けられたものであることも。
アレンは知っている。
すべてを。
それでも、歩き続ける。
――この旅の終わりに、何が壊れるのかを、分かっていながら。
風が吹き、草が揺れた。
偽りの記憶とともに、旅は始まった。
冷たい金属の感触が、指先から意識を引き戻す。
眠りの膜がはがれるように、頭の奥へ“誰かの記憶”が流れ込んできた。
構え。
踏み込み。
刃を振る角度。
「……やっぱり」
小さく息を吐く。
剣は、しっくりくる。
触れた物の記憶を読む――それが、自分の特別な力だ。
剣に触れれば、過去の使い手の戦い方が分かる。
鎧に触れれば、戦場での重さや恐怖すら伝わってくる。
だから戦うことは、怖くない。
強い。
それだけは、はっきりと分かっている。
……それなのに。
胸の奥に、理由の分からない冷たさが残っていた。
説明できない不安が、薄く、しかし確かに張り付いている。
(……なんで、こんなに落ち着かないんだろう)
剣を手放し、身を起こした、そのとき。
「おはよう、リュナ」
背後から、柔らかな声がした。
振り返ると、アレンが立っている。
銀色の髪に、穏やかな青い目。
いつもと変わらない、優しい笑顔。
「よく眠れた?」
「うん……たぶん」
嘘ではなかった。
けれど、“安心できた”とは言えなかった。
アレンはそれ以上追究せず、自然な仕草で話題を変える。
「そろそろ出発だ。みんなも起きてる」
その声を聞くだけで、胸のざわめきが少し和らぐ。
自分でも気づかないうちに、彼の存在にすがっていることに、リュナはまだ気づいていなかった。
――アレンにとって、朝はいつも静かすぎた。
森の澄んだ空気の中で、胸の奥だけが重い。
リュナの背中を見つめながら、何度も同じ思考を繰り返す。
……この子は、壊してしまった。
小さな角。
本来なら、隠しきれない“魔族の証”。
アレンは指先にわずかに魔力を巡らせる。
視界が歪み、世界が書き換えられる。
角は、見えなくなる。
肌の色も、人間のそれに溶け込む。
――幻覚。
もう何年も続けてきた、日常の行為。
(……今日も、だ)
村を焼かれた夜の記憶が、ふとよぎる。
炎。悲鳴。魔族の影。
そして、妹の顔。
国の奥深く、石の部屋に閉じ込められた、小さな背中。
――選べなかった。
魔族への憎しみと、妹の命。
天秤にかけるまでもない。
だから今日も、嘘を重ねる。
(……ごめんな)
声に出すことはできない。
それでも、心の中で何度も謝り続けていた。
「準備はいいか!」
ガルドの低い声が響く。
大盾を背負った、頼れる戦士長。
「今日も張り切っていこー!」
レイナが明るく手を振る。
「回復の準備、整ってます」
ミラは柔らかな笑みで頷いた。
――いつもの光景。
仲の良い勇者パーティ。
リュナは剣の柄を強く握る。
「……みんながいれば、大丈夫だよね」
小さく呟くと、アレンがすぐ隣で頷いた。
「ああ。俺たちがいる」
その言葉は嘘ではない。
守るつもりも、本気だった。
森へ足を踏み入れた瞬間、空気が変わる。
「……来るぞ」
ガルドの声が低くなる。
黒い影が、木々の間から躍り出た。
魔族。
「迎撃体勢!」
リュナは前に出る。
剣に触れた瞬間、記憶が流れ込む。
過去の戦場。血の匂い。剣戟。
(……知ってる)
身体が、思考より先に動いた。
一閃。
二閃。
迷いのない剣が、魔族を切り裂く。
強い。
自分でも分かるほどに。
それでも――魔族の顔を見るたび、胸の奥が凍りつく。
(……怖い)
理由の分からない恐怖。
最後の一体が倒れ、森に静けさが戻る。
「さすがだな、リュナ」
ガルドが息を吐く。
「無双じゃん!」
レイナが笑う。
リュナは剣を下ろし、小さく息を整えた。
……強いのに。
守れているのに。
不安だけが、消えなかった。
夜。
焚き火の音だけが、静かに響いている。
見張りの順番で、起きているのはリュナとアレンだけだった。
「……ねえ、アレン」
「どうした?」
「私……魔族、怖いんだ」
不意にこぼれた言葉。
自分でも驚くほど、素直だった。
「強いのは分かってる。戦えるのも。でも……」
言葉が続かない。
アレンは、しばらく黙って焚き火を見つめてから、穏やかに答えた。
「怖くていい」
その声は、優しかった。
「怖さを感じられるのは、生きてる証拠だ」
リュナは小さく笑う。
「……そっか」
その言葉だけで、胸が少し軽くなる。
(アレンがいるから)
そう思ってしまう自分に、疑問を持たなかった。
――アレンは、限界を感じていた。
焚き火越しに見るリュナの横顔。
怯えと信頼が入り混じった、無防備な表情。
……俺が作った。
恐怖も、不安も、依存も。
妹の命がある限り、やめられない。
それでも。
(こいつは……魔族じゃない)
いや。
魔族なのに。
それが、何よりも苦しかった。
「……もうすぐだ」
誰に言うでもなく、呟く。
魔王を倒せば。
旅が終われば。
すべてが終わる――はずだった。
夜明け前。
森がざわめいた。
「……来る!」
アレンの声で、全員が跳ね起きる。
現れたのは、上位魔族。
数は十を超えていた。
恐怖が、胸を締めつける。
リュナの足が、一瞬止まる。
(……怖い)
それでも、剣を握る。
記憶が重なる。
勇者の動き。戦場の理。
「……私は、負けない」
震えを抱えたまま、前へ。
剣が舞う。
恐怖と強さが、同時に存在する。
最後の一体が倒れ、森が静まる。
リュナは剣を下ろし、自分の手を見た。
……震えている。
背後から、そっと肩に手が置かれる。
「よくやった」
アレンの声。
その瞬間、不安が和らぐ。
(……安心する)
それが、誰かに作られた感情だとは、知らないまま。
朝日が昇る。
五人は、再び歩き出す。
リュナはまだ知らない。
自分が魔王の娘であることも。
恐怖が植え付けられたものであることも。
アレンは知っている。
すべてを。
それでも、歩き続ける。
――この旅の終わりに、何が壊れるのかを、分かっていながら。
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