練習台のドブネズミ

なすみそ

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「ん、重た…」
自らにのしかかる何かに気づき、うっすらと目を開ける。

「アーヴェント様!」

そこには腰に跨り月明かりに照らされるアーヴェントがいた。光の蜜を集めたような髪が、月の光をうけて神秘的に煌めく。

魔術師なのに鍛えられた身体は完璧な彫刻のようだが、腹に反りかえる剛直は赤黒くて血管がビキビキと這い回るグロテスクで目が離せない。

そのアンバランスささえ美しく感じる。きっと自分でなければこの男に進んで股を開くだろう。

普段は理知的な紫の瞳は、まるで獅子のような獰猛さを宿しているように見えた。

完璧すぎる美貌は恐ろしさを感じさせる。

(この人、人間…?)

アーヴェントは愛おしげにするすると腹を撫でた。ゾクゾクとした感覚がミオを襲った。
昨日から快楽に晒されてばかりの身体に慄きながら、息を呑む。

「どうしたの、そんなに怯えて。今夜も練習台を頼みますよ」

「き、今日もですか?昨日のあれじゃダメなんですか?」

「何言ってるんですか?
エドワルド様は君と違って頑丈そうだから、もっと激しいので練習しておかないとと思ってね」

「もっと激しい?! 無理です!」昨日も気を失うまでイカされ続けたのだ。必死に首を振るが勿論アーヴェントの手は止まらない。

「大丈夫。最終的には気持ち良くするから」

そのまま首に噛みつこうとするアーヴェントに叫んだ。

「アーヴェント様っ!痕つけるのやめて下さいっ」

「何?誰かに見られた?」

グッと首の鬱血痕を押され、恐ろしさに喉がヒュッと鳴る。

「お、お風呂に行ったら」

「あーやっぱりやられちゃった?この魔力は君をいつもいやらしい目で見ている双子のかな?」

アーヴェントは長い指をまるで鎖のように絡ませる。

無言で怯えていると、アーヴェントはにっこり笑った。
それは以前からよく見た、誰もが見惚れるであろう完璧な笑みだったが、今ではわかる、これは苛立っている時の笑みなんだと。

「じゃあ、お仕置きしなきゃね。そんな誰にでも股を開いたらダメでしょ?」

アーヴェントはさらに首を圧迫してくる。

「ぐっ、うぁ」

「もうこれからはこの部屋から出しませんからね」

昨日からアーヴェントはまるで別人のようだ。
清廉潔白なイメージのアーヴェントだからこそ協力しようかと思ったのに、ミオの弱点を的確に擦り上げる指使い、中を掻き乱す腰使い、イキそうになるギリギリのタイミングで焦らしたりと、とても初心者とは思えない。

「捨てられて、可哀想なミオ」

ジュブブ…

昨日よりもすんなりと飲み込まれたアーヴェントの剛直は、ゴリゴリとミオの心も身体も抉っていく。

待ってましたとばかりに剛直に吸い付き、水音を立て出した自分の身体を恨めしく思いながら、中を味わうようにゆっくりと動くアーヴェントをミオは睨みつける。

「ん、ぐっ、絶対男を抱いた事なかったって嘘ですよね?」

何か思い出して不機嫌になったのか、アーヴェントは眉を顰める。

「こんな風に抱くことは本当にありませんでしたよ。皆な私の上で勝手に腰を振るんです」

「んっ、やっぱり! 貴方はエドワルド様に何しようとしてるんだ、一体?!」

「もぅ、黙りましょうね」

中のしこりをグッと押されて腰が跳ねた。

「~~っ!」

「余計な事は考えないで、集中集中!
昨日よりもっと深く入れてあげますからね。頑張って練習しましょうね」

「いやっ、練習しないっ!」

首を激しく横にふって、身を捩って虚しい抵抗をする。

「ふふ、身体をクネクネさせて煽ってます?ここ、グイッていっていいですか?どうなるか練習しておかないと」

「だめっ、いやぁ、痛い!痛いっ」

股を限界まで開かされたミオにアーヴェントは奥深く楔を打ちつける。

「大丈夫大丈夫、結腸ぶち抜こうとしてるだけだから、ちゃんとしておかないとね」

何が大丈夫なのかもうわからないが、涙を浮かべながら声を絞り出す。

「痛たぃよ、お腹の中やめてっもう、抜いて!」

「ミオ可愛い。もっと力抜かないとキツイよ、ガンバレ。気持ちよくなるまで、練習しよ」

「ひぃああ、あ」

ぐぽっ、ぐぽっ、ばちゅん、ばちゅん

自分の身体からする音とは思えない卑猥な音とともに、ガツンと星が飛ぶような快楽がやってくる、その暴力的な快楽にミオは唇を噛んで必死に耐える。

しかしすぐに限界がきて、またミオは絶頂を迎えた。

「も、無理っ、息できな」

ぐちゅん、ぐちゅん、

「まだまだ沢山練習しないと」

「やっ、あ、あがっ」
アーヴェントは休みなくミオを犯し続けた。


時折数刻の間いなくなる時のみが、ミオが身体を休める事の出来る時間だった。

アーヴェントの体力もおかしいが、こんなに飲まず食わずで犯され続け普通の人間ならとっくに息絶えてもおかしくない。

自分の身体はアーヴェントによって変えられてしまっているのではないかとミオは恐怖に襲われる。

自分が自分でなくなっていく、全て真っ白になってしまう。

 ー 自分とセックスをすると狂ってしまう。

以前アーヴェントが言っていた通りになってしまうのだろうか、ミオはぼんやりとする頭と快楽を拾い続ける身体に叱咤しながら必死に自我を保とうとした。

「ミオのココ。私のに合わせて広がる様になって、すっかり女の子だね。可愛い。奥も私に吸い付いてくる」

お腹の中も何度も深く、深く貪られ、もう壊れてしまったのかもしれない。

「うっうぅ、も、練習台やだぁ。エドワルドさまぁ」

次第に泣き事を言う事も多くなってきた。そんなミオの身体に楔を打ちつけながら、アーヴェントは嬉しそうに言う。

「かわいそうなミオ、まだわからないの?ミオは捨てられちゃったんだよ」

最後に隣国へ行く時、エドワルドはどんな表情をしていただろうか?

ミオを安心させる様に頭を撫でて、すぐに戻ると言っていたではないか?

ミオは必死にエドワルドとの記憶を拾い集める。

「もう、しんじゃう、あ、あくまぁ!絶対ゆるさないっ」

「へぇ、私を悪魔呼ばわり?ミオのおまんこがキュウキュウ縋りついてきて、私を離さないんだよ?」

(僕は、捨てられてなんかいない。エドワルド様はきっと戻ってきて、この悪魔を退治して下さる)

ばちゅん、ばちゅん、ばちゅん!

「クソ…まだ堕ちないか」

アーヴェントの瞳がギラリと赤く輝いた気がした。

こちらへゆっくりと迫ってくるアーヴェントの大きな手に、ミオの意識は再び混沌へと呑みこまれた。
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