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蘇る過去。。。②
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どうしてここにいるの……?
どうしてこうやって手を引いて外へ連れ出してくれるの?
ねぇ、どうして何も言わないの……?
連れて行かれた場所は遊園地から近い丘
大きな木が一本立っていて、雨が降っていたから風が吹くと木についた雨粒が降りかかってくる。
火照った体にはこの雨粒が気持ちがいいーー
「すごい……」
目の前には街にかかる大きな虹
こんなにも大きくて、ハッキリと虹をみたことなんてないーー
「よかった。笑ってくれて…」
葵君が初めて今日会ってから口を開いた。
「え……?今までも笑ったことなかった?」
「つくり笑いでしたよ、いつも…」
「……だって笑わないと智樹もお母さんも心配しちゃうから。前、すごく心配かけたことあるから。」
「……裕也さんのこと?」
「裕也のこともあるけど……」
待って…私裕也の名前なんて葵君に言ったことある?
ううん、一度も言った事ない。
………何で…何で知っているの……?
「葵君…どうして遊園地にいたの?」
智樹は何も言わないけど
お店の人たちは葵は危険だから会わないほうがいいって言われていた。
でも、もし何か理由があって私に近づいているのなら
理由が知りたい。
もっと葵君のことも知りたい。
私を傷つけるのが目的なら、今日だって助けなければよかった。
「理由…知りたい?」
「……葵君の恋人になったら教えてくれるの?」
「フッ……なってくれないくせに。」
いつも敬語の葵君が、タメ語で話すと葵君の本性が少し見えた気がした。
目の前にいる私のことも、目の前に見えている街も、世の中のことなんてどうでもいい。
ただ何となく生きている。
そっか……私と葵君は似ているんだ。
恋で傷ついた人なんだ――
「じゃあ、その日が来たら、その日に聞くね。」
わざと裕也の名前まで出したのに
きっと俺のこと怪しんでいるはずなのに――
何で聞いてこない?
美咲さんから離れていってくれればいいのに・・・
いや、そもそも俺が美咲さんのところへ行かなければいいのに――
今日も本当は裕也が遊園地にいるっていうから来たのに…
せっかく裕也を見つけたのに…泣きそうなこの人を置いていけなかった
“ピリリリリッ……”
「すいません、はい…」
『葵!お前どこにいるんだよ!』
「……虹丘。」
『虹丘って…ミサキが名付けたあの丘?何でそんなところに…』
「今から行くから。」
『葵ッーー』
龍の怒った声がミサキの怒った声と重なる。
思い出の場所でこの女と何しているのって……
いや、ミサキならそんなこと言わないか。
そう思いたいのは俺だけかもしれない。
「用事があったんでしょ?行ってきて…私はこの虹で十分だから……」
“美しく咲き誇る花のような人ーー”
この人の名前にピッタリだ。
虹を見る横顔は写真に撮っておきたいぐらい綺麗だ
綺麗なカーブを描いている鼻も
ふっくらとしたピンク色の唇も
透き通った白い肌も
瞳には虹が写っている大きな目にーー
吸い込まれそうだーー
「雨に濡れてる。」
木から落ちた雫を手でぬぐって唇を右瞼に近づけた
自然と美咲も目を閉じて瞼についていた雫を唇で吸った。
唇はつかそうでつかないギリギリのラインーー
唇を離すと不思議そうに目を潤ませて上目遣いで美咲が見つめてくる。
おいおい、そんな目で見つめられたら理性効かなくなるんだって……
「俺行くね……」
「うん…」
名残惜しいけど…このまま一緒にミサキと思い出が詰まった 虹ヶ丘にいたくない。
もっとこの人と違うカタチで出逢いたかった。
普通に出逢って好きって言えたら……どんなに楽だったんだろう。
俺は復讐することに苦しめられて
結局は自分のことしか考えてなくて。。。
美咲さんがその日から俺に向けられる笑顔は
この虹を見せた日のように綺麗だったけど
いつも泣きそうだったことに気づいてあげれなかった……
どうしてこうやって手を引いて外へ連れ出してくれるの?
ねぇ、どうして何も言わないの……?
連れて行かれた場所は遊園地から近い丘
大きな木が一本立っていて、雨が降っていたから風が吹くと木についた雨粒が降りかかってくる。
火照った体にはこの雨粒が気持ちがいいーー
「すごい……」
目の前には街にかかる大きな虹
こんなにも大きくて、ハッキリと虹をみたことなんてないーー
「よかった。笑ってくれて…」
葵君が初めて今日会ってから口を開いた。
「え……?今までも笑ったことなかった?」
「つくり笑いでしたよ、いつも…」
「……だって笑わないと智樹もお母さんも心配しちゃうから。前、すごく心配かけたことあるから。」
「……裕也さんのこと?」
「裕也のこともあるけど……」
待って…私裕也の名前なんて葵君に言ったことある?
ううん、一度も言った事ない。
………何で…何で知っているの……?
「葵君…どうして遊園地にいたの?」
智樹は何も言わないけど
お店の人たちは葵は危険だから会わないほうがいいって言われていた。
でも、もし何か理由があって私に近づいているのなら
理由が知りたい。
もっと葵君のことも知りたい。
私を傷つけるのが目的なら、今日だって助けなければよかった。
「理由…知りたい?」
「……葵君の恋人になったら教えてくれるの?」
「フッ……なってくれないくせに。」
いつも敬語の葵君が、タメ語で話すと葵君の本性が少し見えた気がした。
目の前にいる私のことも、目の前に見えている街も、世の中のことなんてどうでもいい。
ただ何となく生きている。
そっか……私と葵君は似ているんだ。
恋で傷ついた人なんだ――
「じゃあ、その日が来たら、その日に聞くね。」
わざと裕也の名前まで出したのに
きっと俺のこと怪しんでいるはずなのに――
何で聞いてこない?
美咲さんから離れていってくれればいいのに・・・
いや、そもそも俺が美咲さんのところへ行かなければいいのに――
今日も本当は裕也が遊園地にいるっていうから来たのに…
せっかく裕也を見つけたのに…泣きそうなこの人を置いていけなかった
“ピリリリリッ……”
「すいません、はい…」
『葵!お前どこにいるんだよ!』
「……虹丘。」
『虹丘って…ミサキが名付けたあの丘?何でそんなところに…』
「今から行くから。」
『葵ッーー』
龍の怒った声がミサキの怒った声と重なる。
思い出の場所でこの女と何しているのって……
いや、ミサキならそんなこと言わないか。
そう思いたいのは俺だけかもしれない。
「用事があったんでしょ?行ってきて…私はこの虹で十分だから……」
“美しく咲き誇る花のような人ーー”
この人の名前にピッタリだ。
虹を見る横顔は写真に撮っておきたいぐらい綺麗だ
綺麗なカーブを描いている鼻も
ふっくらとしたピンク色の唇も
透き通った白い肌も
瞳には虹が写っている大きな目にーー
吸い込まれそうだーー
「雨に濡れてる。」
木から落ちた雫を手でぬぐって唇を右瞼に近づけた
自然と美咲も目を閉じて瞼についていた雫を唇で吸った。
唇はつかそうでつかないギリギリのラインーー
唇を離すと不思議そうに目を潤ませて上目遣いで美咲が見つめてくる。
おいおい、そんな目で見つめられたら理性効かなくなるんだって……
「俺行くね……」
「うん…」
名残惜しいけど…このまま一緒にミサキと思い出が詰まった 虹ヶ丘にいたくない。
もっとこの人と違うカタチで出逢いたかった。
普通に出逢って好きって言えたら……どんなに楽だったんだろう。
俺は復讐することに苦しめられて
結局は自分のことしか考えてなくて。。。
美咲さんがその日から俺に向けられる笑顔は
この虹を見せた日のように綺麗だったけど
いつも泣きそうだったことに気づいてあげれなかった……
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