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これはレイプだから……④

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「あっ……んんっ…」



誠二さんはひざまづいて、服の隙間から見える肌に唇を落とす。
チュウっと音を立てて、吸われるから赤い跡が残っていく。
誠二さんが私を抱いたという証しが私には嬉しい。



胸からお腹へといき、パンツでまた布で隠されている。



「誠二さッーー」



誠二さんがそっと歯を立ててパンツを噛みながら下へとズラしてくる。
立ちながらだと誠二さんの後頭部しか見えないけど、肌の感触でパンツを脱がされているのはわかる。



「恥ずかしいっ……」



10年ぶりだからなのか
ゆっくりなペースだからなのか
恥ずかしくなって脚を閉じた。



「脚ちゃんと広げて。」



「だって……ッ」



パンツを歯にかけながら、上目遣いで言われたら……
少しだけど脚を広げてみた。



「……ッ」



スルスルとゆっくりとパンツを下ろされる。
お嬢様のように扱われて顔も胸も熱くなる。
こんな年になっておばさんになっても
こんな風に扱われて嬉しくない女性はきっといない。



手は使わず口でやっと下まで下ろされると
そのままの体勢で右脚を持ち上げられて
誠二さんの肩に乗せられた。



「誠二さん……やっ…あっ……ッ」



舌先でゆっくりと左脚を下から舐めてくる。
誠二さんの肩に乗せられた右脚の太ももを撫でながらーー


まだ肝心なところは触られていないけど
アソコが熱くなって締め付けられる。



「はぁ…んっ……誠二さんっ」



右の太ももと舌のスピードと同じぐらい
ゆっくりと指でなぞられる。
特にうち太ももをなぞられるとカラダがピクリと動いてしまう。



もう誠二さんに早く触れてほしい。
早く舐めてほしい。
早く挿れてほしい。



そんな風に思うようになるなんて
淫乱な女に私もなったなって思う。



「はぅっ……ふっ…あぁっ!」



ジュルっと音を立てて誠二さんが舐めてきて
それにさらに興奮してしまう自分がいる。



「もう濡れてるんだけど、イヤラシイ女。」



10年前だって色々誠二さんには言われてきた。
だから何を言われたって、誠二さんが抱いてくれるなら平気
誠二さんの前ではイヤラシイ女でいい。



左足だけで立つのはもうできない……
誠二さんの舌は10年経っても気持ちがいいところを弄ってくる。
両足でもこれだけ気持ちよかったら立つのは難しいのに片足だなんて――



「誠二さんっ…もう、片…脚…では……あぁぁっ!!!」



片脚ではもう立てない
そう言いたかったのに、誠二さんはその声を無視してさらに右足を高く持ち上げて
壁に押し付けられて舐めあげてくる。



「はぁっ…あんっ……くっ…」



脚を持ち上げられたことによって
アソコは余計に広げられてさらにヒクついてくる。
さっき誠二さんが言ったことは本当なんだ。



やめてといってもやめないってこと。




「ふわぁぁぁ!!!」



真っ赤に腫れあがった蕾を吸われたら
一気に頭が真っ白になってどんな声で鳴いたかも覚えてない。
気づいたらカラダがピクピクと動いて誠二さんの肩にしがみついていた。



「ああぁぁぁ!!!」



誠二さんはいつもそうだ。
イッたあと本当は触られたくもないぐらいグッタリしているのに
お構いなしで次の行動へと移す。



「またそこッ――」



赤く膨れ上がった蕾を集中して攻撃される。
イッたあとなのに舌を上下に激しく動かされて
さらにアソコが締め付けられて苦しい…



「はぁ!あんっ…あっ…あぁ!!」



また頭が真っ白になると今度は大きく開かされているせいで
丸見えの入口に舌を差し込んでくる。




「ふっ…うっ…ううっ……」



ジュボジュボとあふれ出す蜜と一緒に誠二さんの舌が出し入れされる。
右手は破れたワンピースから露わになったブラをはぎとって
親指と人差し指で硬くなった乳首をコロコロと弄ばれる。



「もう、ダメっ……」



あふれ出る蜜は脚を伝って流れ出てくる。
誠二さんの手や舌で触れると
こんなにも溢れでてくるものなのだろうか…?



私のアソコはもう熱くて
誠二さんのをいれてほしくてたまらない。
舌じゃ……物足りない。



「あん!あっ…そんなグリグリしちゃっ…!」



出し入れがどんどん激しくなって
舌が奥まで入ってきてグリグリと押し込まれる。
乳首もずっと摘ままれたまま――




「あぁ!あっ…あん!あぁぁ!!!」



ぽたぽたと床に自分が感じた証が落ちていく。
それと同時にもう体が支えきれなくなって
床へと自分も崩れ落ちた。



「はぁっ…はぁ………」



床の冷たさが気持ちがよくて
自分の体がどれだけ火照っているのかがわかる。
起き上がりたいけど自分の力ではもう起き上がれない。



もう、本当に誠二さんに挿れられたら
れっきとした不倫になる。
永一や誠一さんの顔が一瞬頭をよぎった。



私は本当にこれでいいの…?



「美緒…」



一瞬名前を呼ばれたのがわからなかった。
誠二さんと再会してからは「お義姉さん」か「アンタ」としか呼ばれてなかったから――
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