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地獄への一言。①
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出会いはバイト先。
カフェでバイトしていた私はいつもお店にくる彼のことが気になっていた。
彼はいつも一人できてパソコンやタブレットをテーブルに置いて、たまにかかってきた電話に英語や聞いたことがないような言葉で対応していた。
私より年上だろうとは思っていたけど――
10歳年上だとは思っていなかった。
「お待たせいたしました。」
話しかけたいけど、お互い仕事中だし私語は慎まないとと思って話しかけたい気持ちをいつも押し殺していた。
だから彼をバイトが休みの日に本屋で見かけたときは声をかけずにはいられなかった。
「あの……いつもカフェで見かけていて…それで、その…」
カフェでいる彼と違う感じがした。
それはいつもはスーツ姿の彼が普段着だったからなのか
仕事ではなくプライベートな時間を過ごしている彼だからか
話しかけたときは険しい顔をしていたけど私の態度を見て口元が緩んだ。
「じゃあどこか行く?」
これはデートなのかな……?
いきなり2人でホテルの最上階にあるレストランで食事した。
彼がその時バツイチだってことを知った
相手の女性は若かったのもあって子供を望まなくて
それが原因で離婚ーー
わたしは……この人の子供がほしい。
一目惚れだったけど食事をしながら話をして
さらに好きになった。
ナイフとフォークを上手に使っている姿を見ると育ちの良さがわかる。
話し方も落ち着いているけど引き出しが豊富なのか次々と話が出てくる。
私が話すときは優しい眼差しを向けながら耳を傾けてくれる。
この人の瞳に吸い込まれそうになって
そのまま彼が予約した部屋へ足を踏み入れた……
私は彼が好きだから
こういう展開を望んでいたけどーー
「あ、あのッ」
「ん?」
彼のくちびるが私の唇に触れる前にどうしても伝えておきたいーー
「あなたのことが好きです。」
「……僕もだよ。」
カフェに来ていたのは私に会いたかったから。
そう耳元で囁いてくれて
嬉しさと緊張で身体は硬直した
一目惚れで両思い
なんて、私は幸せなんだろう。
こんなに恋愛がうまくいっていいのかな?
ドッキリとか…ないよね?
「んッ……」
そんな考えはこのキスで忘れてしまう。
ゆっくりと口を割って舌を絡めてくる。
タバコを吸うからかすこし苦い味がするけど
それが余計に彼にキスされていると実感できていいーー
キスは高校の時付き合っていた彼氏と一度だけしたことがある。
だけどその時のキスは今のようなキスじゃなくて
ただ唇と唇を重ねただけ――
こんな風に自力で立てなくなるような気持ちのいいキスではなかった。
「はぁッ……」
唇がやっと離れて、息ができると思っていっぱい息を吸い込んだら声が漏れた。
「いい顔だね。」
自分ではどんな顔をしているかわからないけど
ただ頬が赤くなっているのだけはわかる。
目も涙目になって――
やっと息ができたのにまた唇を重ねられた。
たださっきのキスと違うのは
今度はキスをしながらワンピースのジッパーを下げられている。
“ジジジッ――”
ゆっくり……あんまりにゆっくりと下げられるから
自分の裸を見られるのが怖いとか
恥ずかしいとか
色んな感情がどんどん芽生えてきて体が小刻みに震えてきた。
「大丈夫…?止めようか?」
「ち、違うんです。私ッ――初めてで…」
22歳の私はまだ経験がない処女で
年上のこんなにもカッコいい彼はきっとたくさん経験があって――
そう思ったら貧相な体を見せるのに抵抗があった。
「……僕でいいのか?」
ジッパーに置かれたいた手が私の頬を包み込んで優しく聞いてくれる。
彼の顔をこんな間近でみたら――
NOなんて言えない。
返事をする代わりに首を縦に振った。
恥ずかしくて下を向いていると彼が覗き込んできて唇で唇をなぞってきた。
横にスライドしてきて……触れるか触れないかのキスが全身にゾクゾクと快感を走らせてくれた。
「んッ――」
ゆっくりとワンピースをはぎ取られて
露わになってくる体にキスされて――
一緒にご飯を食べるだけでも幸せだったのに
自分の体をこんなにも愛してくれる
もうこんな幸せな日は来ないかもしれない。
“パチンッ――”
ブラのホックをはずすとこんなにも音がするんだって
初めて気づいた。
それぐらいこの部屋では音が全くなくて――
そう思ったら自分が声を出すのが余計に恥ずかしくなって
口元に手を置いた。
「もっと聞かせて、君の声を。」
そう耳元で囁かれると全身が電流が走ったみたいにゾクゾクして
力が抜けて口元に置いていた手がいつの間にか彼と手をつないでいた。
「誠一さん……ッ」
露わになった胸に顔を埋めて
ゆっくりと舌で突起した部分へとなぞらえていく。
そして、ゆっくりと周りをなぞってくる。
「んんッ……!」
くすぐったい、だけど気持ちがいいーー
頭が何も考えられない。
「アッ!!……あッ…誠一さッ…」
誠一さんに触れられてピンと尖った先を
口に含まれ吸われた瞬間
立っていた足がガクンと力が抜けて自力で立てなくなった。
「美緒……」
耳元で名前を呼ばれて胸が熱くなる。
好きな人にずっと下の名前呼んでもらうのが夢だった
「お願いします……もう1度名前を…」
誠一さんは驚いた表情を一瞬したけど
わたしが大好きな優しい微笑みをしておでこにキスしてくれた。
「かわいいね、美緒……」
「ひゃッ………」
自分でも触れたことがないところに誠一さんの指が滑り込んできた。
カフェでバイトしていた私はいつもお店にくる彼のことが気になっていた。
彼はいつも一人できてパソコンやタブレットをテーブルに置いて、たまにかかってきた電話に英語や聞いたことがないような言葉で対応していた。
私より年上だろうとは思っていたけど――
10歳年上だとは思っていなかった。
「お待たせいたしました。」
話しかけたいけど、お互い仕事中だし私語は慎まないとと思って話しかけたい気持ちをいつも押し殺していた。
だから彼をバイトが休みの日に本屋で見かけたときは声をかけずにはいられなかった。
「あの……いつもカフェで見かけていて…それで、その…」
カフェでいる彼と違う感じがした。
それはいつもはスーツ姿の彼が普段着だったからなのか
仕事ではなくプライベートな時間を過ごしている彼だからか
話しかけたときは険しい顔をしていたけど私の態度を見て口元が緩んだ。
「じゃあどこか行く?」
これはデートなのかな……?
いきなり2人でホテルの最上階にあるレストランで食事した。
彼がその時バツイチだってことを知った
相手の女性は若かったのもあって子供を望まなくて
それが原因で離婚ーー
わたしは……この人の子供がほしい。
一目惚れだったけど食事をしながら話をして
さらに好きになった。
ナイフとフォークを上手に使っている姿を見ると育ちの良さがわかる。
話し方も落ち着いているけど引き出しが豊富なのか次々と話が出てくる。
私が話すときは優しい眼差しを向けながら耳を傾けてくれる。
この人の瞳に吸い込まれそうになって
そのまま彼が予約した部屋へ足を踏み入れた……
私は彼が好きだから
こういう展開を望んでいたけどーー
「あ、あのッ」
「ん?」
彼のくちびるが私の唇に触れる前にどうしても伝えておきたいーー
「あなたのことが好きです。」
「……僕もだよ。」
カフェに来ていたのは私に会いたかったから。
そう耳元で囁いてくれて
嬉しさと緊張で身体は硬直した
一目惚れで両思い
なんて、私は幸せなんだろう。
こんなに恋愛がうまくいっていいのかな?
ドッキリとか…ないよね?
「んッ……」
そんな考えはこのキスで忘れてしまう。
ゆっくりと口を割って舌を絡めてくる。
タバコを吸うからかすこし苦い味がするけど
それが余計に彼にキスされていると実感できていいーー
キスは高校の時付き合っていた彼氏と一度だけしたことがある。
だけどその時のキスは今のようなキスじゃなくて
ただ唇と唇を重ねただけ――
こんな風に自力で立てなくなるような気持ちのいいキスではなかった。
「はぁッ……」
唇がやっと離れて、息ができると思っていっぱい息を吸い込んだら声が漏れた。
「いい顔だね。」
自分ではどんな顔をしているかわからないけど
ただ頬が赤くなっているのだけはわかる。
目も涙目になって――
やっと息ができたのにまた唇を重ねられた。
たださっきのキスと違うのは
今度はキスをしながらワンピースのジッパーを下げられている。
“ジジジッ――”
ゆっくり……あんまりにゆっくりと下げられるから
自分の裸を見られるのが怖いとか
恥ずかしいとか
色んな感情がどんどん芽生えてきて体が小刻みに震えてきた。
「大丈夫…?止めようか?」
「ち、違うんです。私ッ――初めてで…」
22歳の私はまだ経験がない処女で
年上のこんなにもカッコいい彼はきっとたくさん経験があって――
そう思ったら貧相な体を見せるのに抵抗があった。
「……僕でいいのか?」
ジッパーに置かれたいた手が私の頬を包み込んで優しく聞いてくれる。
彼の顔をこんな間近でみたら――
NOなんて言えない。
返事をする代わりに首を縦に振った。
恥ずかしくて下を向いていると彼が覗き込んできて唇で唇をなぞってきた。
横にスライドしてきて……触れるか触れないかのキスが全身にゾクゾクと快感を走らせてくれた。
「んッ――」
ゆっくりとワンピースをはぎ取られて
露わになってくる体にキスされて――
一緒にご飯を食べるだけでも幸せだったのに
自分の体をこんなにも愛してくれる
もうこんな幸せな日は来ないかもしれない。
“パチンッ――”
ブラのホックをはずすとこんなにも音がするんだって
初めて気づいた。
それぐらいこの部屋では音が全くなくて――
そう思ったら自分が声を出すのが余計に恥ずかしくなって
口元に手を置いた。
「もっと聞かせて、君の声を。」
そう耳元で囁かれると全身が電流が走ったみたいにゾクゾクして
力が抜けて口元に置いていた手がいつの間にか彼と手をつないでいた。
「誠一さん……ッ」
露わになった胸に顔を埋めて
ゆっくりと舌で突起した部分へとなぞらえていく。
そして、ゆっくりと周りをなぞってくる。
「んんッ……!」
くすぐったい、だけど気持ちがいいーー
頭が何も考えられない。
「アッ!!……あッ…誠一さッ…」
誠一さんに触れられてピンと尖った先を
口に含まれ吸われた瞬間
立っていた足がガクンと力が抜けて自力で立てなくなった。
「美緒……」
耳元で名前を呼ばれて胸が熱くなる。
好きな人にずっと下の名前呼んでもらうのが夢だった
「お願いします……もう1度名前を…」
誠一さんは驚いた表情を一瞬したけど
わたしが大好きな優しい微笑みをしておでこにキスしてくれた。
「かわいいね、美緒……」
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自分でも触れたことがないところに誠一さんの指が滑り込んできた。
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