クロスな関係。

かのん

文字の大きさ
6 / 27

電話越しで…②

しおりを挟む
携帯を耳に挟んで、右手をおそるおそる下に伸ばしていく。
下着越しだけど触れたら湿っていた。



「もう湿っているでしょ?」



「それはッ……」



礼人さんに言われると恥ずかしくなって頬が赤くなってくる。
こんな格好…家にいるお姉ちゃんに見られたら、親に見られたら……
そう思ったら余計に恥ずかしいはずなのに
もうカラダは火照ってて手が…止められない。



「下着越しで触ってるの?」



「はい。」



「どんな感じ?」



「どんな感じって…湿っていて……ッ」



「じゃあ湿っているところ中指でやさしく触って……左手も休んじゃダメだよ。」



「んっ……ん……」



触れれば触れるほど下着がどんどん濡れてきてきているのはわかるけど…これじゃ足りない。
もっと…もっと私が知らない、感じたことがない快感がほしい。



「礼人さん…私足りないよ。」



「未亜…だけど今日はもう…」



「礼人さんに今までたくさん気持ちよくしてもらったから…知らなかった快感を知ってしかったからこそ、もっと気持ちよくなりたいの。知らない世界を知りたいの。」



今日バージンを捨てる覚悟はしていた。
だからこそ、今からでも、礼人さんと1つになりたい。



「未亜?まだ起きているの?」



「お姉ちゃん…うん、ちょっと…」



「早く寝なさいよ。お休み。」



「うん、お休み…」



ドアの向こうからお姉ちゃんに声をかけられて
自分が礼人さんに言ったことが急に恥ずかしくなった。
今までだって礼人さんにねだったことはある。
だけど、ここまでねだったことはない。



「あ、あの…」



「未亜、俺…」



「一週間後、8時にあの公園に来てください。」



「え?」



「私もう一度待ちます。だけど礼人さんが来なかったら私…他の人とホテル行きます。」



「未亜…」



「嘘じゃないです。本気です…約束守ってほしいからっ…」




高校を卒業したら――
ずっとこの日を夢見て待っていた。
それは私だけじゃなくて礼人さんも同じ気持ちだって思いたくて
こんなカケに出た。
もちろん礼人さんが来なくても誰かとホテルに行くなんて嘘だ。



だけど高校を卒業したら礼人さんと
普通のカップルみたいなことをしかったし




「好きだ」




たった3文字が私はこの時欲しくてたまらなかった。



しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

黒瀬部長は部下を溺愛したい

桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。 人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど! 好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。 部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。 スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

一夏の性体験

風のように
恋愛
性に興味を持ち始めた頃に訪れた憧れの年上の女性との一夜の経験

無表情いとこの隠れた欲望

春密まつり
恋愛
大学生で21歳の梓は、6歳年上のいとこの雪哉と一緒に暮らすことになった。 小さい頃よく遊んでくれたお兄さんは社会人になりかっこよく成長していて戸惑いがち。 緊張しながらも仲良く暮らせそうだと思った矢先、転んだ拍子にキスをしてしまう。 それから雪哉の態度が変わり――。

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

密会~合コン相手はドS社長~

日下奈緒
恋愛
デザイナーとして働く冬佳は、社長である綾斗にこっぴどくしばかれる毎日。そんな中、合コンに行った冬佳の前の席に座ったのは、誰でもない綾斗。誰かどうにかして。

【完結】ゆるぎとはな。

海月くらげ
恋愛
「せんせえ、もうシよ……?」 高校生の花奈と、聖職者であり高校教師の油留木。 普段穏やかで生徒からも人気のある油留木先生。 そんな男が花奈にだけ見せる表情がある。 教師×生徒 禁断TL小説

処理中です...